新生児期・乳児期・幼児期の期間は?いつからいつまで?成長や定義の違いなどを紹介!

【医師監修】乳児期や幼児期など、赤ちゃんや子どもを表す言葉はさまざまあります。新生児期・乳児期・幼児期の期間はいつからいつまで?という疑問を徹底解説しますよ。それぞれの期間の定義を知らなくて困った先輩ママの【体験談】や、公共機関や医療機関での特有の呼び方も紹介します。

Contents
目次
  1. 新生児期・乳児期の期間はいつからいつまで?
  2. 幼児期の期間はいつからいつまで?
  3. 期間の定義を知らなくて困ることはある?【体験談】
  4. 公共機関や医療機関での特有の呼び方
  5. 新生児・乳児期・幼児期の特徴を知っておこう!

新生児期・乳児期の期間はいつからいつまで?

子どもが生まれてしばらくは「赤ちゃん」という括りで呼ぶことが多いですよね。しかし、子育てについて調べている最中に「新生児」「乳児」といった日ごろ聞きなれない赤ちゃんの呼び方を目にすることもあります。

赤ちゃんのためにも「新生児」や「乳児」とはいつからいつまでのことを指すのか、具体的な期間は知っておきたいですよね。そこで「新生児期」「乳児期」の定義について紹介していきます。

新生児期の定義

新生児期は、世界保健機関や母子健康法に基づくと、生後0日~生後28日未満を指します。生後0日は生まれた日を指すので、生まれた日から生後28日を迎えるまでを新生児期ということになります。(※1)

新生児期は赤ちゃんもまだ外の世界に慣れておらず、生活リズムも整っていません。睡眠時間が短く一日の間に何度も寝て起きてを繰り返します。授乳回数やおしっこの回数も多いので、慌ただしいまま一日が終わると感じているママやパパも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんの表情や体格にも日々成長がみられる時期です。

渡邉恵里

小児科医

小児科では、生後何日かという事が大切な新生児期は、「日齢◯」という表現をします。

(新生児の平均体重や身長については以下の記事も参考にしてみてください)

新生児の平均体重・身長は?生後1ヶ月以降の赤ちゃんの成長過程も!

乳児期の定義

乳児期は、児童福祉法により生後1年未満の子どもだと定義されています。新生児期があるので、乳児期がいつから始まるのか迷う人も多いですが、乳児期は生まれてすぐの時期から生後1年未満を指します。つまり、乳児期のなかには新生児期も含まれます。(※2)

生後0日~1年近くとなると、ハイハイも始まり、つかまり立ちも行う時期です。行動の早い子どもの中には歩きはじめる子もいますよ。また、簡単な単語であれば、なんとなく理解することもできるようになっている時期です。

1歳前後は卒乳を考え始める人も多いですよね。母乳やミルクを飲んで育つ時期ということもあり、乳児期と言われています。

(1歳児の発達の特徴については以下の記事も参考にしてみてください)

1歳児の発達の特徴は?言葉・身長・体重など成長の目安、遅れの基準や対処法も!

赤ちゃんの定義

赤ちゃんという呼び方にしっかりとした定義はありません。成長の度合いなどに関わらず、個人のイメージによって使われることが多いですね。もともと赤ちゃんという呼び方は、小さい子どもの皮膚が薄く、血管が透けて肌全体がうっすらと赤く見えることからつけられたと言われています。

生後3ヶ月から皮膚が厚くなりはじめ、生後1年近くたつと肌はほとんど赤く見えないことから、1歳程度で赤ちゃんと呼ばなくなるという考え方もあります。生後1年になると、歩きはじめたり卒乳をする時期でもあるので、赤ちゃんというイメージからはずれると感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、ベビー製品では2歳までを対象年齢としているものも多いことから、2歳までを赤ちゃんと呼ぶ人もいます。定義がない以上どれも間違いということはありません。ただし、成長して言葉を理解するようになり、自我が芽生えてくると、赤ちゃんと呼ばれるのを子どもが嫌がることもあります。子どもの気持ちを尊重しながら使いましょう。

幼児期の期間はいつからいつまで?

幼児期について、いつからいつまでの期間を指すのかよくわからないということも多いですよね。また、赤ちゃんという呼び方から、子どもという呼び方を使うことも増えます。子どもの定義についても紹介していきますよ。

幼児期の定義

幼児期は、児童福祉法によって生後1年から小学校就学までと定義されています。生後1年を迎えると、乳児から幼児期に移り変わります。そして、小学校入学前の3月31日までが、児童福祉法によると幼児期に当たるわけです。(※2)

小学校入学前は、幼稚園や保育園で同世代の子どもと関わる機会も多く、社会性を身につけ始める時期です。家族と離れて過ごす時間もあり、これまでよりも多くの人と接するので、自我が芽生えて個性も発揮されていきますね。

(6歳の身長の発達については以下の記事も参考にしてみてください)

6歳児の身長の発達は?男の子・女の子で変わる?背を伸ばすための秘訣も紹介!

子どもの定義