1歳児に牛乳は必要?そのまま飲める?適量や飲ませ方の注意点も解説!
【医師監修】栄養が豊富な牛乳ですが、1歳児に飲ませる必要があるのでしょうか?1歳児の牛乳の必要性や、そのまま飲めるのかなどの不安をこの記事では解決していきます。その際の1歳児へ与える牛乳の適量や、飲ませ方の注意点も一緒に紹介しています。
1歳児の牛乳の必要性は?
1歳児に牛乳は必要です。1歳児に牛乳を与える一番の理由として、カルシウムの摂取があげられます(※1)。牛乳1杯から摂取できるカルシウムの量は230mgと、とても豊富です。もちろん他の食べ物から必要な量を摂取させることができていれば、牛乳は必要ありません。
しかし他の食べ物から摂取させるとなると、たくさん食べさせなければなりません。1歳児の食事量を考えると、現実的には難しいといえるでしょう。そのため1歳児に手軽に与えられ、なおかつカルシウムを効率よく摂取できる牛乳が良いとされています。(※1)またビタミンDが多く含まれている牛乳から摂取するカルシウムは、吸収率が良いのもポイントです。
(赤ちゃんの牛乳摂取については以下も参考にしてみてください)
1歳児は牛乳をそのまま飲める?適量は?
1歳未満の赤ちゃんに牛乳を与える際にはそのままではなく、加熱して与えないといけません。しかし1歳を過ぎると、そのままあげることができます。子どもに与える牛乳の量は、一日あたり最大で400mlです。
牛乳を与えれば与えるほど良い訳ではなく、与えすぎてしまうのも問題です。牛乳にはカルシウムの他にリンも多く含んでいます。そのため与えすぎてしまうと、貧血になりやすくなります(※1)。もし牛乳の他にも乳製品を摂取する場合は牛乳の摂取量を減らし、全体で400mlになるよう調節しましょう。
1歳児への牛乳の飲ませ方の注意点!
実際に1歳児に牛乳を飲ませる際に、気をつけておきたい点を紹介します。与える時間帯や飲ませ方などについて、具体的に一緒に見ていきましょう。
飲ませ方は少量からスタート
牛乳を初めて飲ませる日は、50mlの牛乳を少し温めてから与えます。これを2~3日間続け、何も問題なければ次は常温で50mlを与えてみてください。慣れてきたら、少し冷えた牛乳を与えてみます。50mlで問題なく赤ちゃんが慣れてきた様子であれば、量を100mlに増やしてステップアップしていきましょう。
(赤ちゃんのコップ飲みについては以下も参考にしてみてください)
アレルギー症状が出ないか観察する
牛乳はアレルギーが出やすい飲み物です。牛乳にアレルギーを持っている子は多くいます。
牛乳を飲ませた後にかゆみやじんましん、皮膚の赤みなどが出ていないか、よく観察します。万が一、症状が見られた場合はいつから症状が出たかなどについて記録し、すぐにかかりつけの医者に相談しましょう。
(赤ちゃんの食べ物のアレルギーについては以下も参考にしてみてください)
飲ませる時間帯は朝~日中
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