赤ちゃんの中耳炎の症状の見分け方は?耳垂れ・発熱・痛み?治療法も!
赤ちゃんの多くがかかる病気に中耳炎があります。耳の病気とは分かっていても、具体的にはどんな症状でどんな治療をするのか。中耳炎の種類、原因、症状、治療法から自然治癒(ちゆ)まで、さまざまな角度から赤ちゃんの中耳炎について説明します。
中耳炎とは?うつる病気?
中耳炎とは2、3歳までの赤ちゃんがかかりやすい耳の病気です。耳の鼓膜の奥にある中耳という部分が細菌やウイルスに感染されて起きる炎症です。発熱、強い痛み、耳垂(だ)れなどの症状が出ます。多くの場合は風邪などが原因です。(※2)
しかし、赤ちゃんは熱や痛みなどがあっても「耳が痛い」と訴えることはできません。なかなか熱が下がらない、機嫌が悪い、耳垂れがあるなどのシグナルを見逃さないことが大切です。気づかずに放っておくと聴力低下を招くなど重症化することもあります。(※1)
(赤ちゃんが耳を触る原因や対処法については以下の記事も参考にしてみてください)
中耳炎はうつらない
よく赤ちゃんは中耳炎にかかるので、中耳炎はうつるのではと心配するお母さんもおられるかもしれません。しかし、中耳炎はうつる病気ではありません。
ただ、中耳炎は風邪やウイルスが原因で発症するケースがほとんどです。街中などで風邪にうつると、結果として中耳炎になってしまうこともあります。このため中耳炎はうつると誤解されるのでしょう。風邪にかからないことが中耳炎予防になるのです。
(赤ちゃんの耳掃除のやり方については以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃんの中耳炎の種類・原因
中耳炎には急性から慢性までさまざまな病気があり、症状も原因も変わってきます。この中で赤ちゃんがかかりやすい急性中耳炎と滲出性(しんしゅつせい)中耳炎について説明します。
(赤ちゃんの耳垢については以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃんの中耳炎
急性中耳炎は、ウイルスや細菌が鼓膜の奥の中耳にまで侵入して引き起こす炎症です。風邪にうつることで風邪のウイルスや細菌におかされる場合がほとんどです。
症状は痛みや発熱、耳垂れなどです(※2)。中でも耳の痛みが強くなる場合が多く、赤ちゃんは急に泣き出したり、むずがったりします。夜間に痛みが強く出るようです。
高熱のときはお風呂は控え、プールは医師の許可が出るまで我慢しましょう。
赤ちゃんの滲出性中耳炎
滲出性中耳炎は、中耳に滲出液という液体がたまることで起きる炎症です。
中耳の粘膜からは滲出液が常ににじみ出ていて、通常は鼻につながる「耳管」を通って排出されます。この耳管がうまく働かないと、滲出液が排出されずにたまり続けて、滲出性中耳炎を引き起こすのです。
赤ちゃんの滲出性中耳炎は、急性中耳炎が長引いて起きる場合がほとんどです。このほかアレルギー性鼻炎、飛行機に乗った時の気圧変化などが原因でも起こります。
赤ちゃんの中耳炎の症状の見分け方!耳垂れ・発熱・痛みなど
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