小児の細気管支炎の症状とは?乳幼児がなる原因、治療法は?受診の目安も!

乳幼児がかかる病気のひとつに細気管支炎という病気があります。小児の細気管支炎の症状とは?どんな病気?という疑問をはじめ、乳幼児がなる原因や治療法について紹介します。気になる症状がある場合は、病院へ受診する目安や予防法を知って子供を病気から守りましょう。

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Contents
目次
  1. 小児の細気管支炎の症状とは?どんな病気?
  2. 乳幼児が細気管支炎になる原因は?
  3. 細気管支炎の治療法
  4. 細気管支炎の受診の目安
  5. 細気管支炎の予防法
  6. 細気管支炎は感染を予防しよう

細気管支炎にかかると風邪のような症状が見られますが、食事はしっかり食べられることが多いです。

食欲がなくなり咳で食事が入らなくなっている時や水分を十分にとれなくなっている時は重症化していることが考えられるのでできるだけ早く病院に連れて行きましょう。特に、水分を飲めないと脱水症状になる危険があるので要注意です。

高熱が出ている

細気管支炎は本来、高熱が出る病気ではありません。38度以上の熱が出ている時はほかの病気にかかっている可能性があるので、早めに病院に行きましょう。

(高熱については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんに熱が…!発熱の原因は?38度以上の高熱は要注意!

眠ってばかりいる

体調が悪い時、普段よりも睡眠時間が長くなるのは当たり前ですね。ただ、赤ちゃんがぐったりして1日のほとんどを寝て過ごしているようなら病院に連れて行きましょう。体力の低下や脱水症状、細気管支炎の重症化などが原因でぐったりしている可能性があります。

耳が痛いと訴えている

細気管支炎から急性中耳炎などを発症する子供もいます。

小さな子供は痛い場所を言葉で伝えられないので、大きな声でぐずる、しきりに耳を触るなど普段と違う様子を見せていたら病気を疑っても良いでしょう。

赤ちゃんが耳に痛みを感じている様子なら、耳鼻科を受診してくださいね。

(赤ちゃんの中耳炎については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんの中耳炎の症状の見分け方は?耳垂れ・発熱・痛み?治療法も!

他に疾患を持っている

細気管支炎と合わせて、心疾患や免疫不全、呼吸器系の疾患を持っていると重症化のリスクが高まります。低体重出生児で生まれた赤ちゃんや呼吸停止の既往がある赤ちゃんも注意が必要です。

心当たりがあるママはなるべく早めに受診し、重症化を予防しましょう。

3日経っても回復しない

細気管支炎は通常、急性的に起こり3~5日で治癒します。

家で3日安静に過ごしても回復しない時は重症化していたり他の疾患が潜んでいたりする可能性があるので、病院に連れて行きましょう。

細気管支炎の予防法

細気管支炎が重症化する可能性は低いですが、中には小児喘息に移行するケースもあるので注意したいものです。細気管支炎の予防のために、家庭でできることはあるのでしょうか?

手洗いうがいをしっかり行う

細気管支炎の主な原因はウイルスです。手洗いうがいを習慣付ければ、ある程度予防できますよ。

手を洗う時は、石けんで20秒以上洗いましょう。指の間爪の隙間、手首まで洗い忘れがないように、しっかり洗うことが重要です。

マスクを着用する

細気管支炎の原因になることが多い「RSウイルス」は、大人に感染しても軽い風邪のような症状しか出ません。しかし、小さな赤ちゃんに感染すると症状が強く出てしまうのです。

赤ちゃんがいる家では、風邪を引いたらすぐマスクをしましょう。赤ちゃんを触る前に手指の消毒をすることも、感染予防に役立ちます。

(赤ちゃんのマスクについては以下の記事も参考にしてみてください)