授乳中の生理再開は悪影響?母乳の味・量の変化や、適切な対処法を紹介

【医師監修】授乳中の生理再開の影響は?授乳中に生理が再開する理由、一般的な再開時期の目安、量・質の変化など生理再開が母乳や赤ちゃんに与える影響について解説します。産後すぐに生理再開した場合の授乳のコツ・注意点や、生理痛がひどい時の薬の服用可否についても解説。

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Contents
目次
  1. 授乳中は生理がこない?
  2. 授乳中に生理が再開する理由は?
  3. 産後の生理再開は一般的にいつから?
  4. 授乳中の生理は量・味など母乳の質に悪影響?
  5. 産後すぐに生理再開した場合の授乳のコツ・注意点
  6. 妊娠前と産後の生理の違いは?
  7. 授乳中に生理痛がひどい時に薬は飲める?
  8. 授乳中に生理が来ても焦らない!

産後の生理が早い時期に再開するのには、ママのストレスが原因となっている場合もあります。授乳中に関わらず、生理が不規則になるのにはストレスが大きな原因となりますよね。授乳中でも、ストレスの影響は生理に大きく関わってくるのです。ストレスによってホルモンバランスが乱れると、授乳中でも生理が再開しやすくなります。

パート

40代

赤ちゃんが本当に寝ない子で、ストレスと疲れがたまったからか生理の再開も早かったです。再開したはいいものの、かなり不規則でちゃんとした生理って感じではなかったかな。育児ストレスが原因だと思う。

ストレスの影響によって生理が再開した場合は、またすぐに生理が止まってしまったり、早い周期で生理がきたりと不規則になる可能性も高いでしょう。

乳腺炎による授乳回数の減少

授乳中の生理の再開には、乳腺炎による授乳回数の減少も影響してきます。乳腺炎によって授乳できなくなると、授乳によって分泌されるホルモンがその分減っていきますよね。乳腺炎で授乳できない期間が数日でも、生理が再開してしまうこともあるのです。

母乳の量が少ない体質

もともと母乳の出が悪く母乳量が少ない体質のママは、母乳がたっぷり出るママよりも生理再開が早いといわれています。母乳が少ない場合、ミルクを足すなどして授乳の回数自体が減りがちですよね。そのため、ホルモンの分泌も少なくなり、生理が再開しやすくなるのです。

産後の生理再開は一般的にいつから?

産後の生理再開は、個人差が大きく一概にいつからとはいえません。早い人では、生後1〜2ヶ月で生理が再開する場合もあります。一般的には生後8ヶ月前後に生理が再開するママが多く、離乳食が始まり授乳回数が減ってくるタイミングで再開していると考えられます。

また、生理の再開には授乳が大きく関係しているため、母乳育児かミルク育児かによっても生理の再開時期は異なる傾向にあるといえるでしょう。ミルク育児のママの方が、比較的早く生理が再開する傾向にあります。完全ミルク育児の場合、産後2~4ヶ月で生理が再開する人が多いとされています。

また、産後の生理再開はママの年齢によっても違いが出ると考えられています。若いママの場合、それだけ女性ホルモンの働きも活発なため、生理再開は早い傾向にあるといえるでしょう。

(産後の生理再開については以下の記事も参考にしてみてください)

産後の生理再開はいつから?授乳中はこない?2人目が欲しい場合は?

授乳中の生理は量・味など母乳の質に悪影響?

授乳中の生理再開は、母乳にも影響を及ぼすと考えられています。ここからは、生理再開が母乳にどのような影響を及ぼすのかについてくわしく解説します。

母乳の出が悪くなる

産後の早い時期に生理が再開すると、生理期間中は母乳のでる量に影響があると考えられています。生理で血が足りなくなり、母乳が出にくくなるといわれているのです。しかし、生理がくると突然母乳が止まってしまうというわけことはないので、過剰に心配する必要はないでしょう。

パート

30代

産後生理が再開したのは赤ちゃんにまだおっぱいをあげている時期だったんだけど、生理期間はあきらかに母乳の量が減ってたよ。勢いよくごくごく飲んでたのが、生理時期は全然で。すごく心配になって、生理期間だけはミルクも足すようにした。

生理の時期が終わると、母乳は普通に出るようになる場合がほとんどといえるでしょう。心配しすぎず、マッサージなどのケアで乗り切りましょう。

母乳の味が薄くなる

生理中の母乳は、いつもよりも味が薄くなるといわれています。母乳の味は飲んでいる赤ちゃんにしか分かりませんが、生理の量が多い日ほど母乳の味は薄くなると考えられているのです。赤ちゃんによっては、生理期間の母乳を一切飲まないという場合もあります。生理の時期の母乳を嫌がり、乳首を噛むなど行動に出す赤ちゃんもいるといわれています。