赤ちゃんの吐き戻し。母乳・ミルクを嘔吐する原因は?適切な対処法も紹介

赤ちゃんは授乳後、よく吐き戻したりします。突然のことに驚き、病気ではと心配にもなります。母乳やミルクを嘔吐(おうと)する原因、対処法、やってはいけないこと、病気の可能性など赤ちゃんの吐き戻しについて先輩ママの体験談を交えて説明します。参考にしてください。

( 3ページ目 )
Contents
目次
  1. 赤ちゃん・新生児は吐き戻ししやすい?【体験談】
  2. 赤ちゃんが母乳・ミルクを嘔吐する原因は?
  3. 赤ちゃんの吐き戻し対策・対処法は?
  4. 赤ちゃんが吐き戻した時にしてはいけないことは?
  5. 赤ちゃんの吐き戻しは病気の可能性も?受診の目安は?
  6. 赤ちゃんの吐き戻しは要注意な場合も

寝返りをよくする子は授乳後お座りの姿勢にしてあげましょう。

赤ちゃんが少し動けるようになってくると、授乳後に手足を動かしたり寝がえりを打ったときにお腹が刺激されて吐き戻してしまうこともあります。寝返りをよくして腹ばいになってしまう赤ちゃんの場合は、授乳後は大人の膝や支えのある椅子などを使ってお座りの姿勢を取らせてあげるといいでしょう。

赤ちゃんにちょうどいい量を飲ませしましょう。

赤ちゃんにちょうどよい量を飲ませましょう。赤ちゃんの胃はまだ容量が少ないので、必要以上に飲んでしまうと嘔吐してしまいます。母乳、ミルクとも最適な量を決めて、飲ませるようにしましょう。

新米ママ

20代

新生児の母です。授乳後に大量に吐いてしまいます。母乳が勢いよく出ているので産院に相談しながら進めています。左右5分ずつあげると吐いてしまっているようなので、今は量を減らしてあげています。

母乳過多のお母さんは、吸われるとどんどん母乳が出てしまい、赤ちゃんにとっては必要以上の量になってしまうこともあります。そこで、赤ちゃんが満足する授乳時間を計って、飲みすぎないように調節します。時間で授乳を終えても母乳が出てきてしまう場合は、タオルに出すようにしましょう。搾乳していざというときのために冷凍しておくのもいいでしょう。

ミルクは乳首のサイズを小さくして出方を調節しましょう

ミルクは乳首のサイズを小さくして出方を調節しましょう。ミルクの場合でも、赤ちゃんの吸う力が強いと規定量を短時間で飲んでしまうことがあります。そうすると満腹感が得られず、飲む量が増えてしまって吐き戻しの原因になってしまうでしょう。乳首のサイズを調節してあげるといいですよ。

(授乳時間の目安については以下の記事も参考にしてください)

新生児の授乳時間の目安を知りたい!時間が長い原因と対策は?

汚れた時にすぐに処理できるような準備をしておく

汚れた時にすぐに処理できるような準備をしておきましょう。

吐き戻しの後処理も頻繁になると大変です。赤ちゃんが一人でお座りしたりつかまり立ちできるようになるとお腹が圧迫されることは少なくなってきますが、寝返りの頃は圧迫されることがよくあります。そこで、胸元に大きめのスタイをつけて汚れたらこまめに交換したり、汚れても部分的に洗えるマットやタオルを敷いておくといった対策がおすすめです。

保育士

30代前半

うちの子は吐き戻しが多かったので、タオルやスタイで対策をしていました。ある時、授乳後にゲップをさせるため抱きかかえて背中をさすってあげていたら、噴水のように吐き戻し!まさかの後方…私の背中と足元の布団がドロドロに。そこは盲点でした。

吐き戻し方が激しい場合や長く続く場合は、口元や足元だけでは不十分なので、広範囲をカバーしておくのがおすすめです。防水タイプのプレイマットを敷いたり、すぐに拭けるように使い捨ての雑巾を用意しておくと便利です。

病気が疑われる場合は吐き戻しの量や頻度を確認

吐き戻しは病気が原因と疑われる場合は吐き戻しの量や頻度を確認しておきましょう。量が多いか少ないか、頻繁に起こるか、一定の条件の時だけなのかなどです。医者の判断材料にもなるのでしっかり確認してください。病気のサインを逃さず、適切な対処がとれるように早めに受診してください。

ライター

30代

娘は出産後すぐから毎回大量の嘔吐をしていました。すごく頻繁だったので心配で1カ月健診の時に病院の先生に相談したところ、すぐにエコー検査をしてくれました。幸い異常はなく、その後は吐き戻しても安心して授乳できました。

吐き戻しをしても、機嫌よくニコニコしていたり活発に動いていたりするのと、苦しそうだったりいつまでも泣き続けたりするのとは、原因が違う可能性があります。吐き戻しの前後の赤ちゃんの様子も確認しておくといいでしょう。

赤ちゃんが吐き戻した時にしてはいけないことは?

赤ちゃんが母乳やミルクを突然吐き戻してしまうと慌ててしまうこともあるでしょう。しかし、急いで対処しようとすると、赤ちゃんにとって苦痛になったり危険なこともあります。まずはひと呼吸置いて落ち着いて対応するようにしましょう。以下3点の吐き戻した時の注意です。

すぐに仰向けにしない