離乳食初期の野菜の進め方は?量・順番や月齢別におすすめの種類を紹介

生後5~6ヶ月からスタートする離乳食。どのように進めればいいのか疑問に思うママも多いことでしょう。そこで今回は離乳食の野菜はいつからOKなのか、量・順番など進め方を解説します。月齢別におすすめの野菜の種類や、下準備、食べやすくする方法も紹介します。

( 3ページ目 )
Contents
目次
  1. 離乳食初期の野菜の進め方は?いつからOKなの?
  2. 離乳食におすすめの野菜の種類を月齢別に紹介!
  3. 離乳食初期の野菜の下準備は?蒸す・裏ごしなど!
  4. 離乳食の野菜を食べやすくする方法は?
  5. 離乳食で野菜を使用する際の注意点
  6. 離乳食で赤ちゃんに野菜を食べさせよう!

赤ちゃんが離乳食の野菜を食べてくれない時は、まず硬さを変えてみましょう。離乳食の硬さが赤ちゃんの発育に合っていない可能性があるからです。

野菜のカットの仕方を変えてみても良いでしょう。細かく切って蒸すよりも一口大ほどの大きさに切って蒸した方がじっくり火が通り野菜本来の甘さが出ます。野菜が柔らかくなるので、赤ちゃんが野菜を食べやすくなるでしょう。

火の通し方を変えてみても良いですね。レンジ調理よりも圧力鍋や炊飯器で調理した方が野菜内部の水分を保ち、柔らかく仕上げることができます。ただし、葉物やブロッコリーなどは圧力鍋や炊飯器で加熱すると火が通り過ぎておいしくなくなってしまうため加熱時間に注意が必要です。

炊飯器でお米と一緒に野菜を炊く時は、野菜をアルミホイルで包んでから炊きましょう。お米に香りや色が移りにくく、柔らかく仕上がりますよ。

アクを抜く

野菜が外敵から身を守るために含んでいる成分のアクは、苦味やエグミのように感じることがあります。赤ちゃんにおいしく食べてもらうために、離乳食に野菜を使う時はアク抜きをしましょう。

さつまいもなど皮が付いている野菜は、アク抜きのため、加熱する前に皮を厚めに剥き5~10分程度水に浸しましょう。ほうれん草のような葉物の野菜は加熱後に5~10分程度水に浸すことでアクを抜けますよ。

とろみをつける

赤ちゃんが上手に野菜を飲み込めない時は、水溶きかたくり粉でとろみをつけてみましょう。とろみをつけることで、一気に飲み込みやすくなりますよ。

水溶きかたくり粉を鍋で加熱するとダマができる……という時は、水とかたくり粉を混ぜ、ラップをかけて20秒加熱してみてください。簡単にダマがない水溶きかたくり粉を作ることができます。

味に変化をつける

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時は、ほかの食材と混ぜて味を変えてみても良いでしょう。「野菜スープや昆布だし、粉ミルクと混ぜて味を変えたら食べてくれた」というママも多くいますよ。

ほうれん草などの苦味のある野菜は、かぼちゃ・さつまいも・りんごなど甘みのある食材と混ぜると食べやすくなります。ほかの食材と組み合わせることで、食べてくれなかった野菜を食べてくれるようになるケースは多いですよ。

離乳食で野菜を使用する際の注意点

離乳食を食べ始めて間もない生後5~6ヶ月の赤ちゃんは胃腸がまだ未熟です。赤ちゃんによっては離乳食でアレルギーや下痢、便秘の症状が出ることもあります。初めての野菜を食べさせた後は、しばらく赤ちゃんの様子を観察するようにしましょう。

赤ちゃんが離乳食で下痢や便秘の症状を起こした時は、いったん離乳食を休むことも大切です。離乳食初期は食べる練習をすることが目的です。栄養は母乳やミルクから十分摂取できるので、赤ちゃんのうんちの状態が戻るまでは無理をしないようにしてくださいね。

(生後7~8ヶ月(モグモグ期)については以下の記事も参考にしてみてください)

生後7〜8ヶ月(モグモグ期)の離乳食の量は?必須の栄養素やレシピも紹介!

離乳食で赤ちゃんに野菜を食べさせよう!

離乳食初期は野菜の進め方やアレルギー対策、赤ちゃんの体調など分からないことが多く不安ですね。気をつけるべきポイントを頭に入れておけば、赤ちゃんが喜ぶおいしい離乳食を作ってあげることができるでしょう。

離乳食初期は、赤ちゃんに食べることの楽しさを教えてあげる時期です。離乳食の進み方が多少遅くても焦る必要はありません。赤ちゃんの成長に合わせて、おいしい離乳食を食べさせてあげてくださいね。