1歳児の生活リズム。睡眠・食事の時間を理想のスケジュールにするコツを紹介

【医師監修】1歳頃になると赤ちゃんは生活リズムが整い始めると言われています。この記事では、1歳頃の赤ちゃんの生活リズムの変化や、睡眠・食事などの時間の理想的なタイムスケジュールを紹介します。また、1歳児の理想的な生活リズムを作るコツや作る上での注意点についても紹介します。

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Contents
目次
  1. 1歳頃の赤ちゃんの生活リズムは?
  2. 1歳児の理想的なタイムスケジュール!睡眠・食事の時間は?
  3. 1歳児の理想的な生活リズムを作るコツ
  4. 1歳児の生活リズムを整える上での注意点
  5. 赤ちゃんの成長・様子に合わせながら生活リズムを整えよう

夜間の授乳が必要なくなり、夜はまとまった睡眠時間を取ってくれるようになると、多くの赤ちゃんは朝の6時から7時ごろに目が覚めるケースが多くなります。赤ちゃんが起きた後は、まず離乳食をあげたり授乳するなど、食事の時間とすると良いですね。

食事の後は遊びの時間を取ると良いのですが、中には朝寝をすることが理想的な生活リズムの赤ちゃんもいます。ぐずったりするようであれば、無理に活動させず、30分から60分程度の朝寝の時間を確保した方が良い場合もあるでしょう。朝寝をする1歳児の場合は、朝寝の後にまた遊びの時間を取ります。

(1歳児の遊びについては以下の記事も参考にしてみてください)

《1歳児の遊び》発達を促す室内・外おすすめの遊び方10選!体験談も

朝寝をする子は朝寝とお昼寝の間に昼食を

離乳食などの昼食のタイミングは、朝寝をする1歳児と、お昼寝だけで大丈夫な1歳児とで少しタイミングが変わってきます。朝寝をする1歳児の場合には、朝寝とお昼寝の間に、離乳食・授乳などの昼食を与えると良いでしょう。昼食が終わったら遊びの時間を取ります。すると、満腹感と遊びの疲労感から、お昼寝の時間に入っていくでしょう。お昼寝が終わったら、おやつをあげます。

お昼寝だけで済む子は昼食前におやつを

朝寝をせず、お昼寝だけで大丈夫な1歳児の場合には、午前中はずっと起きていることになります。その場合には、10時ごろにおやつをあげると良いでしょう。その後、離乳食や授乳などで昼食を取り、また遊びの時間を取ります。

お昼寝だけで済む子は、午前中ずっと起きているので、たっぷりお昼寝の時間を取るのがおすすめです。また、朝寝をする子と同様、お昼寝の後にもおやつをあげます。

(1歳児の牛乳の必要性については以下の記事も参考にしてみてください)

1歳児に牛乳は必要?そのまま飲める?適量や飲ませ方の注意点も解説!

お昼寝は15時までに済ませるのがおすすめ

スヤスヤとお昼寝している姿を見ると、起こすのがかわいそうと思ってしまうかもしれませんが、お昼寝は15時ごろまでに済ませるのがおすすめです。あまりお昼寝で睡眠時間を長く取り過ぎると、夜の睡眠に影響します(※1)。

長くお昼寝し過ぎると夜になかなか寝付かないこともありますので、15時ごろからまた活動の時間とすると良いでしょう。

夕食は17時から18時を目安に

夕食の時間は、17時から18時ごろがおすすめです。離乳食・授乳などの夕食が済んだら、一緒に遊んだり、お風呂に入ったりして活動をします。そうすることで、食事の満腹感と疲労感で、夜もスムーズに眠ってくれるようになるでしょう。

1歳児の理想的な生活リズムを作るコツ

理想的な生活リズムを作ることは、パパやママの負担軽減にもつながります。しかし、実際どのようにしたら良いのか分からない場合もありますよね。理想的な生活リズムを作るにはコツがあるので、そうしたコツを押さえて生活することで、確実に少しずつ生活リズムは整っていくでしょう。

毎日同じ時間に同じことを繰り返すのが鍵

理想的な生活リズムを構築する上で大事なことは、毎日同じ時間に同じことを繰り返すということです。大人と違って、1歳児は時計を見てスケジュールを決めているわけではありません。あくまでも身体のリズムで判断をしていることになります。

生まれたての頃は、空腹を感じたらいつでも授乳をし、睡眠も数時間といった生活リズムだったでしょう。その生活リズムを変えていくためには、大人が毎日同じようなスケジュールを意識的に作ってあげることが必要になります。身体が生活リズムを覚える結果、自然と整ってきます。

この時期に粘り強く同じ習慣を繰り返すことで、結果としてパパやママもスケジュール管理がしやすくなるでしょう。

起床時間・就寝時間は規則的に

1歳児の生活リズムを整えるためには、朝起きる時間や夜の寝る時間を毎日同じような時間に決めることが大事です。起きる時間と寝る時間を決めても、最初のうちはなかなか起きてくれなかったり、眠ってくれないという可能性は十分あるでしょう。

しかし根気よく同じリズムを続けることで、段々と変化は見えてくるはずです。やがては、夜の間も起きることなく眠ってくれるようになります。

昼寝は2時間程度にするのがコツ

昼寝の時間も生活リズムを大きく左右する要因となります。大人でも、あまり長く昼寝をし過ぎると夜の間眠れなくなってしまうことがありますよね。それは1歳児でも同じです。適度な昼寝の時間が、スムーズな夜の睡眠につながるでしょう。

理想的な昼寝の時間は2時間程度と言われています。また、15時くらいまでには昼寝を済ませると、夜の就寝時間への影響が少なくなるでしょう。昼寝の開始時間・終了時間も毎日規則的な時間であることが、生活リズムを整える鍵となります。また、朝寝が必要な子の場合には、朝寝と昼寝を合わせて2時間程度取るのが理想です。

ただし、それぞれの1歳児によって必要な睡眠時間に差はあります。長くお昼寝をしても、夜は同じ時間に寝る場合もあれば、逆に夜寝付けない場合もあります。それぞれの子に合わせてペースを掴むと良いでしょう。

(1歳児のご飯については以下の記事も参考にしてみてください)