赤ちゃんの吐き戻し。母乳・ミルクを嘔吐する原因は?適切な対処法も紹介

赤ちゃんは授乳後、よく吐き戻したりします。突然のことに驚き、病気ではと心配にもなります。母乳やミルクを嘔吐(おうと)する原因、対処法、やってはいけないこと、病気の可能性など赤ちゃんの吐き戻しについて先輩ママの体験談を交えて説明します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 赤ちゃん・新生児は吐き戻ししやすい?【体験談】
  2. 赤ちゃんが母乳・ミルクを嘔吐する原因は?
  3. 赤ちゃんの吐き戻し対策・対処法は?
  4. 赤ちゃんが吐き戻した時にしてはいけないことは?
  5. 赤ちゃんの吐き戻しは病気の可能性も?受診の目安は?
  6. 赤ちゃんの吐き戻しは要注意な場合も
新生児・赤ちゃんの体重や身長、育児の注意するポイントは?

赤ちゃんの吐き戻し対策・対処法は?

授乳後の嘔吐にはさまざまな原因があります。どういった対策や対処法をとったらいいのか紹介していきます。赤ちゃんの吐き戻しが少なくなるための対策、吐き戻した時のための対策・対処を適切に行って、赤ちゃんが心地よく過ごせるようにしてあげましょう。

飲むときに空気が入りにくくしてあげる

赤ちゃんが母乳やミルクを飲むときに、空気が入りにくくしてあげましょう。乳首や哺乳瓶を赤ちゃんの唇だけでくわえるのではなく、大きく口を開けてぱくっとほおばるようにしてあげましょう。すると、口と乳房や哺乳瓶の乳首の間に隙間がなくなり、無駄な空気を取り込みにくくなります。

新生児の母

20代

赤ちゃんが乳首を上手にくわえてくれなくて、うまく飲めていないような気がします。飲んだ後もすぐに吐き戻してしまっているので短時間でまた授乳になります。こんな授乳の仕方で大丈夫なのか不安になります。

前章で説明したように、新生児は母乳やミルクを飲むのがまだ上手ではなく、胃の中に空気を取り込んでしまいやすいのです。そのため、飲ませるときに空気が入りにくくなる工夫をしてあげると、しっかり飲めて吐き戻しが少なくなるでしょう。

授乳後にしっかりゲップをさせてあげる

飲むときに取り込んでしまった空気は、授乳後にしっかりゲップをさせて出してあげることが大事です。ゲップのさせ方は、大人の肩に赤ちゃんの顎(あご)が乗るように縦抱きをして、背中を下から上に撫で上げるようにさすったり、軽くトントンとしてあげます。

新生児なので、背中を強くたたきすぎると余計に苦しくなったり、不快になることもあります。また、強くたたいた拍子に大量に吐いてしまうこともあるので、背中は優しく撫でるようにするのがコツです。ゲップの時の吐き戻しを処理しやすいように、赤ちゃんの口元にタオルを置いておくといいでしょう。

一児の母

20代

子どもがたくさん母乳を吐き戻ししているので心配で病院へ連れて行きました。体に異常はなく、少量をこまめに授乳することと、ゲップをしっかりさせることをすすめられて、実践してみました。そうしたらまったく吐かなくなってほっとしました。

寝る前の授乳はできれば縦抱きにしましょう。

育休ママ

30代後半

授乳後にたくさん嘔吐する子なのですが、寝る前の授乳の時はうまくゲップを出してあげることができません。ミルクを飲んだら満足して寝てしまうので、背中をトントンしてもゲップをしません。これで大丈夫か心配です。

寝る前の授乳時は赤ちゃんをできれば縦抱きにしましょう。背中をさすってあげてから、横向きにして寝かせてみてください。赤ちゃんは授乳後、そのまま寝てしまって取り込んだ空気をうまく出すことができないことがあるからです。

横向きにするときは、背中と布団の間にたたんだタオルを挟んでみましょう。寝ている間に吐き戻しても、自然と嘔吐物が口から出てくるので安心です。ただ、寝返りを自分でできない赤ちゃんの場合、背中に挟むタオルを高くしすぎると何かの拍子にうつ伏せになって窒息してしまう可能性もあります。タオルの高さには十分に気を付けましょう。

(授乳後のゲップについては以下の記事も参考にしてください)

母乳育児もげっぷは必要?出し方のコツや授乳中に寝落ちした時の対処法も!

授乳後はしばらく縦抱きにする

授乳後はしばらくの間縦抱きにしてあげましょう。赤ちゃんの胃はとっくり形をしているので、しっかり胃の下の方まで入っていく前にお腹を圧迫してしまうとすぐに吐き戻してしまうためです。

寝返りをよくする子はお座りの姿勢に

先輩ママ

30代

娘は寝返りを打てるようになると、授乳後でもすぐに仰向けからコロンと寝返りをしていました。座れるようになるまでは、頻繁に吐き戻しをしていて、授乳後すぐには床に降ろしてあげられまでんでした。