保育園と保育所の違いとは?意味は一緒?認可・認可外・認証の種類の違いも!

子供を預けたいと思い保育園について調べたときに、保育園と保育所の違いってなに?と疑問に思ったことはありませんか?保育園と保育所には違いがあるのでしょうか?今回は保育園・保育所の違いをはじめ、《認可》《認可外》《認証》など種類の違いについて説明します。

Contents
目次
  1. 保育園と保育所の違いは?
  2. 保育園と保育所の種類
  3. 保育園と保育所は呼び方が違うだけ!

保育園と保育所の違いは?

近年では「○○保育園」と名乗る保育園が多いですが、「保育園」の正式名称は「保育所」です。実際には「保育所」「保育園」と名乗る所は、どちらも同じ児童福祉法に記されている児童福祉施設であることに変わりはありません。(※1)

なぜ「○○保育園」と言われるのかというと「幼稚園」との違いを分かりやすくするために「保育園」という名称が使われ始めたと言われています。

保育園と保育所の種類

「保育園」と「保育所」は同じ意味ですが、保育所は《認可》《認可外》《認証》という3つの種類に分かれています。それぞれの特徴についてみていきましょう(※1)。

認可保育所

認可保育所とは、保護者が働いていたり、出産や病気など何らかの理由で乳児や幼児の保育ができない場合に、預けることができる施設です。また、同居している祖父母が乳児や幼児の保育が十分にできないと認められた場合も利用することができます。

対象年齢は0歳児~小学校就学前の乳児や幼児ですが、0歳児保育を実施していない保育所もあります。1日の保育時間は最大11時間で、延長保育を実施する保育所もあります。

入所の手続きは市町村で行われ、保育料は徴収所得に応じて市町村が設定することになっています。国や市町村からの公的補助があるため、所得にはよりますが、比較的安い保育料での入所が可能です。


保育所の様子をみてみたい場合は、地域子育て支援センターとして、育児相談や子育てサークル支援を行っているので足を運んでみてくださいね。一時預かりを実施している所もあるので、一度預けて子供の様子をみてみるのもよいでしょう。

(保育園の見学については以下の記事も参考にしてみてください)

保育園見学のポイント!予約は電話?質問すべき内容のチェックリストも!

認可外保育所

認可保育所が国の定めた保育所最低基準を満たしているのに対し、認可外保育所は面積などの施設基準を満たしていないため区別されています。

開設日数や保育時間などの決まりがないので、夜間の預かりやベビーホテル、一時保育など多様なニーズに応えることができます。施設基準には保育室、調理室、トイレの設置が最低限の数が義務づけられています。給食に関しては外部からの搬入はお弁当の持参が認められています。

入所したい場合は保護者と各施設で直接契約をすることになります。保育料に関しては、世帯の所得に関わらず施設が自由に設定できるので、認可保育所に比べ料金が高くなる傾向があります。保育所によっては公的補助を受けているので、保育料の補助があるかどうか直接尋ねてみましょう。

(保育園の費用については以下の記事も参考にしてみてください)

保育園の費用の平均はいくら?年収で変わる?計算例を世帯・子供の年齢別に紹介!

認証保育所

認証保育所は東京都内で保育所不足を解消するためにつくられた独自の制度です。0歳児保育を必ず実施することや、一人当たりの基準面積の規定が、認定保育所に比べ緩和されているなど、待機児童解消のために作られました。

認証保育所には、駅前に設置されている認証保育A型と、小規模で家庭的な保育を実施する認証保育B型の2種類に分かれています。保育時間は、二重保育を解消するために13時間以上と定められていて、認可保育所よりも長い時間開所されているという特徴があります。

保育料は施設が自由に設定できますが、東京都や区からの補助があるため、認可外保育所よりも料金を抑えられる場合が多いです。

(保育園に入れなくてお悩みの方は以下の記事も参考にしてみてください)

保育園に入れない…。仕事は退職する?育休延長は可能?保活を成功させるコツも!

保育園と保育所は呼び方が違うだけ!

保育園と保育所は同じ意味で使用されていて、呼び方が違うだけです。ただし保育所の中でも認可・認可外・認証の保育所があると覚えておきましょう。どの保育園に入ろうかな?と悩んだときは、まずは希望する園が認可・認可外・認証のどこにあたるのかを調べてみましょう。

認可・認可外・認証の保育所には、保育料の設定の仕方が違いますし、どのくらいの補助があるかも保育所にはよりますので、希望する保育所に問い合わせてみましょう。また、園によって様々な特徴的な保育サービスを提供しています。興味のある園の特徴を把握して、安心して子供を預けられるようにしておきましょうね。