新生児のミルクを飲む量は?飲みすぎた時にどう対処すればいい?
【医師監修】新米ママにとって育児は初めてのことばかりです。新生児のミルクの量一つとっても量や回数など、ママの悩みは尽きません。新生児の赤ちゃんに合ったミルクの量の目安と一日の回数の目安、そして赤ちゃんがミルクを飲み過ぎた時の対処法などを紹介します。
目次
新生児の赤ちゃん、ミルクの量と回数の目安は?

生後一ヶ月までの新生児期に与えるミルクの量は、日数の経過によって変化します。初めに、一回に与えるミルクの量や回数の目安、計算方法を紹介します。
1.新生児のミルクの量と回数の目安【生後1週間】

生後1週間は多くのママがまだ入院している頃です。基本的に助産師さんの指示に従えばよいのですが、目安として計算方法などを覚えておきましょう。新生児に必要なミルクの量の計算式は「生後日数×10ml+10ml=一回のミルクの量」となります。
また、一日に与えるミルクの回数は8回が目安です。そのため、一日のミルクの量は生後1日目なら160ml、生後6日目は560mlという計算になります。なお、次の授乳まで3時間は空けましょう。
2.新生児のミルクの量と回数の目安【生後1週間~2週間】

生後1週間目(生後7日目)になると、ミルクの量の目安は一回80mlです。2週間目までは、赤ちゃんの様子を見ながら一回80~100mlの量を目安にミルクを与えましょう。この時期、一日に与えるミルクの回数は6~8回です(※1)。そのため、一日のミルクの量の目安は480~800mlという計算になります。時間の間隔は、3時間は空けるとよいでしょう。
3.新生児のミルクの量と回数の目安【生後2週間~1か月】

この頃になるとママも赤ちゃんもミルクに慣れ、一回に飲む量の目安は100~120mlになります。ミルクの回数は一日6~7回と少しずつ減ってくるため、一日のミルクの量は600~840mlという計算です(※1)。ただ、この時期も3時間ずつ授乳間隔を空けることに変わりはありません。
4.新生児のミルクの量と回数の目安【個人差があることを忘れずに】
いくら一回のミルクの量や回数を守っていても、計算通りに行かないのが育児というものです。少ない量しか飲んでくれなかったり、時には飲んですぐに吐いてしまったりすることもあるでしょう。そんな時、やはり新米ママは不安になってしまいますよね。
しかし、赤ちゃんには個人差があります。満腹になる量が違うだけでなく、吸うのが上手な子も下手な子もいます。赤ちゃんによっては日によって飲む量が違うこともめずらしくありません。ミルクをあげる時は一回に飲む量で一喜一憂せず、赤ちゃんの様子を見てあげて下さいね。
マキ先生
小児科医
出生体重によっても飲める量は変わります。一般的には、赤ちゃんの体重(kg)×120(ml)で赤ちゃんが成長していけると考えられています。
(新生児のミルクについては以下の記事も参考にしてみてください)