プール熱(咽頭結膜熱)の症状とは?子供だけ?出席停止や予防対策についても!

プール熱(咽頭結膜熱)とは?子供だけ?大人もかかる?といった疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、症状・原因や、潜伏期間、受診の目安や、プール熱にかかった時の治療法・対処法、出席停止期間や、予防対策を細かく紹介します。

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Contents
目次
  1. プール熱(咽頭結膜熱)とは?流行時期は?
  2. プール熱(咽頭結膜熱)の症状
  3. プール熱(咽頭結膜熱)は子供だけ?大人もかかる?
  4. プール熱(咽頭結膜熱)の原因、潜伏期間は?
  5. プール熱(咽頭結膜熱)での受診の目安は?病院は何科?
  6. プール熱(咽頭結膜熱)にかかった時の治療法・対処法
  7. プール熱(咽頭結膜熱)の出席停止期間は?
  8. プール熱(咽頭結膜熱)の予防対策
  9. 夏風邪のプール熱(咽頭結膜熱)に注意しよう

プール熱(咽頭結膜熱)の出席停止期間は?

アデノウイルスは飛沫感染するので、プール熱になったら出席停止期間が必要です。発熱、のどの痛み、目の充血など、プール熱の主症状が治まってから2日間は出席してはいけない、と定められています。

登園や登校を再開するために治癒証明書や登園許可書などが必要になる場合もあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。出席停止期間は学校保健安全法で決められていることなので、出席のタイミングを自己判断してはいけません。学校や医師の診断に従いましょう(※2)。

出席停止期間が明けても、咳からは約2週間、便からは約30日間ウイルスの排出が続きます。登園や登校の際はマスクを着用させるなどして、二次感染を予防しましょう。

プール熱(咽頭結膜熱)の予防対策

プール熱(咽頭結膜熱)を予防するためには、日ごろから対策することが重要です。以下からプール熱の予防方法を見ていきましょう。

手洗いうがい

アデノウイルスは人の手を介して感染することが多いです。プール熱を予防するには、手洗いうがいを徹底しましょう。最近では大人のスマートフォンで子供が遊ぶこともありますね。スマートフォンは、外出に持ち出したり、テーブルに置いたりするので外のウイルスがたくさん付着しています。

スマートフォンを触ったら、小さな子供に触れる前に手洗いをしましょう。出先で手洗いできない場合には、次亜塩素酸ナトリウムが入った手指用の消毒スプレーを使ってみてくださいね。

感染しそうな場所へ行かない

プール熱が流行している時期に子供が多く集まるる場所に行くと、感染する可能性があります。園や学校は仕方ないですが休日に人がたくさんいる場所に行くのはなるべく避けましょう。

プールの後のケア

プールは水質管理をしているので安全だと言われていますが、念のためプールに行った後にしっかりシャワーを浴びたり、目を洗ったりしましょう。できれば早めに風呂に入り、石鹸で身体を洗えるといいですね。

マスクの着用

園や学校でプール熱が流行している時は、マスクを着用しましょう。マスクをすれば、飛沫感染を予防できます。自分の子供が周りの子供に感染させてしまうリスクも軽減できますよ。

(赤ちゃんにマスクはいつからOK?については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんにマスクはいつからOK?乳児には危険?効果的な風邪予防対策も!

家の中でできる対策

ドアノブや手すり、おもちゃなど、家族が頻繁に触る場所を消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムで消毒することも大切です。ドアノブやおもちゃにウイルスが付着していると、おもちゃなどに触れた手を口に含んで感染する可能性が高まります。

流行している時期は少しでも予防できるよう、特にこまめに消毒しましょう。手拭きタオルやバスタタオルなどタオルを共有しないことも、プール熱の感染を防ぐために重要なポイントです。

二次感染の予防をする

プール熱の症状が治っても、咳やくしゃみでは2週間程度、排便からは1ヶ月程度排出されます。二次感染を防ぐために、症状が治まっても1ヶ月程度は二次感染の予防をしましょう。

特に注意が必要なのは、赤ちゃんのオムツ交換です。オムツ交換をした時に、手や指を介して感染してしまう可能性があります。オムツ交換の後は、指先や爪の間など丁寧に洗いましょう。

夏風邪のプール熱(咽頭結膜熱)に注意しよう