新生児の赤ちゃんに湯冷ましは必要?理由や作り方・保存の注意点も紹介
【医師監修】新生児の赤ちゃんに湯冷ましは必要なのでしょうか?この記事では、新生児の赤ちゃんに湯冷ましが必要な理由や、いつから必要かなどについて紹介します。さらに、新生児の赤ちゃんにあげる湯冷ましの作り方や、保存期間・保存方法など注意点も紹介します。
初めて育児をするママの中には、湯冷ましの作り方が分からず困ってしまう人もいるでしょう。赤ちゃんの湯冷ましを作る時、いくつか気を付けるべきことがあります。以下からいくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
作り方・注意点
湯冷ましは一般的に、水道水を沸騰させてから人肌くらいの温度に冷まして作られます。沸騰させる時に、水道水の塩素をしっかり抜くようにしましょう。90度以上で5分~10分間しっかり沸騰させるのがポイントです。
赤ちゃんの湯冷ましを作る時、ミネラルウォーターを使わないようにすることも大切です。赤ちゃんは必要なミネラルを母乳やミルクで十分摂取しています。ミネラルウォーターでミネラルを過剰に摂取すると、お腹を壊してしまう可能性がありますよ。(※2)
(新生児のお世話については以下の記事も参考にしてみてください)
飲ませる量・あげ方
赤ちゃんに湯冷ましを飲ませる時は、授乳間隔を意識することが重要です。授乳まで時間がある時にだけ、湯冷ましを飲ませるようにしましょう。湯冷ましで満腹になると赤ちゃんが母乳やミルクを飲めず、栄養不足になってしまう可能性があるからです。
湯冷ましを飲ませる量も意識してみてください。例えば、生後2ヶ月の赤ちゃんには1回およそ10~20ccを目安に飲ませると良いとされています。月齢の低い赤ちゃんには、湯冷ましをほんの少し飲ませるだけで大丈夫ですよ。
なお、湯冷ましをあげる時は、哺乳瓶やスプーンを使うことが一般的です。スプーンに慣れていない新生児には、哺乳瓶の方が飲ませやすいでしょう。
温度にも注意して
赤ちゃんに飲ませる湯冷ましは、人肌程度の温度に調整しましょう。長く沸騰させたお湯を冷ますのには意外と時間がかかります。湯冷ましを新生児や小さな赤ちゃんに飲ませる時は、人肌くらいまで温度が冷めたことをしっかり確認してくださいね。
赤ちゃんの湯冷ましの保存方法・期間などの注意点は?
湯冷ましを作るのには、意外と手間がかかります。少し時間が経った湯冷ましを赤ちゃんに飲ませても良いか、悩んでしまうこともありますね。
赤ちゃんに湯冷ましを飲ませる時は、保存方法や保存期間について注意する必要があります。以下から詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(新生児のお世話については以下の記事も参考にしてみてください)
保存期間は1日程度
湯冷ましは、水道水を沸騰させることで殺菌作用のある塩素を抜いています。一回沸騰させた水は、菌が繁殖しやすい状態なのです。保存期間は1日程度です。朝作った湯冷ましは、その日の夜は処分するようにしましょう。
できれば作り置きせず、毎回新しいものを作った方が安全ですよ。
魔法瓶やコーヒーポットで保存
余った湯冷ましは、魔法瓶やコーヒーポッドで保存したり、そのままやかんに入れて保存したりしましょう。ゴミやホコリが入らないよう、フタが付いた容器で保存することが大切です。
会社員
40代
赤ちゃんが夏生まれだったので、お風呂上がりや汗をかいた時にたまに湯冷ましを飲ませていました。水を沸騰させて、その日1日水筒で保存するんです。保温の水筒だったので、あげたい時に沸騰させる必要もなくすぐ用意できて楽チンでした。
マキ先生
小児科医
当たり前のことですが、哺乳瓶などに飲み残した湯冷ましは赤ちゃんの口から逆流した雑菌が増えてしまいますのでその都度破棄してくださいね。
新生児の赤ちゃんに湯冷ましを飲ませる際は量や温度に注意しよう
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