母乳は血液からできてる?なぜ白い?出る・作られる仕組みや成分を徹底解説

【医師監修】母乳が血液からできていることを知っていますか?母乳が白い理由や作られる・出るまでの仕組みをはじめ、母乳に含まれる栄養素・成分などを紹介します。母乳をたくさん出す方法や、母乳に赤い血液が混ざってしまう原因、その対処法なども紹介するので参考にしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. 母乳の正体は血液って本当?なぜ白い?
  2. 母乳が作られるまでの仕組み
  3. 母乳が出るまでの仕組み
  4. 母乳に含まれる栄養素・成分
  5. 母乳をたくさん出すコツ
  6. 母乳が赤い…!血液が混ざってしまう原因は?
  7. 母乳に血が混ざってしまった場合の対処法
  8. 仕組みを理解して母乳育児を楽しもう!

母乳の正体は血液って本当?なぜ白い?

母乳は、ママの血液からできています。ママの乳房の中にはたくさんの毛細血管が張り巡らされていて、この毛細血管から、ホルモンの働きによって血液中の栄養素が浸透し母乳ができるのです。(※1)血液から浸みだしたものからできているのに、母乳が血のように赤くないのはなぜでしょうか?

血液は、赤血球が含まれていることで赤くなります。しかし、母乳として浸透してくる栄養分には赤血球が含まれないので、母乳が赤くなることはありません。母乳として染み出さないものがあるとは言っても、アルコールやニコチンは血液の中に溶け、母乳として赤ちゃんの口に入ってしまいます。授乳中の飲酒や喫煙は控えましょう(※2)。

赤ちゃんに安全な母乳を飲ませてあげるためには、ママが母乳についてしっかり知っていることが大切ですね。

(授乳中の注意点については以下の記事も参考にしてみてください)

授乳中のはちみつはダメは嘘!理由は?母乳に影響は?ただし注意点も

母乳が作られるまでの仕組み

母乳はどのような仕組みで作られるのでしょうか?血液から白い母乳が作られることには、ホルモンの働きが関係します。ママの乳房の中は乳腺房という組織があり、さらにその周りを毛細血管が囲んでいます。

母乳が作られるまでに大切な役割をするのがプロラクチンというホルモンです。赤ちゃんがママの乳首を吸うことでプロラクチンが反応します。プロラクチンが母乳を作るように指示を出すと、乳腺房で母乳が作られるのです。(※1)

(排卵と生理の仕組みについては以下の記事も参考にしてみてください)

排卵と生理の仕組みについて!卵子はどう関係する?

母乳が出るまでの仕組み

母乳は、どのような仕組みで出るのでしょうか?

プロラクチンによって白い母乳が作られた後、オキシトシンというホルモンが乳腺房の周りの筋肉の収縮を促して母乳を体の外に出します。このオキシトシンというホルモンの分泌を促すのも、赤ちゃんがママの乳房を吸う時の刺激です。母乳が足りない場合は1日に何度も赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうと、たくさん出るようになりますよ。(※1)

母乳の量が少ない原因は?

どうして母乳の量が少なくなってしまうことがあるのでしょうか?妊娠中についた脂肪は、子宮を守るためにも使われますが、体力を消耗している産褥期に十分な食事を摂れなくても母乳が出るような蓄えにもなっています。しかし、ママの代謝が悪かった場合はその蓄えを上手に活用できず、母乳の量が少なくなってしまう可能性があるのです。

母乳が作られるためには、乳腺の詰まりやすさや新陳代謝が落ちていないかなど、母乳を作る環境が整っていることが大切です。また、貧血や水分不足など母乳を作るための材料がそろっていることや、母乳を作り外に押し出すホルモンが整っていることも大切ですね。

母乳の量が少ない場合は環境、材料、ホルモンのどれが原因なのかをしっかり確認することが大切です。いろいろな原因が重なって母乳の量が少ないことにつながっている場合もあるので、医師と相談することも大切かもしれませんね。

母乳に含まれる栄養素・成分

化学が進歩したことで、母乳の栄養素が赤ちゃんの成長にとって最適であるということがわかっています。母乳に含まれる栄養素・成分を紹介していきます。

(産後に摂るべき栄養素については以下の記事も参考にしてみてください)

産後の食事で摂るべき栄養は?摂取目安は?おすすめの食材や注意点も!

タンパク質

牛乳のタンパク質にはカゼインという成分が含まれています。しかし、カゼインは胃酸と反応すると固まりやすく、赤ちゃんが吸収しにくいという特徴があるのです。

それに対して、母乳に含まれるタンパク質にはカゼインだけでなくアルブミンなども同程度含まれます。牛乳に含まれるタンパク質の8割がカゼインであるのに対し、母乳に含まれるカゼインはタンパク質のうちの5割となっているのです。このような理由で母乳に含まれるタンパク質は消化しやすく、赤ちゃんのお腹に優しいといえます。(※1)

脂肪