赤ちゃんの育て方がわからない!新生児期からのお世話の仕方の基本を解説!
【医師監修】この記事では、新生児期の赤ちゃんの特徴をはじめ、おむつ替え・授乳の間隔などお世話の仕方や、育て方の注意点について説明します。また、新生児の育て方のポイントや、新生児の赤ちゃんの子育てに役立つ便利アイテムも、あわせて紹介します。
新生児のうちは、まだ1日の授乳のリズムが整っていません。また、授乳する場合にママの母乳は少ししか出ない場合も多くあります。さらに、赤ちゃん自身も胃がまだ発達していないため、そこまで多く飲むことができません。
新生児のうちは平均的な授乳の間隔などは気にせずに、赤ちゃんが欲しがる時には欲しがる分だけ飲ませてあげるのが原則です。ただし、あまりに頻繁に欲しがる場合には、ちゃんと母乳を飲めていない可能性があるので、ママの母乳の出方や赤ちゃんの飲み方をチェックする必要があります。
ミルクの場合も、母乳と同様に赤ちゃんは一気にたくさんの量を飲むことはできません。最初のうちは平均的な間隔は気にせず、欲しがる時に欲しがる分だけを授乳してあげると良いでしょう。
おむつは汚れたら取り替える
0歳児は、生後3ヶ月ごろまでは、うんちもおしっこも頻繁にします。そのため1日に何度もおむつを交換する必要があるでしょう。汚れたまま放置しておくと、赤ちゃんの肌がかぶれてしまう場合もあります(※3)。
赤ちゃんが泣いている時は、おむつが汚れている可能性があるので、汚れていないかどうかチェックしてみると良いでしょう。
おむつ替えの時はしっかり汚れを拭く
おむつを替える時には、新しいおむつとお尻拭きなどを一緒に準備しておくのがおすすめです。汚れたおむつを新しいおむつに取り換えたとしても、汚れが残ったままでは、かぶれなどを引き起こす場合があります。
おむつを替える時には、おしっこの時もうんちの時も、しっかりと汚れを拭き取ってあげることが大事です。特に、皮膚の間のシワなど、凹凸のある部分は特に汚れが溜まりやすくなります。汚れが溜まりがちな箇所には気をつけながら、優しくぬぐいとってあげると良いでしょう。
毎日沐浴をする
新生児は新陳代謝が活発なため、毎日汗をかき体が汚れます。そのため、毎日汚れを落とすために沐浴をすることが基本となります。39〜40℃程度のお湯で、ベビーバスなどを使って全身を洗ってあげるとよいでしょう。沐浴は、毎日同じような時間帯に行うのが理想です。また、時間の目安は5〜10分程度で、あまり長くなりすぎない方が良いでしょう。(※4)
また、泣いてしまう場合には、無理をして全身を洗う必要はありません。
新生児の赤ちゃんの育て方の注意点
新生児の赤ちゃんの育て方には、いくつか注意点があります。赤ちゃんの健康や安全を守るためにも、注意点を把握しておくと良いでしょう。
快適な環境を整える
新生児の赤ちゃんは、体温の調整を自分で上手にすることができません。そのため、部屋の温度管理は、赤ちゃんの健康を守る上では非常に大事です。冷房や暖房などを活用して、快適な温度を保つようにすると良いでしょう。
また、赤ちゃんは「音」をよく聞いています。寝ている時にテレビなどの音がしたり、家事などで大きな音を出すのは、睡眠が生活の中心となっている赤ちゃんにとってはあまり良い環境とは言えません。可能な限り、静かな環境を整えてあげるのがおすすめです。
また、赤ちゃんは昼夜があることを、まだ理解していません。段々と理解していくことができるよう、昼間は日の光にあてたり、夜は暗い環境にするなど工夫をすると良いでしょう。寝る時には基本的に部屋を暗くするなど「暗くなったら眠るもの」という習慣づけをするのもおすすめです。
(赤ちゃん・新生児のエアコンの使い方については以下の記事も参考にしてみてください)
頻繁な外出は避ける
新生児のうちは、まだ非常に免疫力が低く、病気にかかりやすい状態です。また、温度の変化にも体が慣れていません。そのため、新生児のうちは、あまり頻繁に外出することは避けた方が無難です。どうしても外出しなければいけない時はあるとは思いますが、他の人の協力を仰ぐなどして、なるべく短時間で済ませる工夫をした方が良いでしょう。
(新生児との外出については以下の記事も参考にしてみてください)
抱っこの仕方に注意
初めて赤ちゃんを迎えると、抱っこをする時にも、体に余分な力が入ってしまうかもしれません。しかし、新生児はおむつ替えや授乳など、毎日何度も抱っこを繰り返すことになります。この繰り返しで、腱鞘炎などに悩むママも多々いるでしょう。
抱っこは腕全体をうまく使って支えることで、腱鞘炎を予防することができます。また、抱っこの時にはクッションやタオルなどを活用して、ママの負担が減るような角度に調整するのも良いでしょう。
痛みがあると、抱っこも苦痛になってしまいます。炎症などが起きてしまう前に予防対策をしておくのがおすすめです。
(赤ちゃん・新生児の安全な抱っこの仕方については以下の記事も参考にしてみてください)
窒息事故には気をつける
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