麻疹(はしか)に赤ちゃん・子供が感染!初期症状・原因は?予防接種の必要性、後遺症についても!

赤ちゃん・子供が麻疹(はしか)に感染する際の初期症状や、感染する原因を紹介します。予防接種の必要性や後遺症、感染した時の自宅でのケア方法なども紹介していきますので、赤ちゃんを麻疹(はしか)に感染させたくない、と悩んでいるママはぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 麻疹(はしか)とは?
  2. 赤ちゃん・子供の麻疹(はしか)の初期症状は風邪に似てる?
  3. 赤ちゃん・子供が麻疹(はしか)に感染する原因
  4. 赤ちゃん・子供の麻疹(はしか)の予防接種の必要性
  5. 赤ちゃん・子供の麻疹(はしか)は後遺症が残ることも?
  6. 赤ちゃん・子供が麻疹(はしか)に感染した時の自宅でのケア方法
  7. 赤ちゃん・子供の麻疹(はしか)は予防接種で防ごう

麻疹の合併症として1番多く見られるのが、中耳に細菌やウイルスが入り込み急性の炎症が起きる、中耳炎です。麻疹患者の5~15%に見られます。赤ちゃんは症状を訴えることができないので、発見が遅れて中耳の中に溜まった膿が鼓膜を破ってしまうケースもあります。

中耳炎の発見が遅れ症状が進行すると、細菌が耳の後ろに突出した乳様突起という骨に感染し、ズキズキとした痛みを感じる場合もありますよ。(※1)

(赤ちゃんの中耳炎をチェックする方法については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんが耳を触る原因や対処法は?中耳炎かも?チェック方法は?

クループ症候群

アレルギーや感染によって鼻・鼻腔・鼻咽腔・咽頭、喉頭が腫れたり炎症を起こしたりし、赤ちゃんがかすれ声を出したり「ケンケン」と犬のような咳をしたりすることをクループ症候群といいます。クループ症候群も、麻疹の合併症としてよく見られる病気です。(※1)

赤ちゃんや子供が麻疹の合併症によってクループ症候群にかかり呼吸をすることが難しい場合は、口や鼻からチューブを挿入し、呼吸を管理する場合もあります。

心筋炎

心臓の筋肉に炎症が発生することを、心筋炎といいます。心臓は心臓の筋肉繊維が収縮することで全身に血液を循環させています。心筋に炎症が起きると、ポンプとしての心臓の働きが弱まったり、心臓が動くリズムが崩れることが原因で死亡してしまう可能性もあるのです。(※1)

麻疹になった赤ちゃんや子供が不整脈やひどい頻脈や徐脈になった場合は、病院に連れて行くようにしましょう。

赤ちゃん・子供が麻疹(はしか)に感染した時の自宅でのケア方法

赤ちゃんや子供が麻疹(はしか)にかかってしまった場合、どのようにケアをすればよいのか悩んでしまうママは多いでしょう。以下からケアの方法を紹介していきます。

水分補給をさせる

はしかの初期症状の1つに、高熱など風邪のような症状が挙げられます。汗をかき脱水症状になってしまう可能性があるので、こまめに水分補給をさせるようにしましょう。水でも問題ありませんが、麦茶や紅茶、果汁などを飲ませると、汗として身体の外に出てしまった塩分やビタミンなどを補うことができますよ。

赤ちゃんや子供は高熱を出すと機嫌が悪くなり、大量の水分をとることを嫌がってしまう傾向があります。1度にたくさん飲ませようとせず、何度かに分けてこまめに水を飲ませるようにしてくださいね。

発熱したら頭を冷やす

赤ちゃんや子供が発熱している時は、冷却ジェルや氷枕などで頭を冷やしましょう。頭を冷やすと身体がスッキリし、気分もよくなりますよ。

温タオルで身体を拭く

赤ちゃんや子供が発熱している時は入浴を避け、温タオルなどで身体を拭いてあげましょう。入浴すると体力を消耗してしまう可能性があるからです。

温タオルで身体を拭いてあげるだけで、子供の身体を清潔にしスッキリした気分にさせてあげることができますよ。

暑すぎない温度に保温する

三日はしかや麻疹の時は、身体が熱いのに手足が冷えてしまうことが多くあります。薄手の長袖の服を着せ、靴下や手袋などで手足が冷えないように工夫しましょう。室温を20~25度程度に調整し部屋の加湿をするなど、温度や湿度を適度に保つことも大切です。

また、部屋の中にウイルスを充満させないために、時々換気をするようにしてくださいね。

病院で診察を受ける

発熱や発疹など、麻疹のような症状が出たらすぐに小児科や内科を受診しましょう。麻疹は感染力が強い病気なので、子供の熱が下がってから3日は幼稚園や学校を休むようにしてくださいね。

赤ちゃん・子供の麻疹(はしか)は予防接種で防ごう