『9歳の壁』とは?抽象的思考の発達で子供が不安に?親の対応を心理学をもとに紹介

【医師監修】『9歳の壁』という言葉を知っていますか?この記事では、9歳の壁とは? という疑問をはじめ、9歳の壁にぶつかる原因や、乗り越えるための親の対応を心理学をもとに解説します。さらに、9歳の壁に関する【体験談】も紹介しますので参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 9歳の壁とは?抽象的思考の発達で子供が不安に?
  2. 9歳の壁にぶつかる原因は?
  3. 9歳の壁を乗り越えるための親の対応を心理学をもとに紹介
  4. 9歳の壁に関する体験談
  5. 子供が9歳の壁を乗り越えるために親がサポートしよう

専業主婦

30代

「子供が壁にぶつかってる!」と感じた時は子供と一緒にアウトドアへ出かけるようにしました。子供も自然に触れると暗いことを考えなくなるみたい。帰ってきてから、すっきりした顔で勉強机に向かっていました。

子供にとって、自然体験は自己肯定感を育む良い機会になります。自然体験を多く経験している子供ほど、自分を好きだったり学習能力が高かったりすることが分かっていますよ(※2)。

子供に9歳の壁や10歳の壁を乗り越える力を付けさせたのであれば、家族でキャンプやアウトドアに出かけても良いでしょう。

9歳の壁に関する体験談

実際に子供が9歳の壁にぶつかった時、ママ達はどのように対処していたのでしょうか? 以下から体験談を見ていきましょう。

(子供に関する体験談については以下の記事も参考にしてみてください)

子供が言うことを聞かない!原因は親に…!?性別・年齢別の対処法!体験談も!

9歳になり、学習面でつまずいた

パート

40代

うちの子供は、いわゆる9歳の壁にぶつかりました。小3で算数が難しくなってくると、自信を失ってしまってやる気をなくしてしまったんです。それまでは勉強が好きで前向きに頑張っていたのに「理解できないからもう勉強したくない」と塞ぎ込んでしまい……。

先生にも相談しましたが、とりあえずは見守ろうということになりました。「勉強しなさい!」とは言わないようにして、テストの点数が悪くても怒りませんでした。できた部分だけ褒めて伸ばしてあげるようにしたら、少しずつ前向きになってきて小4で回復。

うちの場合、焦らず見守ったのが良かったんだと思います。

学習内容が抽象的になった小3の子供が、勉強につまずいた……というママの体験談です。今までできていた勉強が突然理解できなくなると、子供も不安になってしまいますね。子供自身が不安を感じている時に親が怒ったり急かしたりするのは逆効果になる可能性があります。

小3の娘が外見を気にするようになった

会社員

30代

最近小3の娘が自分の見た目を気にするようになってきました。「友達の○○ちゃんはあんなに可愛いのに、自分は全然可愛くない」とか「みんなより背が高いし太っていて嫌だ」とか……。

あまりに自分を卑下するので、わたしは毎日娘をめいっぱい褒めるようにしています! 恥ずかしそうだけど嬉しそうな顔を見せてくれるから、まだまだ子供だな……と。とりあえず今は、自己肯定感を育ててあげたいなと考えています。

小3~小4になると、自分を客観的に見られるようになることが原因で自信をなくす子供も多いです。女の子の場合は、周りと比べて自分の容姿に劣等感を感じるケースもあるでしょう。子供をたくさん褒めて自己肯定感を育て、9歳の壁を乗り越えさせることも大切です。

子供が9歳の壁を乗り越えるために親がサポートしよう

小3~小4の子供は抽象的思考の発達によって「9歳の壁」「10歳の壁」に直面しやすくなります。

この壁を子供が乗り越えるためには、親のサポートが必要です。この時期の子供の心理状態を理解し、うまく対応していけるよう心がけてみましょう。

マキ先生

小児科医

早ければ9~10歳あたりで、不登校の兆候やストレスからくる自律神経失調などを訴える子供もいます。みんなが通る壁でも、越え方は人それぞれ、サポートも人それぞれです。子供が壁の前で立ち止まってしまった時は、医師とも相談してその子にあった対処法を一緒に考えて行きましょう。