授乳中の生理再開は悪影響?母乳の味・量の変化や、適切な対処法を紹介

【医師監修】授乳中の生理再開の影響は?授乳中に生理が再開する理由、一般的な再開時期の目安、量・質の変化など生理再開が母乳や赤ちゃんに与える影響について解説します。産後すぐに生理再開した場合の授乳のコツ・注意点や、生理痛がひどい時の薬の服用可否についても解説。

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Contents
目次
  1. 授乳中は生理がこない?
  2. 授乳中に生理が再開する理由は?
  3. 産後の生理再開は一般的にいつから?
  4. 授乳中の生理は量・味など母乳の質に悪影響?
  5. 産後すぐに生理再開した場合の授乳のコツ・注意点
  6. 妊娠前と産後の生理の違いは?
  7. 授乳中に生理痛がひどい時に薬は飲める?
  8. 授乳中に生理が来ても焦らない!

産後すぐに生理再開した場合の授乳のコツ・注意点

産後すぐに生理が再開した場合、授乳はどうしたらよいのでしょうか。ここからは、生理が再開した時の授乳のコツや注意点について解説します。

(産後すぐの生理再開については以下の記事も参考にしてみてください)

産後1ヶ月で生理は来る?悪露や不正出血との見分け方は?体験談あり

授乳回数を増やす

産後早い時期に生理が再開した場合は、今までよりも授乳回数を増やすことを意識してみましょう。生理再開によって母乳が薄まったり量が減っていると、赤ちゃんへの栄養が足りていない可能性も考えられます。赤ちゃんに十分に母乳を与えるためにも、母乳の回数を増やすとよいでしょう。

また、授乳回数を増やすことでホルモンの分泌を促すと、生理がまた止まるというケースもあります。「生理はまだきてほしくない」と考えているママは、とくに夜間の授乳を増やすとホルモンの分泌を促進することができますよ。

鉄分を多く摂取する

事務

30代

産後まもなく生理が再開してしまい、生理中に授乳していると貧血みたいにクラクラすることもあった。貧血を予防するためにも、鉄分をサプリで補ってたよ。鉄分とるようにしたら、だいぶ貧血の症状はおさまったかな。

産後、早い時期に生理がきた時は、鉄分を多めに摂るようにしましょう。母乳の成分は血液のため、赤ちゃんに授乳しながら生理もきてしてしまうと、貧血になりやすくなりママは体調を崩しかねません。授乳中に生理が再開してしまった時は、貧血予防のために鉄分をしっかり取り入れた食生活を意識してみましょう。

身体を温めるようにする

授乳中に生理が再開した場合は、身体を温めることを意識しましょう。生理期間は身体が冷えるという方も多いですよね。身体が冷えて血行が悪くなると、母乳の出にも影響が及びます。ただでさえ生理期間は母乳が出にくくなるといわれているため、身体を冷やさないようにすることはとても大切です。

専業主婦

20代

授乳してる時期に生理が再開して、生理がくると本当に母乳が出にくくなって大変だった。身体を温めることが大切だと知り、靴下を常に2枚履きしたりブランケットを羽織ったりしてた。身体を温めると母乳が出やすくなってたのか、心なしか赤ちゃんも飲みやすそうだったよ。

しっかり赤ちゃんに母乳を飲ませるためにも、とくに生理期間は身体を温める努力をしてくださいね。

母乳マッサージをする

生理の再開が授乳中であった場合、母乳が出やすい状態にするためにもマッサージをするとよいでしょう。生理中に授乳をすると、赤ちゃんがおっぱいを嫌がって乳腺炎などのトラブルになるというリスクもあります。リスクを避けるためにも、授乳中に生理がきた時は、日頃からマッサージを行いケアをしておくとよいでしょう。

会社員

30代

生理がこない間は全然問題なかったのに、生理がきた途端おっぱいの量が減ったり、赤ちゃんが飲まなくなったりと色々問題が出て大変でした。先生に相談したら母乳マッサージをすすめられ、毎日丁寧にケアすることを心がけたよ。

そのおかげか、生理期間でも母乳が出やすくなった気がする。

また、母乳マッサージによって血行が促進され、母乳の出もよくなる可能性もあります。赤ちゃんにしっかり母乳をあげるためにも、母乳マッサージは大切です。

心配しすぎないことも大切

授乳中に生理が再開してしまうと、母乳への影響などを考え不安になってしまうママもいますが、心配しすぎないことも大切です。心配してストレスをためてしまうことが、かえって母乳に悪影響を及ぼすことも考えられます。

授乳中に生理が再開することに、大きな問題はありません。「身体の回復が早かったんだな」とプラスに考え、穏やかな気持ちで赤ちゃんに接しましょう。

妊娠前と産後の生理の違いは?