ヘルパンギーナは保育園・幼稚園を何日休む?登園はいつから?症状の特徴、体験談も!

【医師監修】ヘルパンギーナは保育園・幼稚園ではやりがちな病気です。この記事では、ヘルパンギーナは保育園・幼稚園を何日休む?登園はいつから?という疑問をはじめ、症状の特徴や、感染する原因や潜伏期間について紹介します。また治療法、家での過ごし方、ママの体験談も紹介しますよ。

Contents
目次
  1. ヘルパンギーナとは?夏風邪?症状は?
  2. ヘルパンギーナに感染する原因や潜伏期間は?
  3. ヘルパンギーナの治療法、家での過ごし方
  4. ヘルパンギーナは保育園・幼稚園は何日休む?登園はいつから?
  5. 子供がヘルパンギーナにかかったママの体験談
  6. ヘルパンギーナにかかったら保育園・幼稚園はしっかり休もう

ヘルパンギーナとは?夏風邪?症状は?

ヘルパンギーナは、保育園や幼稚園に通っている赤ちゃん・子供の間で流行しやすい感染症のひとつです。自分の子供がまだヘルパンギーナにかかったことがないママは「ヘルパンギーナってどんな病気なの?」「ヘルパンギーナの症状にはどういうものがあるの?」といった疑問を抱えているのではないでしょうか?

まずはヘルパンギーナがどのような病気なのか、どういった症状がみられるのかについて紹介します。子供がヘルパンギーナにかかった際にいち早く気づけるよう、ヘルパンギーナの基本的な情報を頭に入れておきましょう。

ヘルパンギーナってどんな病気?

ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスA群と呼ばれる夏風邪のウイルスによって引き起こされる感染症です(※1)。ウイルスの型が複数あることから、1シーズンの間に繰り返し発症することもあります。赤ちゃんや子供の病気というイメージが強いですが、大人にうつるケースもあるので注意が必要です。

ヘルパンギーナが流行するのは6~8月頃ですが、同じ時期に流行しやすい夏風邪が他にもあります。それが一般的にプール熱と呼ばれている咽頭結膜熱と、手足口病です。ヘルパンギーナと似たような症状がみられることもあるので、注意深く子供の様子を見てどの夏風邪に当てはまっているのかを正しく判断しなければなりません。

新井昇子

小児科医

夏風邪は意外と体力を消耗するものです。ヘルパンギーナは口内炎の痛みで食べられないこともありますので、水分摂取をこまめにして脱水に注意しましょう。基本的には熱があっても元気なことが多いのですがぐったりしている、いつもと様子が違うなどあったら小児科を受診しましょう。

(赤ちゃんの風邪については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの風邪!鼻水や咳を止める対処法は?病院へ行くべき?

ヘルパンギーナの症状は?

ヘルパンギーナの主な症状は以下の通りです。ただ、熱の上がり方や強くあらわれる症状については個人差があり「小児科でヘルパンギーナだと診断を受けるまで、別の夏風邪だと思っていた」というケースも少なくありません。

●急に発熱し、39度を超える高熱が3日ほど続く
●多数の水疱ができ、数日後に口内炎になる
●飲食ができないほどの強い喉の腫れ、痛み
●脱水症状や熱性けいれんを引き起こす

ヘルパンギーナに感染する原因や潜伏期間は?

ヘルパンギーナに感染する原因は、主に飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染のふたつだとされています(※1)。ウイルスに感染している人がした咳やくしゃみによってうつるのが飛沫感染、鼻水や唾液が付着したものに触れることによってうつるのが接触感染です。

また「ヘルパンギーナの症状がなくなった」と感じていても、回復後最大2週間は呼吸器から、最大4週間は便からウイルスが排出されるため注意しなければなりません。ヘルパンギーナにかかった子供のおむつの交換後には、丁寧に手を洗うよう心がけましょう(※1)。

そして、ヘルパンギーナの潜伏期間はおよそ2~4日です(※1)。家族やよく遊んでいる友達がヘルパンギーナに感染したことがわかったら、特に潜伏期間中は体調の変化に注意を払っておいてくださいね。

(赤ちゃんの病気感染については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのプールはいつから?注意点は?感染症の危険も?体験談あり

ヘルパンギーナの治療法、家での過ごし方

ここから紹介するのは、ヘルパンギーナの治療法や家での過ごし方についてです。「ヘルパンギーナに効く薬はあるの?」「ヘルパンギーナにかかった子供には何を食べさせたら良いの?」といった疑問があるママは、ぜひこちらに目を通しておいてくださいね。

ヘルパンギーナの治療法

ヘルパンギーナの治療法は、対処療法が主流となっています。ヘルパンギーナは夏風邪の一種なので、特効薬は残念ながらありません(※1)。そのため発熱や頭痛を和らげる解熱鎮痛剤や、口内炎の痛みを緩和する軟膏などの薬が対処療法として処方されます。発熱や頭痛、口内炎以外にも気になる症状があれば、早めに医師に相談しておきましょう。

(赤ちゃんの口内炎の治療については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・乳児が口内炎になる原因は?病院で治療すべき症状、予防法を紹介!