お宮参りのお祝い金相場は？祖父母・兄弟など立場で変わる？お返しについても解説！

赤ちゃんに関するイベントとしてお宮参りは有名ですが、お宮参りが具体的にどのようなものか知らない人も多いですよね。

お宮参りとは、赤ちゃんが無事生まれてきたことを神様に報告し、赤ちゃんの今後の健やかな成長をお祈りするためのものです。お参りする時期は一般的に、男の子が生後30日か31日、女の子が生後31日か33日がいいとされています。しかし地域差も多く、地域の風習によっては生後30日～生後100日と大きく時期が動きます。

また、近年では日にちにこだわるよりも、赤ちゃんとママの体調を優先したほうがいいとの考え方も強いです。体調や都合を考慮しながら、家族でお宮参りをしやすい時期を考えてもいいでしょう。

お宮参りのお祝いで渡すお金は、どの程度が相場なのでしょうか。関係性によって相場は大きく異なります。また、必ずしもお金でお祝いをするとは限りません。関係性ごとに、金額とお祝いを紹介していきます。

（出産祝いの相場については以下の記事も参考にしてみてください）

赤ちゃんの祖父母からのお宮参りのお祝いは、金額相場として5千円～1万円が一般的とされています。しかし、祖父母からは祝儀をお金という形でもらうことは少ないでしょう。

お宮参りは、両家の祖父母が参加する場合が多く、祖父母はお祝いとしてお宮参りにかかる金額を負担する場合が多くなっています。祈祷の際の初穂料や、衣装代、会食代、撮影費、祖父母の交通費など、お宮参りはなにかとお金が必要です。そういった部分の負担を祖父母が行う場合が多くなっていますよ。

また、その際には、相場よりも両家で金額にあまり差が出ないように事前に話し合っておくことが大切です。

赤ちゃんの両親の兄弟からのお祝い金相場は、3千円～5千円ほどです。しかし、お宮参りの際に祝儀を贈る必要はさほどありません。自身の子供のお宮参りで祝儀をもらっている場合は、渡したほうがいいでしょう。

お宮参りの際のお祝いはあくまで気持ち程度です。お金でもいいですが、ちょっとした贈り物でも喜ばれますよ。

赤ちゃん両親の友人からのお祝い相場は、3千円です。しかし兄弟のときと同じで、必ずお祝いが必要というわけではありません。関係性によってはお金を渡すと堅苦しい場合もあるので、物をお祝いとして贈るのもいいでしょう。

地域によっては、お宮参りの際のお祝いに友人を呼ぶ場合もあります。お祝いの場に呼ばれたのであれば、祝儀は用意しましょう。そういった場合は、お金を包んでもそこまで堅苦しい印象にはならず、むしろ丁寧な印象になります。

ご祝儀袋のマナーは、その時によって書き方が違うので難しいですよね。間違うと失礼にあたってしまう場合もありますので、これを機にお宮参りののし袋マナーについて覚えておきましょう。

お宮参りのお祝いでのし袋に書く内容は、渡す相手によって異なります。神社にお宮参りのお礼として渡すのであれば「御礼」と書き、祈祷のお礼として渡すのであれば「御初穂料」「御玉串料」と書きましょう。お寺で行った場合は「御祈祷料」「御布施」となります。

赤ちゃんの両親にお祝いとして渡すのであれば「御祝」「御宮参御祝」と書きましょう。「祝御宮参」という書き方も一般的ではありますが、4文字ということで縁起が悪いと考える人もいます。マナーとして、できれば避けたほうがいいでしょう。

（出産祝いの祝儀袋の書き方については以下の記事も参考にしてみてください）

お宮参りのお祝いを包む際には、紅白で蝶結びの水引ののし袋を使いましょう。神社やお寺に渡すものの場合は、本格的なのし袋ではなく、水引が印刷されているのし袋や、白い封筒でも大丈夫です。ただ、飾りが印刷されているのし袋であっても、蝶結びのものを使いましょう。

お金は、必ず新札である必要はありませんが、お宮参りは急に決まるものではないので、できれば新札を用意しましょう。新札の用意が難しい場合も、できるだけきれいなお金を選びましょう。

お金を包む際には、方向と向きをそろえるようにするといいですよ。封筒からお金を出した際に、描かれている人物の顔が上にくるようにしましょう。また、ご祝儀袋に入れたときに、袋の表側に顔がある向きで入れましょう。