3歳児の食事。必要なご飯の量・栄養素は?好き嫌いで食べない時の対処法も!

3歳になると乳歯が生えそろい、一人で食べられるようになります。半面、好き嫌いも出てママを悩ませます。3歳児に必要なご飯の量(カロリー)、栄養素、しつけ、好き嫌いの対処法など3歳児の食事について、おすすめのメニュー・レシピを交えて説明します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 3歳児の食事に関する発達の特徴は?
  2. 3歳児に必要なご飯の目安量・栄養素は?
  3. 3歳児の食事でのしつけのポイント
  4. 3歳児が好き嫌いで食事を食べない時の対処法は?
  5. 3歳児におすすめの食事メニュー・レシピを紹介
  6. 3歳児の発達に食事は重要

3歳児が1日にとりたい栄養素の目安は次の通りです。

3歳児に摂取させたい1日の栄養素には、エネルギーのほかにビタミン・ミネラル、たんぱく質などがあります。ビタミン・ミネラルの目安量は果物なら1日に200g、緑黄色野菜なら90g、単色野菜なら120gです。子どもの骨や筋肉を作るのに欠かせないたんぱく質源は肉類なら50g、魚介類なら50g、卵類なら40g、牛乳では300ml程度となっています。

3歳児の食事でのしつけのポイント

3歳児は1歳や2歳のときと比べると、1人でご飯を食べることができるようになり、食べることができる食材も増えてきます。ただ、逆に好き嫌いが出てと、食事のしつけに悩みを抱えるママも多くいるでしょう。食事でのしつけのポイントについて説明します。

食感を楽しみましょう

食感を楽しみましょう。食事のしつけを考えたときに、なにもかもを「きちんと食べなさい」としつけるのではなく、食感を楽しむことができるような食事作りを心掛けることが大切です。

子どもは3歳になると乳歯が生えそろい、しっかりと食材の感触を理解することができるようになります。これまでは乳歯が生えそろっていないため、あまり噛(か)まずに歯茎でつぶして飲み込むといった状態でした。しかし、乳歯が生えそろい「噛む」ことを覚えた子どもは、噛んだときの食感に好き嫌いが出てきます。食材の食感を意識した献立を考えましょう。

(3歳児の反抗期の原因と対処法については以下の記事も参考にしてみてください)

3歳児の反抗期の原因と対処法!男の子・女の子別に解説!体験談も

食事の時間を楽しみましょう

3歳児の食事のしつけを考える前に、まずは食事の時間を楽しむという考え方が大切です。子どもが食事は楽しいとを覚えてくれるといいですね。子どもに限らず、食事の場はコミュニケーションの場なのです。3歳児は言葉が発達してきておしゃべりも上手になる年齢です。会話をしながら楽しい食卓になるように心がけましょう。

食材と触れ合うのもおすすめ

「好き嫌いせずに食べなさい」としつける前に、食材と触れ合うのもおすすめです。3歳児には、ママが料理をして出てきた食材が元はどんな形をしていて、どんな色だったのかわかりません。

子どもが嫌いなものでも「最初はこんな形だったんだよ」と見せてみたり、「どんなところが嫌いなのかな?」などと話しかけたりして、一緒に調理をするなどの工夫をしてみるといいでしょう。食材を知ることで嫌いが好きになることもあるかもしれません。

食への関心を高めましょう

子どもの食事へのしつけを考えたとき、食への関心を高めることも重要です。3歳児は乳歯がすべて生えそろい、よりたくさんの食材を食べることができるようになります。また、体が発達し体力もついてくることから1日に食べるご飯の量も1歳や2歳のときと比べると増えています。食べることで体がつくられ、元気に遊べるのだということを伝えてみましょう。

また、子どもに四季折々の食材を教えることもしつけの一環としておすすめです。旬の食材を選び、一緒に買い物にいったときに「夏のお野菜はどーれだ?」といった会話やコミュニケーションをとることも大切です。

基本的な食事のマナーを身につけましょう

基本的な食事のマナーを身につけましょう。食事のしつけとしてマナーは大切です。3歳児は保育園や幼稚園に通い始める年齢です。ご飯を食べるときには「いただきます」、食べ終わったときには「ごちそうさまでした」の挨拶ができるようにしておきましょう。

3歳児は発達が著しく、大人のまねをするのも得意です。食事のときにお箸を持つ練習などをしてみるのもいいでしょう。

(3歳児が喜ぶお弁当については以下の記事も参考にしてみてください)

3歳児が喜ぶお弁当!保育園・幼稚園の遠足などにおすすめ!時短テクニックも!

焦らず気長に

食育やしつけは、焦らず気長に続けることが大切です。好き嫌いが激しく「あれこれ工夫をしてもなかなか食べない…」と途方にくれてしまうママも少なくありません。しかし、3歳の子どもにとっては日々体が発達していくため、すべてがはじめてのことなのです。

これまで歯茎でかみつぶしていた食材を、生えそろった乳歯で噛む感覚は3歳児にとっては初めての体験です。好き嫌いをせずに食べていた食材でも、これまでと違う食感に苦手意識を持つ子もいるでしょう。焦らずにゆったりとした気持ちで、子どもの成長を見守ってあげてください。

3歳児が好き嫌いで食事を食べない時の対処法は?