ダウン症とは?症状の特徴、原因・治療法は?妊娠中・出産後の検査方法も!

ダウン症とは?という疑問をはじめ、原因や発生確率、症状の特徴について紹介しています。妊娠中・出産後で変わるダウン症の検査方法や、ダウン症の子供への接し方を【体験談】も含めて紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. ダウン症とは?染色体の異常が原因?
  2. ダウン症の発生確率
  3. ダウン症の症状の特徴
  4. ダウン症の妊娠中の検査方法
  5. ダウン症の出産後の検査方法
  6. ダウン症の子供への親の接し方
  7. ダウン症について知っておこう

知的発達の遅れ

知的障害も、ダウン症の症状の一部です。ただし、知的障害の幅はとても広いので、ダウン症の知的障害の症状を明確に定義することは難しいとされています。介助がないと生活できない知能障害を持つ人もいますが、大学を卒業したり、車を運転したり、書道家などアーティストとして活動したりしている人もいますよ。

聴力が弱い

ダウン症の子供は、難聴を患っている可能性もあります。

ダウン症の場合は、中耳の部分に浸出液が溜まり「滲出性中耳炎」という病気にかかる可能性が高いです。滲出性中耳炎が原因で、難聴になってしまうことがよくあります。

ダウン症の赤ちゃんに声をかけても反応がない時は滲出性中耳炎になっている可能性を考え、耳鼻科を受診してみましょう。

目の病気

ダウン症の赤ちゃんは、視力の弱さや白内障、斜視など目に症状を持っていることも多いです。目が左右や上下に震えて見える「眼振」の症状が出ることもあります。

ダウン症の妊娠中の検査方法

胎児がダウン症かどうかは、羊水検査・エコー検査・母体血清マーカーテスト・絨毛検査などの検査を通して、で妊娠中から知ることができます(※4)。

以下から、妊娠中にできる検査を詳しく見ていきましょう。

(流産の種類や確率については以下の記事も参考にしてみてください)

流産の種類は?確率は?週数、年齢との関係性について!

羊水検査

羊水検査は、注射器でママのお腹から羊水を取り出し、羊水に含まれる胎児の細胞を調べる方法です。

羊水検査はほかの検査より感度が高いと言われます。ただし、羊水を採ったことが原因で流産してしまう可能性もあるので、羊水検査をする前にパートナーとよく話し合った方が良いでしょう。

エコー検査

エコーで胎児の首の後ろあたりの皮膚の厚みを確認し、ダウン症か検査する方法もあります。

エコー検査では、ダウン症かどうかを明確に判断できません。もしエコー検査でダウン症だと診断されても過剰に心配しないでくださいね。

羊水検査は8~10万円ほどの費用がかかりますが、エコー検査なら妊娠中の定期健診の時についでに見てもらえるので、特別な費用がかかりません。

(エコー写真の見方については以下の記事も参考にしてみてください)

エコー写真の見方を妊娠時期別に解説!保存方法や性別・ダウン症を判断できる方法も

母体血清マーカーテスト

母体血清マーカーテストは、妊娠中のママの血液の成分から、胎児がダウン症か検査する方法です。

母体血清マーカーテストの感度は80%と言われていますが、絶対ではありません。血液検査で陽性反応が出た場合、より正確な判定を行うために羊水検査をするママもいますよ。

絨毛検査

絨毛検査は、胎盤の一部である絨毛を針やカテーテルを使って取り出し、胎児の細胞を調べる検査です。

絨毛検査の感度は98%ですが、羊水検査と同じように流産のリスクがあります。検査費用も8万円程必要なので、検査をする際はパートナーとよく話し合った方が良いでしょう。

ダウン症の出産後の検査方法