赤ちゃんの唇トラブル!乾燥や吸いだこなど症状別の原因や対処法を紹介!

【医師監修】赤ちゃんの唇トラブルで最も多い乾燥の原因やカサカサ唇のケア方法を紹介しています。《割れて出血》《吸いだこ》《白い》など他の唇トラブルの症状別の原因・対処法や、病気の可能性についても紹介していますので、赤ちゃんの唇トラブルに悩むママは読んでみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃんの唇トラブル!
  2. 赤ちゃんのカサカサ唇!乾燥の原因やケア方法は?
  3. 赤ちゃんの唇トラブルの症状別の原因・対処法!吸いだこ・白いなど
  4. 赤ちゃんの唇に関する病気とは?
  5. 赤ちゃんの唇の状態を確認しよう

赤ちゃんの唇トラブルの症状別の原因・対処法!吸いだこ・白いなど

赤ちゃんの唇トラブルは乾燥だけではありません。唇が切れて出血したり、唇が白くなったりすることもあります。以下からそれぞれの症状について原因や対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

(赤ちゃんのほっぺが赤いことについては以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんのほっぺが赤いのは病気?原因は?乾燥したカサカサ肌と危険な症状の見分け方も

割れて出血

赤ちゃんの唇が割れて出血するのは乾燥が原因です。特に冬など乾燥しやすい時期は唇トラブルが起きやすいので注意が必要ですよ。

唇が割れて出血している時は血液を柔らかいガーゼなどで優しくふき取り、ワセリンやリップクリームを塗布しましょう。切れている部分をしっかり保護してあげてくださいね。なお、出血が多かったり深く切れていたりする時は、病院に行きましょう。

吸いだこ

ミルクや母乳を飲む時に唇が刺激され、唇が固くなったり白くぷくっと腫れたりする状態を「吸いだこ」と言います。吸いだこは新生児に多く出る症状です。固くなった部分は放っておけば皮が剥がれます。皮が剥がれたり新しい吸いだこができたり繰り返すうちに自然に治るので、心配する必要はありません。

上手にミルクや母乳を飲めるようになれば吸いだこはなくなりますよ。

マキ先生

小児科医

吸いだこはよくペロンとめくれるので引っ張って剥がしてしまいたくなりますが、無理に取ると赤ちゃんが痛がったり血が出てしまうこともあるので気をつけましょう。

腫れる

アレルギー症状で赤ちゃんの唇が腫れることもあります。アレルギーの場合は唇の腫れのほか、体の湿疹や痒み、呼吸困難などの症状が出ます(※1)。食後に赤ちゃんの唇が腫れたら、小児科を受診してくださいね。

赤ちゃんの唇に関する病気とは?

唇に症状が出る赤ちゃんの病気はいろいろあります。以下から、その中でも有名な病気を紹介します。

(赤ちゃん・新生児のスキンケアのコツや注意点については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん・新生児のスキンケア!コツ・注意点は?すべすべ肌を保湿しよう!

口唇炎

赤ちゃんの唇のただれや水ぶくれ、唇の痛み、腫れなどの症状が出る病気を「口唇炎」と言います。赤ちゃんが口唇炎になる主な原因は、ミルクや母乳、よだれが原因で唇が乾燥することです。

予防するためには、母乳やミルクで汚れたら水に濡れたガーゼで赤ちゃんの口周りを拭くこと、清潔にした後はワセリンやリップクリームで唇を乾燥から守ることが大切です。

ヘルペス

単純ヘルペスウイルスによってヘルペスにかかると、唇に水ぶくれができます。ヘルペスは、免疫力が低い時に症状が出やすくなる病気です。1度治っても、抵抗力が下った時に水ぶくれが再発するでしょう。(※2)

ヘルペスでできた水ぶくれの中には、ウイルスが入っています。水ぶくれの中の液体が感染源になるので、赤ちゃんの口周りをガーゼで拭く時、水ぶくれをつぶさないよう注意が必要です。

マキ先生

小児科医

お母さんがいわゆる「熱の花(=口唇ヘルペス)」をお持ちの場合、お母さんの唾液やキスなどで赤ちゃんにうつってしまうことがあります。お母さんの唇が荒れているときは赤ちゃんとの濃厚接触やお箸の共用などは避けましょう。