テレビの子供への影響は?適切な時間や、依存症対策は?メリット・デメリットも!

この記事では、子供がテレビを見る《メリット》《デメリット》でテレビを見過ぎるとどんな影響があるのかをくわしく解説します。さらに、子供にテレビをみせる適切な時間や、テレビ依存症対策、親のテレビの見方も参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 子供がテレビを見過ぎるとどんな影響がある?
  2. 子供がテレビを見るメリット
  3. 子供がテレビを見るデメリット
  4. 子供のテレビの適切な時間は?依存症対策も!
  5. 子供のテレビ依存症を防ぐには親の見方も大切
  6. 子供がテレビを長時間見ないように親が注意しよう

自分で考える力が低下する

テレビからは、映像や音をともなった刺激の強い情報が、次から次に一方的に流れてきます。そのため、見ている間は受け身になりがちです。長時間見つづけていると、自分で考える時間をとることができず、思考力や想像力が低下するおそれがあります。

見る内容によっては暴力的になる

子供は、成長するために見たものを真似します。テレビは番組によっては、幼児には刺激が強すぎたり、暴力的な内容が含まれることがありますよね。このような内容を長時間見ると、それらを真似して問題のある行動をとりやすくなるという危険性が考えられます。

運動不足になる

テレビを見ている間は、ほとんど体を動かすことはありません。テレビを見る時間が長時間になればなるほど、別の活動に使う時間が減ってしまいます。特に幼児の場合は、運動の時間が減ることで身体の発達に悪影響が出やすいです。また、体を動かさないことでエネルギーがあまり、寝つきが悪くなってしまう場合もあります。

言葉の発達が遅れる

テレビは一方的に情報を見せてくれるだけなので、長時間の視聴は幼児の言葉の発達を遅らせてしまうおそれがあります。幼児が言葉を発達させていくのに重要だと言われていることは、ママやパパをはじめとする大人とのコミュニケーションです。子供と大人の間で双方向の言葉のキャッチボールを繰り返すことで、脳の発達が促されます。

(テレビの見過ぎが原因とも言われるサイレントベビーついては以下の記事も参考にしてみてください)

サイレントベビーとは?スマホが原因?赤ちゃんが見せる症状の特徴を紹介

子供のテレビの適切な時間は?依存症対策も!

テレビは、悪い視聴環境や長時間の視聴によって、子供にとってデメリットが大きくなってしまいます。しかし、育児においてテレビを一切排除しなければならないかというと、そうではありません。適切な見方をすれば、子供にとってのメリットを最大限活用することもできるのです。

ここからは、子供がテレビを見るのに適切な時間を含め、デメリットを減らすテレビの見方について見ていきましょう。なお、これらの見方はテレビ依存症を防ぐほか、既に依存症気味な子供にも役立ちます。

子供がテレビを見るのに適切な時間

子供がテレビを見るのに適切な時間は、1日あたり2時間までです。それ以上になると長時間の見過ぎとなり、発達への悪影響が考えられます。

なお、日本小児科医会では、2歳までの幼児のテレビの視聴は良くないとされています(※2)。ママやパパの育児環境によっては、まったくテレビなしにするのは難しい場合もあるかもしれません。できる範囲で2歳まではテレビは避け、コミュニケーションを大切にしてみましょう。

子供の生活時間をチェックしよう

子供の生活時間をチェックすることで時間の使い方が明確になり、テレビの見過ぎ予防に繋がります。子供が何時に何をしていたか、1週間分を記録してみましょう。そうすると、テレビを見ていた時間や親子のコミュニケーションに使った時間などを一目で把握することが可能です。

長時間のだらだらとしたテレビの見方は依存症に繋がりやすくなります。テレビの視聴時間が長いことが分かった場合は、テレビを減らして絵本を読む時間を増やすなど、時間の使い方を修正していきましょう。

部屋を明るくし、画面から離れて見るようにしよう

テレビによる眼精疲労や視力低下を防ぐためには、適切な環境で視聴することが大切です。部屋は電気をつけるなどして、明るくしておきましょう。また、テレビからできるだけ離れた場所から見るようにするのがおすすめです。

あらかじめルールを決めておこう

テレビを見るときのルールを決めておきましょう。例えば学校に通っている子供なら、宿題が終わってからなら見ても良い、特定の時間帯なら見ても良いというように、宿題などをする時間とテレビを見る時間をしっかり分けられるようなルールがおすすめです。

子供が見ても良い番組をあらかじめ決めておくことも役立ちます。デメリットについてでも紹介したように、番組内容によっては、刺激が強すぎるものや暴力的なものもあるからです。さらに、番組を決めておくことでだらだらとテレビを見過ぎることを予防できます。

幼児期のうちは親がしっかりと番組を選んでおき、成長にともなって徐々に子供本人の意見も加えて選ぶと良いでしょう。

(赤ちゃんへのテレビの影響については以下の記事も参考にしてみてください)