新生児のげっぷの出し方のコツ!必要な理由は?授乳後に出ない時の対処法も!

授乳後の赤ちゃんはげっぷをさせましょう、といわれます。ただ、首が座っていない赤ちゃんにどうげっぷをさせたらいいか、戸惑うママは多いでしょう。新生児にげっぷが必要な理由、げっぷの出し方のコツ げっぷが出ない時の対処法などについて説明します。参考にしてください。

Contents
目次
  1. 新生児にげっぷさせる理由は?いつまで必要?
  2. 新生児のげっぷの出し方のコツは?縦抱きがいい?
  3. 新生児のげっぷが授乳後に出ない時の対処法
  4. 新生児期はげっぷさせようとすると吐くことも?原因・対処法は?
  5. 新生児のげっぷが出なくても焦らないで

新生児にげっぷさせる理由は?いつまで必要?

新生児はふにゃふにゃの体でお世話は難しいものです。新米ママにはげっぷをさせるのも一苦労でしょう。では、そもそもおっぱいやミルクの授乳後、新生児にげっぷをさせなくてはならないのはなぜなのでしょうか。

げっぷは吐き戻しを防ぐため

げっぷは吐き戻しを防ぐためです。

赤ちゃんは授乳の際、母乳やミルクと一緒に空気も飲み込んでしまいます。しかも、赤ちゃんの胃はとっくりのような形をしていて、飲んだ母乳やミルクを吐き戻しやすいのです(※1)。飲んだ空気をそのままにしておくと、空気が出るとき一緒にミルクや母乳も吐き出してしまいます。新生児にげっぷをさせるんは、吐き戻しを防ぐためなのです。

赤ちゃんが苦しくならないようにするため

げっぷをさせるもう一つの理由は赤ちゃんが苦しくならないようにするためです。

おっぱいやミルクと一緒に飲み込んだ空気がお腹にたまると、赤ちゃんは苦しくなってきます。そのままげっぷが出ないと、赤ちゃんが苦しくて不機嫌になることもあります。このためげっぷをさせてあげて、赤ちゃんが苦しくならないようにしましょう(※2)。おっぱいより哺乳瓶で飲むミルクの方が、空気を一緒に飲み込みやすいといわれています。

ただ、おっぱいの場合は、上手に飲めている赤ちゃんは空気を含んでいないので、あまりげっぷが出ないこともあります。その時は無理にげっぷをさせなくても大丈夫でしょう。

げっぷをさせるのは7~8カ月頃まで

げっぷをさせるのが必要な時期の目安は、おおよそ7~8カ月頃までです。赤ちゃんが自分でお座りができるようになる7~8カ月頃になると、自然に自分でげっぷが出るようになるので必要がなくなります。特にミルクを飲ませている場合は、7~8カ月頃まではげっぷをさせた方が無難でしょう。(※2)

ただ、げっぷをさせても出なくなってきたり、苦しそうな様子が見えなくなったら、早めにげっぷはやめても大丈夫です。赤ちゃんの様子を見ながら臨機応変に対応しましょう。

上手におっぱいが飲めたらげっぷさせなくても

上手におっぱいが飲めていたらげっぷをさせなくてもいいでしょう。

完全母乳で上手におっぱいが飲めている場合は、授乳のときに空気を飲む込んでおらず、げっぷが出ないこともあります。赤ちゃんが苦しくなさそうなら、げっぷには神経質にならなくてもいいでしょう。

(新生児におすすめの粉ミルクについては以下の記事も参考にしてください)

新生児対象の粉ミルクおすすめ11選!アレルギー対応など安心な人気商品を厳選!

新生児のげっぷの出し方のコツは?縦抱きがいい?

新生児の赤ちゃんにげっぷをさせるのは難しいと悩むママも少なくありません。新生児の赤ちゃんにスムーズにげっぷをさせるコツとはどのようなものでしょうか。新生児にしてやりやすいげっぷを出す方法を紹介していきます。

新生児を膝に横向きに座らせましょう

新生児の赤ちゃんを、横向きになるように自分の膝に座らせてあげましょう。片腕で赤ちゃんの上半身をしっかり固定します。赤ちゃんのわきの下あたりに腕がくるようにして、赤ちゃんの上半身を固定しましょう。イメージとしては、沐浴の時に背中を洗うような姿勢です。そして反対の手で赤ちゃんの背中を軽くさするようにします。

飲み込んだ空気が胃から出やすいように、口と胃のラインが一直線になるようにするのがコツです。うまくいくと、背中を強く叩(たた)かなくても自然に赤ちゃんの口からげっぷが出てきます。

新生児を縦抱きにして出す方法も

新生児を縦抱きにしてげっぷを出す方法もあります。赤ちゃんのお尻を支えて、赤ちゃんのあごが自分の肩に乗る位置に縦抱きします。新生児は頭がぐらぐらしやすいので抱く際は気をつけましょう。あごが肩に乗ったら、空いている方の手で赤ちゃんの背中をさすります。

背中をさする時のコツは、背中の真ん中から上の方に優しくさすることです。赤ちゃんの背中をさするだけではなく、トントンと優しく叩くことで、げっぷが出るのを促すこともできます。

げっぷが出にくい時は左わき腹をさすりましょう