新生児のくしゃみが多い…原因や対処法は?アレルギーと風邪の違いは?
【医師監修】ただのくしゃみでも可愛い新生児期。でもあまりに頻繁だと「風邪?アレルギー?」とママはとっても心配。様々な原因で起こる新生児期のくしゃみについてママが知っておきたい「原因・対処方法・受診目安」と、くしゃみを起こす「子どもの病気」を解説します。
新生児のくしゃみが多い原因は?
産後間もない赤ちゃんが頻繁にくしゃみをしているのを見ていると「何故こんなにくしゃみが多いんだろう?」と心配になるママも多いでしょう。大人のくしゃみは多くの場合がアレルギーや風邪なので赤ちゃんもそれが原因では?と気になりますよね。
しかし、赤ちゃんは体が未発達なので生理的に起こるくしゃみが多いのです。まずは生理現象として起こりやすい、産後間もない赤ちゃんの頻繁なくしゃみの原因をご説明します。
新生児のくしゃみが多い原因【鼻毛が無いから】
子供のお世話をしていても意外と気付かないものですが、実は新生児には鼻毛がありません。「鼻毛が未発達」のため、鼻に入った異物がダイレクトに粘膜へ付着する事から新生児は頻繁にくしゃみをしてしまうのです。
個人差の大きいものですが、あるアンケートでは月齢2ヵ月から月齢4か月で生えてくる赤ちゃんが一番多いという回答があります。それ位になると赤ちゃんは泣く時に涙が出てくる様になるので、泣く時に涙を流し出したら鼻毛も生えてきたかな?とチェックしてみてましょう。
成長と共に鼻毛が生えそろうと異物が入り込みにくくなるので、くしゃみの回数は大幅に減っていきます。
新生児のくしゃみが多い原因【意外な原因】
ほこり等の異物やアレルゲンを含む「アレルギー物質」がくしゃみの原因となるのは、大人も一緒なので何となく想像がつくでしょう。しかし、その他にも赤ちゃんはこんなものに反応してくしゃみをしています。
●太陽光や照明の明るさ
●空気の乾燥
●冷気
大人が何も感じない様な光でも、産後間もない赤ちゃんには強い場合があります。赤ちゃんにとって光が強過ぎると視神経が刺激されてくしゃみをします。
その他「空気が乾燥」し過ぎると粘膜が乾き異物を取り込み易くなってくしゃみが出たり、「冷気」が体の中に入ると体温が下がってしまうため、くしゃみをして冷たい空気を排出しようとします。色々な環境の変化を察知して起こる子供のくしゃみって、実はとても高性能に体内を守る役目をしているのです。
新生児のくしゃみが多い原因【くしゃみとおならを一緒にしちゃう】
赤ちゃんのお世話をしていると、「くしゃみとおなら」を一緒にしちゃう場面に遭遇する事が割と頻繁にあります。また母乳やミルクの哺乳中にくしゃみをして、鼻から母乳やミルクが出てくる事もありますよね。
乳児は排泄中や、母乳やミルクの哺乳中の内臓の動きにまで敏感に反応し、くしゃみをします。思わず笑ってしまう場面ですが、体内で臓器が活発に動いている証拠なのです。
マキ先生
小児科医
くしゃみとおならを一緒にしちゃうのは、くしゃみで腹圧がかかってついおならも出てしまうからです。腸蠕動とはおそらく関係ありません。
(乳児のおならについては以下の記事も参考にしてみて下さい)
新生児のくしゃみが多い時の対処法は?
子供のくしゃみはその原因の多くが「生理的な反応」とはいえ、自分のくしゃみに驚いて泣く赤ちゃんを見ると、何とかしてあげたいと思うのがママの気持ちですよね。ポイントを押さえた対策をして、赤ちゃんが快適に過ごせる環境にすることがくしゃみを減らす一番の近道です。
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