子供が言うことを聞かない！原因は親に…！？性別・年齢別の対処法！体験談も！

体の小さい子供は、性別に関わらず大人の力で簡単に制することができます。それは一時的に言うことを聞かせるだけで、根本的な解決にはなっていません。叩かれるなどの力で抑えられた子供は痛いという印象だけが残り、なぜ叩かれたのか原因を理解していないので、また同じ行動を繰り返すことになるでしょう。

子供に手をあげなくとも大きな声で威圧する感情的な叱り方は、子供の心が怪我をしている状態になります。ママ自身の気持ちは一時的にスッキリするかもしれませんが、大好きなママに鬼のような形相で怒鳴られる子供はただ怯えるだけになります。ママを怒らせると怖いという感情だけが先にたち、何がいけなくて怒られたのかの判断ができません。

（育児ノイローゼの症状と原因については以下の記事も参考にしてみてください）

「言うこと聞かないとおやつあげないよ」「〇〇しないと怖いおじさんが来るよ」など、脅迫めいた叱り方をしたことありませんか？特に年齢が低いと一時的に言うことを聞きますが、それを継続しているとまったく効果がなくなります。

結局おやつをくれる、怖いおじさんも来ないということがわかるからです。口先だけのことだと大人をなめるようになり、ママの言うことを信じなくなります。脅して子供に言うことを聞かせようとする方法は良い対処法とは言えないでしょう。

叱られるばかりの子供は、小さいなりにプライドが傷つけられ大人に反抗心を抱くようになります。叱られて言うことを聞くのが当たり前という大人の姿勢は、さらに言うことを聞きたくなくなる原因につながります。

叱るだけでなく、子供が言うことを聞いたら思いっきり褒めてあげることが大切です。子供は褒めて伸ばせというように叱った分大げさに褒めて、言うことを聞いたことを喜ぶようにして自尊心を育てましょう。

ながら叱りとは、文字通り〇〇しながら叱ることです。忙しいママは子供に何かを言い聞かせるとき「ご飯を作りながら」や「片付けをしながら」など何かをしながら話をすることが多くなります。気持ちが入っていない叱り方は、ママの真剣さが子供に伝わらないため言うことを聞いてくれません。携帯をいじりながらの叱り方はもってのほかですね。

まずはママが作業をいったん止め、子供の目を見て手を握って真剣に話をしましょう。ダラダラと言い続けるながら叱りの10分よりも、子供と向き合って話をする3分のほうが効果的ですよ。

子供に言うことを聞かせたいとき「〇〇くんはママの言うこと聞いてるのに、なぜあなたはできないの？」など、お友達と比べてみたとします。子供の感情としては〇〇くんみたいにしないといけないと思う前に、〇〇くんより自分はダメな子なんだという気持ちが先にたつでしょう。

子供の競争心をあおって言うことを聞かせる方法は、子供が自信をなくすだけで効果はありません。「どうせ自分は周りよりできないのだ」と前向きになれない原因にもなり、いじけてしまう危険性があります。

子供は思っている以上に大人の様子を観察しています。「電車など公共の場では静かにしていなさい」と言い聞かせていても、電車でママ友たちと大声で話しているママを見た子供は矛盾を感じます。そこで騒ぎ始めた子供を叱っても、子供は一切聞かないでしょう。

そのように大人自らの発言と行動に筋が通っていないと、叱ったとしてもまったく説得力がなくなってしまいます。赤信号でも横断歩道を渡ったり、帰宅後のうがい手洗いを親はしないなども同じです。親の言うことを軽視し信用がなくなり、言うことを聞かない状況に拍車をかけることになってしまうのです。