ミルクの飲ませ方のコツ!量・温度・姿勢や哺乳瓶の角度が重要!飲まない原因・対処法も

【医師監修】初めての育児だとミルクの飲ませ方を難しいと感じる人が多いですよね。赤ちゃんにミルクを飲ませる際に準備するものや、温度調整など作り方を解説します。飲ませ方の手順や、哺乳瓶の角度などのコツ、飲まない原因と対処法も紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. 赤ちゃんにミルクを飲ませる際に準備するものは?
  2. ミルクの作り方
  3. ミルクの飲ませ方の手順とコツ!哺乳瓶の角度など
  4. 赤ちゃんがミルクを飲まない原因と対処法
  5. 赤ちゃんのミルクの飲ませ方を知っておこう

赤ちゃんにミルクを飲ませる際に準備するものは?

はじめての出産・育児では、何のアイテムをどれくらい準備すべきか迷いますよね。この項目ではミルクの授乳で準備をしておくと安心なアイテムについて紹介します。出産後は慌ただしくて、外出もままならないでしょう。ミルクの関連アイテムは、通販でも購入可能なアイテムがほとんどです。すでに準備している方も足りないものがないか確認してみましょう。

以下が赤ちゃんが退院するまでに用意しておくと安心なミルクに関するアイテムです。

・哺乳瓶
・乳首
・粉ミルク
・湯沸かしポット
・洗浄ブラシ
・消毒用品

新生児期からの赤ちゃんは成長が著しく、ミルクの量もどんどん増えていきます。また1日の中で授乳回数も多く、ローテーションで哺乳瓶を使うことが多いです。哺乳瓶は最低でも2~3本用意しましょう。哺乳瓶と一緒に使う乳首は、赤ちゃんの成長に合わせて替える必要があります。その都度赤ちゃんに合っている乳首を使いましょう。

粉ミルクは缶に入っている粉タイプと、真空パックされているキューブタイプがあります。粉タイプは毎回飲ませる量をはかる必要があります。キューブタイプは一かけで40ml分を作ることができ、スプーンで何杯入れたかを数えずにすみますよ。さまざまな商品が販売されているので、試してみてくださいね。

湯沸かしポットはミルク調乳専用のものもあります。ミルク作りに最適な温度を知らせてくれるので便利ですよ。ミルクの授乳で手間に感じるのが、使用アイテムの消毒ですよね。哺乳瓶のタイプによって消毒法が異なるため、確認しましょう。ミルクのカスが残らないように洗浄することが大切ですよ。

(新生児のミルクについては以下の記事も参考にしてみてください)

新生児対象の粉ミルクおすすめ11選!アレルギー対応など安心な人気商品を厳選!

ミルクの作り方

ミルクは母乳と異なり、誰でも作れてあげられる反面で気を付けたいポイントがあります。この項目では、ミルクの作り方の手順について説明します。また、ミルクの授乳をスムーズに行うためのコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

①ミルクを作る人は手を洗う
②70℃以上のお湯を準備する
③必要な分のミルクをはかって哺乳瓶へ入れる
④必要量の3分の2までお湯を入れる
⑤哺乳瓶を振ってミルクを溶かす
⑥残り3分の1のお湯を入れる
⑦乳首を付けて哺乳瓶を振りミルクを溶かしきる
⑧哺乳瓶を適温まで冷ます

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ体の抵抗力が十分ではありません。ミルク作りの時は、手洗いは欠かさず行いましょう。調乳時のお湯が熱すぎるとミルクの栄養素やたんぱく質を破壊する可能性があります。やけどの防止や調乳時間短縮にも繋がるので、70℃くらいのお湯を使うのがおすすめですよ。

哺乳瓶へ飲ませる分の粉ミルクをはかって入れます。スプーンで量をはかるタイプの粉ミルクは、スプーンすりきりで1杯(20ml分)です。哺乳瓶へお湯を入れる際は、一気に必要量まで入れません。まずは3分の2の量を入れてミルクの粉を溶かします。その後残りの3分の1のお湯を入れ、乳首を付けてミルクを溶かしきります。

ミルクの温度は40℃くらいの人肌が飲みやすい適温です。粉ミルクを溶かしきったら、水や氷水で適温まで冷やしましょう。ミルクの量は個人差があります。新生児~1ヶ月くらいまでは1回50~80mlを3時間おきにあげます。どの時期にどれくらいの量を飲ませるかは、ミルク缶や箱に記載していますよ。

あくまで目安なので、赤ちゃんの体調や気分によって量が増減することもあるでしょう。ミルクの量について心配な場合、助産師へ相談がおすすめですよ。

(ミルクの温度調節については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃん用ミルクの温度調節!冷たいと危険?調乳の際の注意点を解説!

ミルクの飲ませ方の手順とコツ!哺乳瓶の角度など

初めてのミルク授乳はパパ・ママ共に、スムーズに行うことが難しいこともあるでしょう。生まれたばかりの赤ちゃんは小さくて抱っこするのも大変ですよね。この項目では、ミルクの飲ませ方の手順とコツについて説明します。意外と難しい哺乳瓶の角度や赤ちゃんが吐き戻しをしないコツも説明します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんの目を見てしっかりと抱く

ミルクを飲み始める準備として、赤ちゃんと目が合うようにしっかりと抱きましょう。まだ新生児期の赤ちゃんは体も小さいので、抱っこしづらいこともあるでしょう。そのような場合は、授乳クッションなどを活用するのが上手に抱っこをするコツです。抱っこが安定していると赤ちゃんもミルクが飲みやすいですよ。

声をかけてから飲ませる

母乳の場合、赤ちゃんへ「おっぱいだよ」と声かけをしてあげることが多いですよね。ミルクの時も同じように「ミルクだよ」と声かけをしましょう。赤ちゃんがまだ言葉の意味がわからないからと、声かけを恥ずかしがる人もいるかもしれませんね。授乳のたびに声かけをすることで、しだいに声のトーンでパパかママかなどわかるようになりますよ。

赤ちゃんも大好きなパパ・ママの声を聴きながらミルクを飲むことで、リラックスしてくれるでしょう。飲み終わったら「おいしかったね」と声をかけてみてくださいね。

赤ちゃんの頭を上げた姿勢で飲ませる