インフルエンザの予防接種は子供に必須?ワクチンの効果・副反応は?回数・時期・費用も!

インフルエンザの予防接種は子供に必須?という疑問をはじめ、ワクチンの効果、副反応を紹介します。回数・時期・費用、予防接種を受ける際の注意点やインフルエンザの予防接種を受けていた・受けていなかった人の【体験談】も紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. インフルエンザの予防接種は子供に必須?
  2. インフルエンザワクチンは効果ある?予防率は?
  3. インフルエンザの予防接種の回数・時期は?
  4. インフルエンザの予防接種の値段は?
  5. インフルエンザの予防接種受ける際の注意点!熱でもOK?
  6. インフルエンザの予防接種の副反応は?腫れなど
  7. インフルエンザの予防接種に関する体験談
  8. インフルエンザの予防接種を子供に受けさせよう

インフルエンザの予防接種は子供に必須?

赤ちゃんや子供がインフルエンザにかかると肺炎や脳炎など重症化します。インフルエンザ脳症によって後遺症が残ったり、死亡してしまうこともあるのです。予防接種でインフルエンザが予防できるのならば受けさせたいですよね。(※1)

しかし、中には病院に行く時間がなかったり、小さな子供を病院に連れて行くことで病気をもらってしまわないか心配したりしてしまうママもいますね。インフルエンザの予防接種は、絶対にしなければいけないのでしょうか?

予防接種には、法律に基づいて公費で行われる定期接種と、希望する人が各自で受ける任意接種があります。インフルエンザワクチンは高齢者のみが定期接種でワクチンをうつことになっています。ですから、赤ちゃんや子供に絶対に予防接種をさせなければいけない、というわけではありません。

ただ、インフルエンザは風邪と違い38℃以上の熱や関節の痛み、全身のだるさ、筋肉痛などの全身症状が急速に同時に見られます。子供にはかなり辛いですし、赤ちゃんや子供の場合は肺炎や急性脳炎などの重症な合併症を伴う場合があるので、予防接種を受けた方が安心です。

とはいえ、インフルエンザの予防接種が体質に合わない子供もいます。まずは医師に相談してみてくださいね。

(ロタウイルスの予防接種については以下の記事も参考にしてみてください)

ロタウイルスに予防接種は必要?受ける割合は?料金や、効果・副作についても!

インフルエンザワクチンは効果ある?予防率は?

インフルエンザは感染力や症状の強さが問題視されているのにワクチンが任意接種なので、インフルエンザワクチンに効果があるのか疑問に感じてしまうママは多いでしょう。中には、ワクチンを受けたのにインフルエンザにかかった経験があり、ワクチンの効果に不安を感じている人もいますね。以下からインフルエンザワクチンの効果や予防率について紹介します。

インフルエンザはインフルエンザウイルスが口や鼻から体の中に入ってきて、体の中で増殖することで感染します。次に、数日の潜伏期間を経て喉の痛みや発熱などの症状があらわれます。症状があらわれることを、発症と言います。ワクチンには、インフルエンザウイルスの感染を抑える力はありませんが、発症を抑える効果がある程度認められているのです。

厚生労働省が行っている『インフルエンザワクチンの効果に関する研究』によると、65歳以上の老人福祉施設・病院に入所している高齢者について34~35%の発病を阻止し、82%の老人の死亡を阻止する効果があったとされています(※2)。また、乳幼児に関しては20~50%の発症を阻止できたという報告もあります(※3)。

この研究結果の通り、インフルエンザワクチンはインフルエンザの発症を防ぐものではありません。しかし、発症を抑えるある程度の効果があることが分かります。

インフルエンザワクチンを接種したからと言って絶対に重症化や死亡をしない、ということではありません。しかし、子供も老人と同じく肺炎や脳症などの重い合併症をおこす確率が高いので重症化や死亡を防ぐ意味でインフルエンザワクチンを接種した方が良いでしょう。

赤ちゃんや子供をインフルエンザから守りたいのであれば、ワクチン接種に加えて周りの大人達が咳エチケットの徹底をしたり、手洗いうがいの習慣を身に着けさせたりすることも大切です。インフルエンザが流行している時期に人が多く集まる場所に行かないなどの配慮もできると良いですね。

(赤ちゃんに効果的な風邪対策については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんにマスクはいつからOK?乳児には危険?効果的な風邪予防対策も!

インフルエンザの予防接種の回数・時期は?

生後6ヶ月以上3歳未満1回0.25ml2回接種
3歳以上13歳未満1回0.5ml2回接種
13歳以上1回0.5ml1回接種

インフルエンザの予防接種は、年齢によって推奨されている接種量や注射の回数が異なります。以下から、厚生労働省の『インフルエンザQ&A』より、インフルエンザ予防接種の接種量と回数について詳しく紹介します(※4)。


原則的に、13歳以上の人は1回だけワクチンを接種することになっています。13歳以上なら、1回のワクチン接種で2回注射した時と同じくらいの抗体を作れる、という報告があるためです。

ただし、病気などが原因で著しく免疫が落ちていることが分かったら医師の判断で2回注射することになるケースもあるでしょう。

なお、12歳で1回目のインフルエンザワクチンを注射した場合、2回目の注射までに13歳になっていた時は予定通り2回接種を行って構いませんよ。

(麻疹風疹混合ワクチンの回数については以下の記事も参考にしてみてください)

麻疹風疹混合ワクチン(MR)とは?間隔・回数など接種時期は?値段についても!

インフルエンザの予防接種の値段は?

インフルエンザワクチンの接種は病気に対する治療ではないので保険が適用されません。原則的に全額自己負担になります。

仕入れ価格、仕入れメーカー、病院の立地や人件費などを考慮して病院やクリニックが自由に値段を決めることができるので、価格にはバラつきがあります。ただ、一般的には3,000円~5,000円、平均すると3,000円台後半でインフルエンザのワクチンを接種できることが多いですよ。

インフルエンザワクチンの価格は気候や税金の変動などによって毎年変わっているので、費用が気になる場合は1度病院に問い合わせてみてくださいね。中には料金を毎年据え置きにしている病院や、無料にしている病院もありますよ。