新生児から音楽を聴く効果は?脳・知育への影響は?曲選びのコツも解説!

新生児から音楽を聴くとどんな効果があるのか、脳・知育への影響などについてくわしくご紹介します。また、新生児のときから聞かせてみたい音楽の曲選びのポイントや、聴かせるタイミングなどのコツや注意点もありますので、参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんは音楽がいつから聴こえるの?
  2. 新生児から音楽を聴く効果はある?脳・知育への影響は?
  3. 新生児の発達に効果的な曲選びのポイントは?
  4. タイミングなど新生児に音楽を聴かせる時のコツ
  5. 新生児に音楽を聴かせる際の注意点は?
  6. 新生児の寝かしつけ音楽を使う際のポイント
  7. 新生児が泣きやまない時に音楽を使うポイント
  8. 赤ちゃんに音楽を聴かせよう!

新生児や赤ちゃんが音楽を聴くことによってストレスが緩和される効果があるといわれています。ストレスは、大人にとっても大敵ですよね。もちろん、生まれたての赤ちゃんにとってもストレスは大敵です。ストレスを感じると体内からコルチゾールというホルモンが分泌されますが、少量であれば健康には問題ありません。

しかし、ストレスホルモンであるコルチゾールが多くなり過ぎると、高血圧・高血糖、免疫機能の低下などが起こるといわれています(※2)。これは、赤ちゃんでも大人でも同じです。そこで、好きな音楽を聴くとホルモン・コルチゾールが減るといわれていますが、赤ちゃんにとっての好きな曲とはお母さんが好きな曲です。

胎内にいたころから、お母さんがよく口ずさんでくれた曲や、お母さん自身が好きでよく聞いていた曲など赤ちゃんがリラックスできるような曲がいいでしょう。

言語能力の発達を促す

実は音楽を聴くことで言語能力の発達を促すともいわれています。そもそも、新生児や赤ちゃんは成長していくにつれて、外から聴いたさまざまな音をどんどん溜め込んで学習していきます。赤ちゃんは、何気なくお母さんやお父さんが話している言葉も音として捉え学習していますよ。

そして、自分の中で聞いた音を反復するように自ら発してみるのです。もちろん、最初はうまくいきません。赤ちゃんらしい「うー」や「あー」という発音が多いです。この繰り返しを行うことで言語能力が発達し、やがて言葉になります。

新生児から音楽を聴いていた赤ちゃんはより多くの音を聴くことができるため、音楽を聴くことは言語能力の発達に効果があるといわれているのです。

音感やリズム感がよくなる

新生児である赤ちゃんのときから音楽を聴くと音感やリズム感がよくなるといわれています。「音感やリズム感って必要なの?」と思う人もいるかもしれませんね。まず、リズム感とは音の時間的変化の構造を認識する力のことです。そして、音感は音の性質を聴き分けることができる感覚のことを指します。

音の性質とは、音の強弱だけでなく音の種類や高低などです。特に音感の部分は、脳の発達や知育にとっても大きな影響がありますね。音の強弱や高い・低いがわかることで、喜怒哀楽などの感情を読み取ることにもつながります。また、音の種類は誰の声かを認識するにも役立つでしょう。

脳の刺激になる

音楽はジャンルや曲調にもよりますが、新生児や赤ちゃんの脳の発達や知育にもよい影響を与えるといわれています。かつて、モーツアルトの曲を聴くと頭がよくなるという話もありましたよね。しかし、残念なことにモーツアルトの曲を聴くと頭が良くなるという説は誤りであることが発表されました(※3)。

しかし、音楽を聴くことは新生児や赤ちゃんにとってたくさんのメリットがあります。音楽学習は、新生児や赤ちゃんにとって脳の発達に与える影響が確認されています。音楽学習に取り組んだことのある子どもや赤ちゃんの方が、そうでない子にくらべてコミュニケーション能力や社会性が高く、記憶力もいいのです。

(子供向けの知育アプリについては以下の記事も参考にしてみてください)

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新生児の発達に効果的な曲選びのポイントは?

新生児が音楽を聴くと脳の発達や知育によい影響があるとされていますが、新生児の発達に効果的な曲選びのポイントとはなんでしょうか?新生児のときから、子供にとってよいものを選んであげたいと思う親は多いですよね。どうせ聴くのであれば、脳の発達や知育に効果的な曲を聴かせてあげたいものです。

身体を動かす曲

新生児や赤ちゃんの脳の発達や知育には、身体を動かすような曲が効果的ともいわれています。身体を動かす曲というとダンスをイメージするかもしれませんが、もっと簡単なものです。曲に合わせて新生児や赤ちゃんが、思わず手や足をバタつかせるようなものでもいいでしょう。

新生児のころは曲に合わせて身体を動かすことがなくても、次第に音楽が楽しいと感じたら身体を動かすことも増えてくるでしょう。また、童謡の曲などにある「つんつん」という、擬音が含まれる曲もおすすめですよ。

聴きとりやすい曲

赤ちゃんや新生児が聴く曲として、聞き取りやすい曲がいいでしょう。ピアノやバイオリン、チェロなどさまざまな楽器が混ざった曲よりも、ピアノのみなど聞き取りやすい曲を選んでみてくださいね。オルゴールの優しくゆっくりな音色も、新生児や赤ちゃんにとっては聴きやすいといわれています。

繰り返しの多い曲

新生児や赤ちゃんに曲を聴かせるのであれば、リズムに繰り返しが多いものを選ぶとよいでしょう。新生児のうちから音楽を聴くことは言語能力の発達に良いとされていますが、それは曲を通して言葉を覚えるためです。ですので、新生児や赤ちゃんが聴く曲を選ぶのであれば、繰り返しの言葉とリズムが多い曲がおすすめですよ。

シンプルな曲

赤ちゃんや新生児にはシンプルな音楽がおすすめです。新生児や赤ちゃんは、これからたくさんの音を聴き言葉を学んでいきます。そのため、複雑な演奏の音楽よりは、シンプルでメロディーのわかりやすい音楽がおすすめです。音楽学習を考えているのであれば、赤ちゃんの段階に合わせて聴く曲を変えていくのもいいですね。

音が高い曲