妊婦は牛乳を飲んでいい?妊娠中は適正量がある?胎児への影響は?
【医師監修】妊婦さんの妊娠中の食事は、胎児への栄養となっているため、気をつけることが多くあります。そんな妊娠中の食事の中でも今回は牛乳にスポットを当ててご紹介していきます。妊婦さんが牛乳を飲むことによって胎児のアレルギーへの影響や適正量について見ていきましょう。
もし寝つきが悪かったり眠りが浅かったりと睡眠に悩みを抱える方は、牛乳を温めて飲んでみるとよいでしょう。トリプトファンによって身体がリラックスしやすい状態になり、身体も温まるので眠りを誘発しやすくなると言われています。
島袋史
産婦人科医
牛乳は消化不良を起こすので、睡眠障害をおこすリスクがあります。また寝る前にのむと、身体は消化に難しい食品を消化するために酵素を多量に消費するので、寝る前に食品をとらないこと、できれば水も飲まず、喉がかわいたらうがいをして吐き出すことがおすすめです。夜間頻尿にもその対応が大切です。
妊娠中の牛乳摂取のメリット【胃もたれにも効果あり】
牛乳は胃もたれや胃痛にも効果があるとされています。牛乳のタンパク質は乳性タンパク質と呼ばれる特殊なもので、胃酸を分解させる働きがあるためです。特に妊娠初期にはつわりの症状により胃もたれが起きやすくなりますので、妊娠初期のつわりがひどいときには少し牛乳を飲んでみるとよいでしょう。
妊娠中を通して起こりがちな胃もたれや、胃酸過多で不快な胃の症状が現れることも多いはずです。その場合、牛乳を摂取することで症状が軽くなる効果が期待できるでしょう。
妊娠中の牛乳摂取のデメリット
妊娠中の牛乳の摂取にはメリットがたくさんありますが、その反面デメリットもあります。牛乳を飲む際にはデメリットの点に注意しながら飲む必要があるでしょう。
牛乳は脂肪分が高く妊婦さんの体重管理には厳しい
牛乳には多くの栄養素が含まれていますが、脂質の摂取量も多く注意が必要です。牛乳100mlの中には約3.8gの脂質が含まれています。
妊婦さんの1日の脂質の上限摂取量は約55gです。したがって、コップ1杯の牛乳を飲んだだけでも上限摂取量の約1/7を占めることになります。特に妊婦さんは脂肪がつきやすいため、飲み過ぎに注意しなければなりません。
(妊娠中の体重管理については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠中は下痢に注意
体質によっては、牛乳を飲むとお腹がグルグルと鳴ったり、下痢気味になってしまう方もいるかもしれません。牛乳を飲むと下痢になりやすいという方は、摂取量の調整や摂取方法を工夫しましょう。くれぐれも飲み過ぎは禁物です。
ホットミルク美味しい🥛未だに牛乳飲んだらお腹グルグルするけど🌀🌀
— 人妻ちゃん (@owata_JPN) November 10, 2017
カルシウム、鉄分、葉酸入り☺️
妊婦さんにとって必要な栄養素が入ってる☺️メグミルクのca鉄
温まったから漸く寝れそう😴
おやすみなさい💤
妊婦さんが下痢になったとしても流産に繋がったり、赤ちゃんに影響するとは考えられていません。しかし、妊娠中はなるべく薬の服用は避ける必要があるため、下痢にならないようにする配慮を心掛けることが大切です。
(妊娠初期から中期の下痢については以下の記事も参考にしてみてください)
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