赤ちゃんにレモンはいつからOK?アレルギーなどの注意点や、離乳食への加え方も!

【医師監修】レモンのような酸味の強い果物は与えていいのか疑問に思いますよね。ここでは、赤ちゃんにレモンはいつからOKかという疑問をはじめ、加熱の必要性について解説します。離乳食へのレモンの加え方や、食べ過ぎ・アレルギーについても紹介しますので、参考にしてみてください。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんにレモンはいつからOK?加熱は必要?
  2. レモンは離乳食に向いてる?
  3. 赤ちゃんの離乳食へのレモンの加え方は?
  4. 赤ちゃんがレモンを食べ過ぎると下痢をする?
  5. レモンで赤ちゃんにアレルギー反応は出る?
  6. 赤ちゃんへのレモンは量やアレルギーに注意!

ヨーグルトにレモン果汁を1滴加えても良いでしょう。離乳食用のヨーグルトには少し甘味があるので、レモンの酸味に気づかず食べられます。ヨーグルトにレモンを入れる時は酸味が強すぎないかママが試食してみてくださいね。

1歳の女の子のママ

(20代後半)

収穫したてのレモンをいただいたので、1滴レンジで温めて、離乳食期から食べられるプチダノンに入れてあげました。ヨーグルトの甘味の方が強いお蔭で、問題なく食べてくれました。

リンゴ

レモン汁に含まれる酸性成分は、酸化や変色を防ぐ働きをしてくれます。小さじ2のレモン汁に対して2カップの水を混ぜ、皮をむいたりんごを入れるだけで簡単に変色を防げますよ。ただし、長く浸けておくとりんごが酸っぱくなってしまいます。2~3分程度で十分です。

さつまいも

さつまいもは甘く砂糖を使わなくてもおいしいですね。赤ちゃんのおやつにしているママもいるでしょう。甘いさつまいもとレモンを組み合わせれば、子どもは抵抗なくレモンを食べてくれますよ。さつまいものレモン煮などを作って離乳食やおやつに出してみましょう。

先輩ママ

(40代前半)

兄弟のおやつに作ったさつまいものレモン煮を、取り分けてあげました。離乳食完了期ということ、兄弟が食べているものを食べたがるということもあり、あげちゃいました。さつまいもの甘味が強く、レモンの酸っぱさは感じなかったようでモリモリ食べてくれました。

渡邉恵里

小児科医

酸味に慣れるには、子どもが好きな味、甘味と組み合わせるとうまくいきやすいですよ。さつまいもやヨーグルトは使いやすいのでオススメです。

牛乳

温めた牛乳は離乳食中期から使用できます。牛乳とレモン、塩だけでできる手作りカッテージチーズは離乳食後期の赤ちゃんにおすすめです。

2児のママ

(30代前半)

11ヶ月の赤ちゃんの離乳食に、牛乳とレモン汁で手作りのカッテージチーズを作りました。カッテージチーズに細かく刻んだリンゴを入れて甘味を足したら、美味しそうに食べてくれましたよ。その後、下痢やアレルギーなどの問題はありませんでした。

カッテージチーズは冷凍保存できるので、作り置きしておいても良いですね。

(離乳食後期11ヶ月のレシピについては以下の記事も参考にしてみてください)

離乳食後期11ヶ月のレシピ25選!量・大きさは?カミカミ期の進め方を解説!

赤ちゃんがレモンを食べ過ぎると下痢をする?

酸味の強いレモンが原因で赤ちゃんが下痢にならないか、心配ですね。レモンは、適量なら食べさせても問題ありません。ただ、赤ちゃんがレモンを食べすぎると下痢をする可能性もあります。食物繊維の消化に時間がかかる上、酸味成分が胃腸に負担をかけるからです。

赤ちゃんにレモンをあげる時、離乳食後期は1~2滴、完了期は2~3滴という目安を守りましょう。2~3歳になり大人と同じ食事内容になっても、レモンの量は3~4滴程度までにしてくださいね。

(離乳食を吐く原因については以下の記事も参考にしてみてください)

離乳食を吐く原因は?危険な症状、赤ちゃんの嘔吐・吐き戻しの対処法と対策を紹介!

レモンで赤ちゃんにアレルギー反応は出る?

「レモンアレルギーなんて聞いたことがない」と感じる人もいるでしょう。アレルギーが起こりやすい食品として指定されてはいませんが、レモンが原因で赤ちゃんにアレルギー反応が出る可能性は十分にあります。

レモンを食べさせた後は、口腔アレルギー症候群が起きていないか確認しましょう。口腔アレルギー症候群は、口の回りに腫れやかゆみが起きたり、口の中や喉がイガイガしたりする病気です。生の果物や野菜、大豆などを食べた約15分後に症状が出るケースが多いです。

ごくまれではありますが、レモンを食べてアナフィラキシーショックを引き起こしたり嘔吐や下痢になったりすることもあります。初めてレモンを食べさせた日は、食後1~2時間ほど赤ちゃんの様子をチェックしながら過ごしましょう。

加熱によってアレルギー症状が軽減されることもあります。離乳食期の食材には必ず火を通してくださいね。