おりものがピンク色になる要因と対処法!生理前後だと病気の可能性も?

【医師監修】ピンク色のおりものといえば、生理前や生理後の異常、妊娠初期症状等、何かしらの体からのサインとなります。正常なものから異常なものまで、正しい知識をもって体の状況にいち早く反応できるようにするためにも、ピンク色のおりものが出た時の要因と対処法についてご紹介します。

専門家監修 |産婦人科医 リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。

目次

  1. おりものとは
  2. 正常なおりものとは
  3. おりものがピンク色になる要因は?
  4. 生理前のピンク色のおりもの
  5. 生理後のピンク色のおりもの
  6. 妊娠超初期・妊娠初期のピンク色のおりもの
  7. 妊娠中期のピンク色のおりもの
  8. 妊娠後期のピンク色のおりもの
  9. こんなおりものに要注意!ピンク色以外にもおりものからわかる病気のサイン
  10. ピンク色のおりものが出た時の対処法
  11. おりものと上手に向き合って安心した日々を過ごそう

また、妊娠後期で出産予定日が間近の場合は破水の可能性も考えられるため注意が必要です。血が混じった微量の破水だと「これはおりものかな?」と勘違いしてしまう方もいるでしょう。本格的な破水は透明の水のようなものがジャーっと排出され、若干生臭さのあるにおいが伴います。破水のサインを見落とすことのないよう、おりものはよく観察してくださいね。

先輩ママ

30代後半

予定日まであと数日と迫った妊娠後期のことです。トイレに行くとピンク色のおりものが出ていたので「おしるしかな?」とワクワクしていたら…突然大量の出血が。急いで病院に行ったら、原因がはっきりわからないと言われ緊急帝王切開をすることになったのです。

妊娠後期のピンク色のおりものに下腹部の痛みが伴ったり、大量に出血し始めたりした場合には子宮内で異常が発生している可能性もあります。そういった際には自分だけで判断をせず早急に主治医に相談しましょう。出産間際の大切な時期であれば、母体や赤ちゃんに影響が出る恐れもあります。些細であっても気がかりな点は早めに相談するよう心がけてくださいね。

(妊娠後期のおりものについては以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠後期・臨月のおりものの変化と特徴!量は?何色?おしるしとの違いも

こんなおりものに要注意!ピンク色以外にもおりものからわかる病気のサイン

普段のおりものをよく観察すると、自身の体に起こっている異常にいち早く気付くことができるでしょう。ピンク色のおりもの以外にも、病気の症状であると推測できる色や形状のおりものがあります。ここでは病気別におりものの特徴についてご説明していきます。「おりものがいつもと違う」と感じたら、こちらに当てはまる症状がないか確認してみましょう。

ピンク色以外にもおりものからわかる病気【カンジダ膣炎】

カンジダ膣炎は、成熟した女性の5人にひとりがかかる性感染症のひとつです。ヨーグルト状のカスカスしたおりものや性器の強烈なかゆみがみられたら、カンジダ膣炎に感染している可能性が高いでしょう。妊娠中は特に感染しやすく、妊婦健診時に診断されて驚く方も少なくありません。免疫力の低下時にも感染しやすく、まれに幼児や老人の患者もいます。(※1)

ピンク色以外にもおりものからわかる病気【細菌性膣炎】

細菌性膣炎は女性の膣内にいる細菌が異常繁殖することによって炎症を起こす病気です。おりものの状態は水っぽく、黄色や灰色がかった色味になります。そして、魚が腐敗したような強い悪臭が最大の特徴となっています。放置すると治療も長引きますので、早急に産婦人科を受診しましょう。

ピンク色以外にもおりものからわかる病気【トリコモナス膣炎】

性器の中にトリコモナスという肉眼では見えないレベルの原虫が寄生し、炎症を起こす病気がトリコモナス膣炎です。おりものの特徴としては泡状で黄緑がかった色味であることが挙げられます。炎症が卵管や子宮にまで及ぶと流産や早産、不妊の危険性が出てくるため早期治療が必要です。しかし、自覚症状がなく感染に気付けない女性も多数います。(※1)

ピンク色以外にもおりものからわかる病気【淋菌感染症】

淋菌感染症も、感染した女性のほとんどに自覚症状が出ないとされる病気です。治療せずに放置してしまうと淋菌が子宮頸部や子宮頚管まで達し、子宮頚管炎を発症します。おりものは緑白色または黄色っぽい膿のような状態になり、量も普段より増えるのが特徴です。悪化する前に感染に気付けるよう、ぜひ頭に入れておいてくださいね。

ピンク色以外にもおりものからわかる病気【クラミジア感染症】

クラミジア感染症は、バクテリアの一種であるクラミジアが体内に入り込んで炎症を起こす病気です。おりものは量が増加してにおいも少しきつく感じることがあります。こちらも感染当初は自覚症状がほとんどみられないケースが多い病気のひとつです。

ピンク色以外にもおりものからわかる病気【子宮頸管ポリープ・子宮頚がん・子宮体がん】

関連する記事