妊婦はうなぎを食べていい?摂取量で胎児に影響が?食べた人の実体験も
【医師監修】うなぎは妊娠中によくないと聞いたことがある妊婦さんも多いのでは。うなぎは栄養満点で妊娠中にも元気をもらえそうですが、実は妊婦さんが妊娠中に摂取すると胎児に悪影響を及ぼす可能性がある食品なのです。ここでは、妊娠中のうなぎの摂取について詳しくご紹介します。
妊娠中の妊婦さんはうなぎを食べてもいいの?

妊娠中に「うなぎを食べてしまったけれど大丈夫?」と心配になる妊婦さんもいるようです。確かに、うなぎに含まれている成分が胎児へ影響するという研究結果が発表されていますので、注意が必要でしょう。では、どうして食べてはいけないのか、いつから食べていいのか、どれくらいなら食べていいのでしょうか。先輩ママたちの体験談とともにご紹介します。
(妊娠中の食事については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠中の妊婦さんがうなぎを食べてはいけない理由
夏バテにもよく、精力をつけてくれそうなうなぎですが、妊娠中の妊婦さんはどうしてうなぎを控えた方がよいのでしょうか。それはうなぎに含まれるレチノールという物質が関係しています。この物質は妊娠中の妊婦さんが継続して多量に摂取すると、胎児の奇形を招く恐れがあるのです。
内閣府の食品安全委員会発行の資料でも、妊娠初期、妊娠を希望する女性に関して、ビタミンAの摂取量が推奨量をオーバーしないように注意喚起しています。ビタミンAは体にとって大切な栄養分ですから、不足してはいけません。ですが、妊娠中に継続して大量に摂取することは推奨されていないのです。(※1)
(胎児に影響が出る可能性がある妊娠中の病気については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠中の妊婦さんのうなぎの摂取と胎児への影響

では、妊娠中の妊婦さんがうなぎを食べてしまったら、具体的に胎児にどのような影響がある恐れがあるのでしょうか。レチノールという物質とあわせて詳しく見てみましょう。
レチノールとは

うなぎに含まれるレチノールという物質は、動物性のビタミンAです。ビタミンAは2種類あり、1つはこのレチノールで、もう1つはβカロチン。レチノールはうなぎやレバーなど動物性の食品に含まれ、βカロチンはにんじんなどの植物性食品に含まれています。
レチノールとβカロチンは体に摂取されると、どちらもビタミンAになります。ビタミンAの役割は、肌を健康的に保ること、視覚や聴覚などの機能維持、成長促進、鼻やのどなど粘膜に働いて体を細菌から守ることなどです。このビタミンAが不足すると、皮膚や粘膜が乾燥し、抵抗力が弱まって病気になりやすくなってしまいます。
しかし、摂取量が多くなりすぎてしまうと肝障害などを起こすことがあります。レチノールは「脂溶性」の性質のビタミンで、尿と一緒に排出されずに脂肪組織や肝臓にそのまま蓄積されてしまうからです。
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