自閉症スペクトラムの幼児の症状の特徴は？原因や診断基準は？親の対応も！体験談多数

自閉症スペクトラムは何が原因で起こるのでしょうか？実は自閉症スペクトラムをはじめ、発達障害というのはまだ明確な原因がわかっていないものが多くあります。

昔は親の育て方や育った環境が良くないのではないかなど、後天的な原因が考えられていました。特に軽度の発達障害児が空気が読めないような発言をすると、しつけがなっていないからと捉えられがちでした。

しかし、現在は親の育て方や環境は自閉症スペクトラムとは全く関係ないとはっきりといわれています（※2）。有力な原因は、先天的になんらかの脳機能障害があるという説です。

自閉症スペクトラムの子供は、大人になるとどんな風になっていくのでしょうか？大人になり社会に出ることで、他に何か症状が出てきたり、逆に今出ている症状が消えたりはするのでしょうか？実際に大人になった自閉症スペクトラムの方の体験談をみてみましょう。

言葉通りに行動してしまうところが自閉症スペクトラムの人にはあります。この特徴は大人になっても残る場合が多いようです。発達障害という言葉が世の中に広まり、社会の理解も得られつつあります。しかし、軽度の発達障害は見た目にもわかりにくく判断も難しく見過ごされがちです。このため、周りも発達障害に合わせた対応ができないことがあります。

また軽度の人の中には、子供時代は診断がついていませんでしたが、大人になって社会にうまく適応できなくなってくる人もいます。うつや適応障害などの症状が出て、病院を受診した結果、自閉症スペクトラムと診断されたという人も少なくありません。

自閉症スペクトラムに限らず、軽度の発達障害が大人になってから判明するのは、それまでは親が守ってくれていたり、子供だからと許されていたりで気が付かなかったことが考えられます。診断がついて、初めて今までの困ったことはこれが原因だったんだと納得する人も多くいます。

辛いことが多すぎてOLは辞めたー。この女性にとって感覚過敏や対人関係の障害がネックになっていたようです。自分の特徴をよくわかっていたこの女性は、会社の集団の中で働くこと自体が向いていないと考え、自分一人でできる仕事に方向転換しました。自分で対応を考えたのです。

大人でも無理なことを続けていると、身体症状が出ることがあります。自分の特性を知っていると、自分に合う仕事を選びやすくなり、社会に出てから不適応に陥るということを回避できます。

「もしかしたら、うちの子供は自閉症スペクトラムなのではないか」と感じていたり、自閉症スペクトラムの診断がついたばかりでどうしたらよいかと悩んでいたりする親は、子供とどう接したらよいのでしょうか。自閉症スペクトラムの子供を育てるのには少しコツが必要です。

自閉症スペクトラムになる原因ははっきりしていませんが、その育て方は専門家や先輩パパ・ママの力によって、かなり考えられてきています。先輩パパ・ママの体験談を通して、そのコツをご紹介します。

いっぱい褒める。

自閉症スペクトラムの子供の中で軽度の子というのは、見た目も話をしても発達障害があることがわかりにくいです。一昔前なら「変わった子」という印象になるでしょう。しかし、思いついたことをそのまま口に出してしまうなどの特徴から、対人トラブルが多く付きまとう場合があります。

そういった対人トラブルから、自己肯定感が下がってしまい、不登校になったり腹痛や原因不明の発熱など身体症状が出て来たりする場合があるのです。チックの症状が出るケースもよくみられます。友達や園・学校などの周囲の理解も大切ですが、まずは親がいっぱい褒めて愛情を示してあげることが大切です。

（ほめる効果については以下の記事も参考にしてみてください）