1歳児の発達の特徴は?言葉・身長・体重など成長の目安、遅れの基準や対処法も!

【医師監修】気になる1歳児の発達の特徴や、言葉・身長・体重などの成長の目安を解説します。成長が遅い原因・基準や対処法、育児のポイントもチェックしながら紹介していきます。1歳児の発達の特徴をいろいろと見てぜひ参考にしてみてくださいね。

( 3ページ目 )
Contents
目次
  1. 1歳児の発達の特徴は?
  2. 1歳児の身長・体重の発達の平均は?
  3. 1歳児の言葉の発達の目安は?
  4. 1歳児の成長が遅い原因・基準や対処法
  5. 1歳児の育児のポイント・注意点
  6. 1歳児の赤ちゃんの発達を見守ろう!

「同じ月齢の子はもう歩いているのにどうしてうちの子は歩かないの?」など周りと親が比較ばかりしてしまって焦ることも発達の遅れの原因になります。子どもはママの気持ちを思っている以上にくみ取っています。ママが焦って接していると子どもにも伝わっているのです。

1歳くらいの子どもだと成長も個人差があるので、焦る必要は全くありません。「まだうちの子は歩きたくないんだ」「まだしゃべりたくないんだ」などその子の個性だと思って少し余裕を持って成長を見守ってみましょう。

1歳児の育児のポイント・注意点

1歳児の育児にあたって押さえるべきポイントや注意すべき点を紹介します。

偏った食生活に気をつける

子どもが1歳になると卒乳や断乳をするママも増え、子どもは食事から全ての栄養を取るようになります。そのため毎日の食生活が重要になります。1日3食バランスよく与えるようにしましょう。

手づかみやスプーンを使って自分で食べたがる時期でもあるので、興味が出始めたらぜひやらせてみましょう。

(1歳児に与える牛乳については以下の記事も参考にしてみてください)

1歳児に牛乳は必要?そのまま飲める?適量や飲ませ方の注意点も解説!

睡眠不足にさせない

規則正しい生活をさせ、夜早く寝かせて睡眠をたくさん取らせることは成長にも必要不可欠です。睡眠不足は脳の発達にも影響します。正しい生活リズムにして健やかな毎日を過ごせるようにしましょう。

(1歳半の夜泣きについては以下の記事も参考にしてみてください)

1歳半頃の夜泣きがひどい原因とは?赤ちゃんが夜起きる対策・対処法を解説

歯磨きをする

早い子だと6ヶ月くらいで前歯が生え始め、平均では1歳前後で上下の前歯も揃う子が多いです。そうなると気になるのは「虫歯」です。歯磨きを習慣づけるためにも、夜寝る前に歯ブラシを使って磨いてあげましょう。

コミュニケーションを大切にする

1歳では自我も芽生え、癇癪を起こすことも多々あります。日頃から共感してあげたり絵本を読んであげたりとコミュニケーションを積極的に取り、子どもの心に寄り添うことを心掛けましょう。そうすることで子どもの安心感にも繋がります。

感情的に怒らない

育児をしているとママも人間なのでついイライラしてしまいがちです。子どもがいたずらなどをしてその際に感情的に怒ると声だけ大きくなり、子どもにはどうして怒っているかなどの理由がわからずにあいまいになってしまいがちです。感情的になった時は、1度冷静になってから静かに言葉に出して伝えます。

言葉で怒るときは、何度も繰り返し伝えてあげましょう。最初はどうして怒られているのかわからなかったことも段々と子どももわかるようになってきます。

新井昇子

小児科医

つい感情的になって怒ることありますよね。でも赤ちゃんに限らず子供は怒られている内容よりも、向けられた感情を受け取ります。 一度冷静になって、これは本当に声を荒げて怒ることなのか?伝えたいことは何なのか?子供に対して怒りをぶつけたいわけではなく、どうして欲しいか伝えたり、どうしてダメなのか教えてあげたりしたいのだ、という本来の目的を思い出せるといいですね。 1歳児でも、大人が対等な立場で伝えようとすれば話していることに耳を傾けてくれます。 意味がわかっていなくても、説明してあげましょう。意外とちゃんと聞いてくれますよ。 感情的に怒ってしまい、子供が泣いたり怯えているような時は、もう話は耳に入りませんので、保護者の方も一旦冷静になれる環境に移りましょう。子供は保護者の方の感情を感じ取っていますので、子供も落ち着いてくるでしょう。それからお話しするように伝えたかったことを言ってみるといいかもしれませんね。

事故に注意

しっかりと歩けるようになると行動範囲も広がり、ママは注意が必要になります。家の中でもソファからの転落や小さいおもちゃの誤飲などには気をつけて過ごしましょう。筋力も日々ついていき予想以上に重い物も持てるようになるので、重い物を足に落としてしまうということにも注意が必要です。

好奇心旺盛な時期です。危ないと感じるものは近くに置かずに注意して過ごしましょう。