5歳児の夜泣きの原因は?病気なの?夜中に起きて暴れる夜驚症の対処法も

5歳児の夜泣きの原因は?病気なの?という疑問をはじめ、夜驚症の症状・原因などを紹介しています。夜驚症がひどくて夜中に起きて暴れるときの対処法も紹介していますので、5歳児の夜泣きに悩むママはこの記事をチェックしてみてくださいね。

Contents
目次
  1. 5歳児の夜泣きは夜驚症?症状は?
  2. 5歳児の夜泣きと違う夜驚症の原因は?
  3. 5歳児の夜驚症の対処法!夜中に起きて暴れるときは?
  4. 5歳児の夜泣き・夜驚症は落ち着いて対処しよう

5歳児の夜泣きは夜驚症?症状は?

夜驚症の症状を理解しておけば5歳児が睡眠中に突然起きて普段とは違う行動を起こしても、大人は落ち着いて行動できるでしょう。これから紹介する夜驚症の症状について、おさえておいてくださいね。

(子供の睡眠時間の理想については以下の記事も参考にしてみてください)

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夜驚症とは

5歳になっても夜泣きのような症状が現れることがあり、これを夜驚症(やきょうしょう)と呼びます。夜驚症は赤ちゃんの時の夜泣きとは別物で、眠りが深い状態で急に泣いたり叫んだりするのが特徴です。夜驚症は脳が部分的に起きているだけでほかの部分は眠っているため、落ち着かせようとしても子供に伝わらず反応がないのも特徴になります。(※1)

夜驚症は特別な病気ではなく、成長するに従って治まるものなので必要以上に心配する必要はありません。夜驚症の症状が出てもママやパパは冷静になり、症状が治まるまで見守ることが大切です。

パニックになる

夜驚症の症状として、寝ている時に突然起きてパニックになることがあります。子供は興奮してパニックになり、起き上がって泣き叫んだり何かに怯えているような激しい泣き方をしたり、というような症状が出る場合が多いです(※1)。夜驚症は、寝入ってから1~3時間の間に起こることが多いとされています。

起きて暴れる・歩き回る

起きて暴れたり、うろうろと歩き回るのも夜驚症の症状になります。ほかにも、寝ているところから飛び降りようとしたり、2階で寝ている時には階段をおりて行こうとしたりすることもあります。夜驚症の場合は子供は暴れている自覚がないので、ママやパパが声をかけてもやめることはしないでしょう。(※1)

そのため、部屋を出て行ったりぶつかりそうになることも考えられます。起きて暴れたり歩きまわったりする場合は危険がないように物をどかしたり、ドアを閉めて危険な行動をさせないように注意が必要です。

5歳児の夜泣きと違う夜驚症の原因は?

5歳児の夜泣きは赤ちゃんの夜泣きとは違うとすでに紹介しました。5歳児が夜中に暴れる原因がわかれば、事前に防ぐことができるかもしれません。ここからは夜驚症の原因を紹介しているので、詳しく見ていきましょう(※2)。

(子供の頭の汗は病気なのかどうかについては以下の記事も参考にしてみてください)

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ストレスや体調不良

5歳児がストレスを抱えていたり、体調がよくなかったりすることが原因で夜驚症の症状が出ることがあります。例えば日中にいつもとは違うところにでかけたり、保育園や幼稚園で楽しいイベントがあって遊び疲れてしまったりすることが原因の場合もあるでしょう。また、引っ越しなどで生活環境が変わったり、友達関係がうまく築けていないことも原因になることがあります。

いつもよりも元気がなかったり、怒りっぽくなっている時はストレスが溜まっているか、または体調が良くないのかもしれません。子供のことを日々観察し、ストレスが溜まっていたり具合が悪そうにしている場合は話を聞いてあげたり、こまめに声をかけてあげましょう。子供の心をくみ取ってあげることで、夜驚症の症状が落ち着くかもしれませんね。

刺激を受けた

たくさん脳に刺激を受けたことが原因の場合もあります。夜驚症の多くは心理的なことが原因で引き起こされていると言われており、小さな出来事でも子供にとっては大きな刺激になることもあるでしょう。例えば激しく怒られたり、テレビなどに映る事故や事件の映像も子供には恐怖の刺激として残ります。

また恐怖を感じる刺激とは反対に、楽しいことも刺激となって子供の脳に残るでしょう。初めて飛行機に乗った時や初めて家族で旅行に行った時の夜など、夜驚症の症状が出た時には日中に受けた刺激が原因と考えて良いですね。

しかしこれらの刺激は日常生活で避けられない刺激でもあり、これらの刺激が原因で夜驚症の症状が出ても一時的なものになります。夜驚症を心配し過ぎて日中の行動を過度に制限する必要はないので、安心してくださいね。

脳が十分に発達していない

夜驚症は脳が十分に発達していないことが原因とも言われています。赤ちゃんに起こる夜泣きは浅い眠りの時に起こりますが、夜驚症は深い睡眠の時に起こります。子供の脳は大人ほど発達しておらず、深い睡眠時にも興奮状態になってしまうことがあるのです。そうすると完全に目覚めることができずに、脳の一部分だけが起きた状態になります。

それによって睡眠中に突然起きてパニックを起こしたり、泣き叫んだりしてしまうのです。