プール熱(咽頭結膜熱)の症状とは?子供だけ?出席停止や予防対策についても!
プール熱(咽頭結膜熱)とは?子供だけ?大人もかかる?といった疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、症状・原因や、潜伏期間、受診の目安や、プール熱にかかった時の治療法・対処法、出席停止期間や、予防対策を細かく紹介します。
プール熱(咽頭結膜熱)とは?流行時期は?
プール熱(咽頭結膜熱)は、アデノウイルスが原因で、主に6月末から夏の間流行する風邪です(※1)。プールの水を介してすることが多いため、プール熱と呼ばれています。
1年中活動しているウイルスなので、夏以外の時期でも感染しないように注意が必要です。プール熱の特徴を以下から詳しく紹介しますので、子供の健康を守るため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(赤ちゃんの風邪については以下の記事も参考にしてみてください)
プール熱(咽頭結膜熱)の症状
子供の風邪の原因や症状は、なるべく正確に把握したいですね。プール熱の主な症状は発熱・目の赤み(結膜炎)・のどの痛み(咽頭痛)の3つです。鼻水やだるさ、食欲不振などを伴わないので、通常の風邪と簡単に見分けられるでしょう。以下からプール熱の症状についてより詳しく見ていきましょう。
発熱
潜伏期間を過ぎると、最初に発熱の症状が現れます。インフルエンザのように、急に38~39度の高熱が出るので、驚いでしまうママは多いでしょう(※1)。高熱は数日間~1週間ほど続きますし、時には40度以上の熱が出ることもあるので水分補給や子供の体力が落ちないよう注意深く看病してくださいね。
(発熱の原因については以下の記事も参考にしてみてください)
のどの痛み(咽頭痛)
発熱と同時にのどの突き当り(咽頭後壁)が真っ赤になったり、扁桃線に白い海が出たりする咽頭痛が現れると、アデノウイルスの感染が疑われます(※2)
食べ物や飲み物などを飲み込む時に痛みを感じるので、少しずつ水を飲ませるなどの工夫が必要です。咽頭痛が悪化するとリンパが腫れるなど重症化することがあるので、子供の喉の様子を毎日しっかり観察しましょう。少しでも異常があれば、医師に相談してくださいね。
(子供の扁桃炎の症状については以下の記事も参考にしてみてください)
目の赤み(結膜炎)
プール熱の時は、発熱と咽頭痛の症状が出た後、少し遅れて結膜炎になります。
結膜炎の症状は、充血・痛み・かゆみ・目ヤニ・涙が出る・まぶしさを感じるなどです。一般的な風邪にはない症状なので、結膜炎はプール熱を疑う基準の一つになると言われています(※2)。
プール熱(咽頭結膜熱)は子供だけ?大人もかかる?
プール熱(咽頭結膜熱)は、子供が感染しやすい病気ですが、大人にも感染する可能性も十分にあります。特に、免疫力の低い赤ちゃんや妊婦さんは感染しやすいので注意が必要です。
妊娠中にプール熱に感染し高熱が出ても影響はありません。また、母乳にウイルスが入ってしまうこともありません。ただ、妊娠中は免疫力が低下するのでプール熱に限らずさまざまなウイルスに感染しやすいです。妊婦さんは一度ウイルスに感染すると重症化してしまう可能性もあります。プール熱のような症状が現れた時は、産婦人科に相談してみましょう。
(妊娠初期に風邪薬を飲むのは危険については以下の記事も参考にしてみてください)
プール熱(咽頭結膜熱)の原因、潜伏期間は?
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