新生児の寝言泣き・うなりは大丈夫?原因・対処法は?夜泣きとの違いも解説

【医師監修】赤ちゃんが寝ている時の寝言やうなり声で、慌てたことはありませんか?こちらの記事では新生児の寝言泣き・うなりの原因や、それぞれの対処法を紹介します。また、赤ちゃんの夜泣きとの違いや、新生児の睡眠のリズムについても説紹介するのでチェックしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 新生児の睡眠のリズムは?大人との違いは?
  2. 新生児が寝てる時の寝言泣き・うなりの原因は?
  3. 新生児がうなる時の対処法
  4. 新生児の寝言泣きと夜泣きの違いは?どう見分ける?
  5. 新生児の寝言泣き対処法は?
  6. 赤ちゃんの寝言泣き・うなりは気にしすぎないで!

夜中に赤ちゃんが起きた時、母乳をあげたりミルクをあげたりするママやパパも多いことでしょう。授乳やミルクの際に、赤ちゃんがうなっていることはありませんか?新生児の場合、満腹中枢がまだ未発達です。お腹がいっぱいなのに母乳やミルクを飲み続けている場合もあります。

睡眠の間の授乳やミルクの時にうなる場合は「お腹がいっぱいで苦しいよ」というサインかもしれません。授乳やミルクの際にうなり声をあげられたら、赤ちゃんの様子を確認するようにしましょう。

暑すぎ・寒すぎでうなる

新生児は体温調節が苦手なので、寝ている時に暑すぎたり寒すぎたりしてうなり声をあげている場合もあります。赤ちゃんが大人と同じように着ていたり、布団をかけたりしていると暑すぎる場合もあります。

赤ちゃんが暑がっているか、寒がっているかを確認するには、赤ちゃんのお腹と背中を触ってみることです。お腹や背中が汗ばんでいたら、暑いと感じている証拠なので、少し薄着にしてあげましょう。逆にお腹や背中が冷たく感じたら、着るものを増やしたり、布団をきちんとかけてあげたりなど対応してあげるとよいでしょう。

(新生児のうなりについては以下の記事も参考にしてみてください)

新生児がうなる!うなりの原因と対処法まとめ!

新生児がうなる時の対処法

新生児がうなる原因はさまざまなものがあるようです。暑すぎ寒すぎが原因の場合や、ミルクや母乳を飲みすぎの場合、胃腸がの働きが原因な場合などがあります。新生児がうなる時の対処法を一つひとつ紹介します。

母乳やミルクのあげすぎをチェックする

新生児は満腹中枢が未熟なので、お腹がいっぱいになっていることがわかりません。飲みすぎている場合が考えられるので、母乳やミルクのあげすぎをチェックしてみましょう。授乳の前と後に赤ちゃんの体重を測ると、どのくらい母乳やミルクを飲んだのかチェックすることができますよ。

母乳やミルクを与えている最中に、赤ちゃんの口から母乳やミルクがこぼれるのもあげすきを知らせるサインです。そのサインを見逃さないよう、授乳中の赤ちゃんの様子を常にチェックしてみましょう。

身体を動かしてあげる

お腹にガスがたまっていそうな場合は、新生児の身体を優しく動かしてあげましょう。動かし方はとても簡単です。赤ちゃんのお腹を左右に優しくひねってあげたり、足首を優しく持って自転車をこぐような動きをさせてみたり、うつ伏せにして背中をさすってあげたりしてみましょう。

この時注意したいのが赤ちゃんの様子です。赤ちゃんが嬉しそうな素振りを見せている場合は、続けて身体を動かしてあげます。逆に赤ちゃんが嫌がっている様子を見せたら、無理をさせずにすぐにやめてあげましょう。赤ちゃんの様子を確認しながら行ってみてくださいね。

げっぷをさせる

授乳やミルクの時間が終わったら、必ずげっぷをさせますよね。しかしげっぷを促したつもりでいても、出し切れていない場合もあります。それがうなりの原因になる場合もあるのです。げっぷをしっかり出させてあげるために、姿勢を工夫してみましょう。

げっぷが一番出やすい方法は赤ちゃんを縦抱きするやり方です。赤ちゃんの腹部がママの肩に当たる位置で縦抱きし、背中をなでてあげます。ママの肩が赤ちゃんのお腹を圧迫するので、すんなりとげっぷを出させてあげることができますよ。別の方法では赤ちゃんを横向きで、ママの太ももに腰掛けさせ背中をなでてあげるやり方もあります。

赤ちゃんのお腹をマッサージしてあげる

うなりの原因となるお腹のガスを抜く方法は、赤ちゃんのお腹をマッサージしてあげることでも効果が期待できます。赤ちゃんがびっくりしないように、手を温かくしてから、ベビーオイルなどを用いてお腹をマッサージしてあげましょう。

新生児のお腹へのマッサージの方法はとても簡単です。少しお腹に圧がかかるくらいの力で、おへそ周りに「の」の字を書くようなイメージで手の平を使ってさすってあげます。便秘解消にも効果があるので、毎日マッサージしてあげてみてはいかがでしょうか。赤ちゃんとのスキンシップにもなるのでおすすめです。

富田規彦

小児科医

授乳の時に飲み込んだ空気が胃の中にたまると、膨らんだ胃が肺を圧迫するので苦しくなります。げっぷをさせたり、おなかのマッサージをすることで、空気が抜けて楽になる場合があります。


(ベビーマッサージについては以下の記事も参考にしてみてください)

ベビーマッサージオイルは選び方と使い方が重要!人気おすすめ15選