ハンドリガードとは?手を見る意味・原因は?生後3ヶ月の成長発達のサイン?
【医師監修】赤ちゃんは成長に伴って、ハンドリガードを行うようになります。ハンドリガードの意味・原因をはじめ、ハンドリガードをする時期も紹介します。いつからいつまで行われるものなのでしょうか。ハンドリガードをしない赤ちゃんの発達についても解説していきますよ。
ハンドリガードはいつからいつまで行われるものなのでしょうか。個人差はありますが、一般的にいつからいつまで行われることが多いのか紹介していきます。
開始
ハンドリガードの開始は、生後3ヶ月ほどからです。まずは視界に入った手をよく見つめるようになり、手の動きと目に映るものの関係をとらえ、手が自分で動かせることに気が付きます。その後は、手がどのような動きをするのか、手を動かすとどのような形に見えるのかということに興味がうつります。
ハンドリガードがいつから始まるのかについては個人差があり、生後2ヶ月や4ヶ月ごろに始める場合もありますよ。
(生後3ヶ月の赤ちゃんの発育目安については以下の記事も参考にしてみてください)
終了
生後4ヶ月ごろになると、ハンドリガードをしなくなります。手の動きに多様性が出てきたり、手をなめる動作が現れると、終了が近づいているサインです。これまでやっていた動作をしなくなることについて心配になることもあるでしょう。しかし、ハンドリガードをやめる時期には、赤ちゃんは身の回りのものに興味を持ち始めています。気になるものがたくさんあるからこそ、ハンドリガードをやめるわけですね。
いつまでハンドリガードが続くのかについても、個人差は大きくなります。生後4ヶ月経つまでにやめてしまう子もいれば生後6ヶ月を過ぎても続ける赤ちゃんもいます。個人差があるものなので、ハンドリガードを長く続けていても気にしないようにしましょう。
(生後6ヶ月の赤ちゃんの発育目安については以下の記事も参考にしてみてください)
ハンドリガードをしない赤ちゃんもいる?成長の遅れ?
ハンドリガードがいつから始まるのか気にしていても、ハンドリガードをしない赤ちゃんもいます。ハンドリガードは赤ちゃんの動作として知られているので、しないと不安になりますよね。成長が遅れているのではないかと考えるママも多いでしょう。しかし、ハンドリガードをしないと発達が遅れているというわけではありません。
まずは、ハンドリガードと同等の動きをしていないか確かめてみましょう。手ではなく足の動きに集中している場合は、ハンドリガードと同じものだととらえられます。また、手をじっと見る仕草がなくとも、手足をしっかり動かしていたり、動くものを目で追っている場合は、発達している証です。
ハンドリガードは期間が短いので、いつまでもしないと思っているうちに終わっていることもあります。それでも心配な場合は専門機関に相談しにいきましょう。赤ちゃんの成長は個人差がつきものなので、気にしすぎないことが大切ですよ。
ハンドリガードで利き手が分かる?
片方の手だけでハンドリガードを行っていると、それで利き手がわかるのではないかと言われています。しかし、ハンドリガードでよく使っているからといって、利き手とは限りません。ハンドリガードと利き手の関連性については科学的には証明されていないのです。
利き手が明らかになるのは、ものをつかむ、ボールを投げるなどの動作を行うようになってからで、3歳くらいからだと考えられています。
ハンドリガードは成長発達のサイン!
赤ちゃんは成長の過程でさまざまな動きを見せるようになります。それは赤ちゃんが今後生きていくために必要なもので、ハンドリガードもその一つです。しかし、ハンドリガードをしないからといって、心配する必要はありません。
赤ちゃんの成長や動きには個人差があり、それは個性でもあります。心配なときには、気軽に相談し、あとは見守ってあげることが大切ですよ。
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