ドクターベッタの哺乳瓶の選び方は？ちくびの種類や消毒法、口コミで人気の商品も！

哺乳瓶を製造販売しているメーカーはたくさんありますが、なかでもドクターベッタは多くのママに愛用されているメーカーです。そこで、ドクターベッタの哺乳瓶にはどのような特徴があるのか、くわしく見ていきましょう。

ドクターベッタは1993年にアメリカで誕生した哺乳瓶で、1995年になると日本でも販売されるようになりました。当時は輸入販売が主でしたが、国内での研究と改良が進み、現在では国内生産によるドクターベッタが販売されています。

1960年代のアメリカでは「赤ちゃんの頭を寝かせた状態で授乳することが、後にさまざまなトラブルを引き起こすきっかけになりかねない」として、多くの医師が懸念していました。そこで、赤ちゃんが頭を立てた姿勢でミルクが飲めるように開発された哺乳瓶がドクターベッタです。

アメリカの医学博士アレクサンダーテオドール氏によって考案された、カーブが特徴的な哺乳瓶は、現在に至るまで多くのママに愛用されています。

ドクターベッタの発売当初はプラスチック製の哺乳瓶のみの生産でしたが、2002年になると日本オリジナルの耐熱ガラス製の哺乳瓶が生産できるようになりました。後にポリプロピレン製やトライタン製、PPSU製の哺乳瓶も誕生し、赤ちゃんのことを考えた哺乳瓶が次々に開発されるようになったのです。

現在も、医師や助産師による助言や利用者の意見を参考に、赤ちゃん目線の新たな哺乳瓶を日々研究していますよ。

ドクターベッタの哺乳瓶はカーブした形状が特徴的ですよね。これにより、哺乳瓶による授乳と母乳による授乳の姿勢が同じになるようにしています。頭を起こした姿勢で授乳をすることは、赤ちゃんにとってさまざまなメリットをもたらすため、口コミで人気を集めていますよ。では、具体的にどのようなメリットがあって口コミで人気なのか見ていきましょう。

赤ちゃんを寝かせた状態でミルクを与えると「頭位性中耳炎（ミルク性中耳炎）」になることがありますが、ドクターベッタのカーブした哺乳瓶であれば、それを予防することができます。まず頭位性中耳炎とは、授乳時の姿勢が水平になることでミルクが口の中の細菌と一緒に耳管から中耳に流れ込み、炎症を引き起こす症状のことです（※1）。

耳管とは鼻の奥から中耳につながる管のことを指し、顔の左右に一本ずつあります。飛行機に乗って気圧が変化した際に、耳の穴が詰まった感じがありますよね。そこが耳管のある場所です。大人にくらべて子供は中耳の機能が未熟であるために、中耳炎を引き起こしやすいと言われています。

また、大人にくらべて子供の耳管は太く、水平な構造をしていることからウイルスが入りやすいため、中耳炎には注意をしなければいけません。頭位性中耳炎の予防法として、頭を起こした姿勢で授乳したり、授乳後にゲップをさせることが大切です。このことから、ドクターベッタの哺乳瓶であれば頭位性中耳炎を予防できるとして口コミで人気を集めているのです。

（赤ちゃんの耳については以下の記事も参考にしてみてください）

ドクターベッタの哺乳瓶がカーブしていることで、赤ちゃんのゲップや吐き戻しを軽減させることができます。通常の哺乳瓶はドクターベッタと異なって直線的な構造をしているため、ミルクの中に空気が含まれやすく、赤ちゃんにのゲップや吐き戻しの原因になりがちです。

しかし、ドクターベッタの哺乳瓶はカーブに沿って気泡が上部へ逃げる構造であるため、赤ちゃんが余分にゲップをしたり、吐き戻しを軽減させることができますよ。ゲップや吐き戻しによる負担を軽減してくれる点も口コミで人気の理由のひとつです。

（赤ちゃんがミルクや母乳を吐いてしまう原因については以下の記事も参考にしてみてください）

ドクターベッタの耐熱ガラス哺乳瓶は、東京都内にある手作りガラス工場で1本ずつていねいに作られています。そのため、時期によっては在庫切れになることもありますが、その人気ぶりは衰えを知りません。また、赤ちゃんの口に入るものだからこそ少しでも不安要素のあるものは破棄し、厳選された高品質の哺乳瓶のみが販売されています。

その徹底した品質管理があるからこそ、ドクターベッタの哺乳瓶が口コミで人気を集める理由のひとつといえます。