断乳でおっぱいが痛い!胸の張りの対処法は?圧抜きなど正しいケア方法を解説!

【医師監修】断乳をしたことでおっぱいが痛いと感じるママもいるでしょう。この記事では断乳後のおっぱいの痛みや正しいケア方法、胸の張りの痛みに耐えられない場合の対処法、断乳の仕方から生じる乳腺炎などの危険性や、断乳後の通院についても紹介します。おっぱいが痛いと感じるママは参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 断乳後のおっぱいは痛い?
  2. 断乳後のおっぱいの正しいケア方法は?
  3. 断乳後、胸の張りがパンパンで激痛に耐えられない時の対処法は?
  4. 断乳の仕方を間違えると危険!乳腺炎の可能性も!
  5. 断乳後に通院する頻度・期間は?
  6. 断乳後胸の張りで激痛のときどうした?【先輩ママの体験談】
  7. 断乳する際は正しいケア方法を知っておこう!

ハーブティーを飲む

ハーブティーの中には母乳の出をよくする働きを持っているものや、逆に母乳の出を悪くする働きを持つものがあります。母乳の出を悪くする働きのあるハーブティーは授乳中には避けた方が良いものです。しかし、断乳時にはハーブの働きで母乳の量を減らすので、痛みを和らげてくれる場合もあるでしょう。

ハーブの中では、ペパーミントやセージ、ネトル、ルイボス、エルダーフラワーが母乳の出を悪くすると言われています。あくまでもハーブなので、薬のように強力に作用はしません。ペットボトル飲料で気軽に試せるようなハーブティーもあるので、試してみるのも一つの手でしょう。

病院に行く

痛みに耐えかねるような場合には、病院で相談するのも1つの対処法です。病院の医師や看護師のは、たくさんのママたちの断乳の悩みにも向き合っています。色々な悩みに向き合ってきた観点から、適切なアドバイスをもらえるでしょう。

また、母乳外来を設けている病院もあります。痛みの原因に対する適切なケアの仕方や、対処法を教えてもらうことができるでしょう。マッサージをしてもらうこともできるので、上手に利用すると痛みの軽減に役立つでしょう。痛みがあまりにひどい場合には、母乳の生産をストップさせる薬を使用する場合もあります。

水分の量を控えめにする

摂取する水分の量は、母乳の量を左右する要因となります。たくさん水分を取るほど、母乳もたくさん作られるようになるのです。おっぱいをあげている間は、水分を摂取していても赤ちゃんが飲んでくれるので問題ありません。しかし、断乳中は沢山母乳が作られてしまうほど、痛みに繋がってしまいます。

断乳中には、水分の摂取を控えめにすると、胸の張りによる痛みにつながりにくくなるでしょう。しかし、痛みを避けたいがために暑い時期などにも無理して水分を我慢すると、熱中症などの他のトラブルに繋がってしまう可能性もあります。可能であれば、春や秋などの過ごしやすい時期に断乳をするのがおすすめです。

食事の量を減らす

母乳は夜眠っている間も作られ続けます。体内に母乳を生産するための材料が多ければ多いほど、その量も多くなるでしょう。母乳の材料となるのは、食事の栄養分や水分が中心です。そのため、断乳で胸の張りが強い時には、食事の量を減らしてみることも1つの対処法となります。

食事の量を減らすことで、生産される母乳の量が減るため、痛みが軽減する可能性があるでしょう。また、断乳の際には間食も控えることをおすすめします。

断乳を機にアルコールを解禁するというママもいるかもしれません。しかし、アルコールは血流を促進してしまうため、母乳の量が増えて痛みにつながる可能性もあります。できればアルコールは断乳が終わるまでは避けたほうが良いでしょう。

断乳の仕方を間違えると危険!乳腺炎の可能性も!

しっかりと断乳前から断乳後までケアをしていないと、乳腺炎になってしまう場合があります。特に断乳後のケアは非常に大切です。

断乳時は、母乳を自分自身で搾らない限りは乳腺の中に母乳が留まってしまいます。母乳は自然と体内に吸収されて無くなる場合もありますが、うまく消失しないとうっ滞性乳腺炎と呼ばれる状態になる可能性もあります。乳腺炎になるとおっぱいにシコリや痛みといったトラブルが出るだけでなく、まるでインフルエンザのように発熱する場合もあるのです。(※2)

痛みや全身症状を起こさないよう、断乳後は乳腺炎予防のためにもおっぱいのケアをする必要があるでしょう。

乳腺炎を予防する方法

乳腺炎を予防するためには、断乳時に母乳が多く出過ぎないよう、事前に授乳回数を減らしておくことが大事です。また、断乳中はおっぱいへの刺激をなるべく減らします。あまりに胸が張って痛い時には、適度に圧抜きをすることも、乳腺炎予防のためにも大事です。

断乳時にそこまで痛みを感じないママもいるかもしれません。痛みを感じない場合でも、断乳後は定期的に母乳を搾ることをおすすめします。これを怠ると乳腺炎の原因になる可能性があります。断乳後は、たとえ痛みがあまりなくても「古い母乳は出し切る」ことを意識しましょう。

搾り方がわからないような場合や、ちゃんと搾れているか不安な場合には、母乳外来を利用するのもおすすめです。きついブラジャーは乳腺炎の原因になる可能性があるので、ゆったりとしたブラジャーを用意しておくとよいでしょう。

乳腺炎予防には食事の質も大事!

断乳中の食事の質によっては、乳腺炎を引き起こす引き金になってしまう場合もあります。断乳中は食事の内容にも気をつけたほうが良いでしょう。

もし母乳がドロっとすると、乳腺の中で詰まり、母乳として排出されづらくなってしまいます。断乳中の痛みにもつながるので要注意です。さらには、乳腺に詰まった結果、乳腺炎の発症につながってしまう場合があります。断乳前からあっさりとした和食を中心に質が高く、バランスの良い食事をとりましょう。

授乳期間が終わると必要なカロリーが減るため、太りやすくなります。断乳後に断乳前と同程度に食事をしていると、体重が急に増えてしまうこともあるかもしれません。太らないためにも、乳腺炎予防のためにも、食事の質をしっかりと管理してみてくださいね。

断乳後に通院する頻度・期間は?

断乳をする際に、病院の母乳外来などを利用する場合もあるかもしれません。通院する場合のタイミングは、断乳から4日目の母乳を搾り切るときがおすすめです。それ以前でも痛みが強すぎるような場合には、通院して相談しても良いでしょう。

4日目に病院で母乳を搾り切るケアを受けたら、その後は1週間や10日間隔で、残っている母乳を搾るケアを受ける場合が多いでしょう。ただし、母乳が詰まりやすい体質のママの場合には、母乳がどうしても残ってしまうため、もう少しケアの頻度が増えることもあります。

自分で母乳の搾り方などのケアの方法が分かれば、必ずしも病院に通う必要はありません。断乳4日目に病院に行って、その後は自分でケアするということも可能です。母乳のことで不安を感じるような場合には、特にタイミングを気にせず受診してみましょう。心配やストレスも軽減する場合もあるので、有効に病院を活用すると良いでしょう。

断乳後胸の張りで激痛のときどうした?【先輩ママの体験談】