基礎体温の平均は?正常値は?グラフで妊娠しやすい体温を知ろう!
【医師監修】妊活中に基礎体温を正しく管理することは重要なことです。ただ数値だけで説明されたり覚えても、なんとなくわかりづらかったり、体温の平均も把握しにくいです。そこで数値とグラフを用いて視覚的に基礎体温の平均や正常値を把握し、今後の妊活に大いに役立てていきましょう。
(高温期については以下の記事も参考にしてみてください)
基礎体温の低温期と平均は?
低温期の平均温度は36.2~36.7℃くらいです。低温期になるのは生理開始から次回排卵日まで。この期間には子宮内膜を厚くする作用がある卵胞ホルモン(エストロゲン)と呼ばれるホルモンが分泌されます。(※3)
基礎体温の平均を計算してみましょう!
基礎体温を計ることで自分の状態を把握することができますが、ただ測っているだけでは排卵日を予測することができません。測った基礎体温をグラフにすれば簡単に排卵日の予測ができるようになりますよ。
排卵日は最低体温日の1日前から2日後までの4日間である場合が多く、特に可能性が高いのは最低体温日の翌日です。最低体温日は低温期の終わりに最も基礎体温が下がる日。グラフにすればこの最低体温日が一目でわかるので、排卵日が予測できるのです。
排卵日がわかれば妊娠しやすい時期の予測もできます。妊娠を希望されているかたは、基礎体温の記録をはじめてみるとよいでしょう。
基礎体温の平均をグラフでみてみましょう!
基礎体温をグラフにしたら次は何を確認すればよいのでしょうか。まずチェックするのは高温期と低温期が二相になっていることです。
その他に、高温期では熱が途中で下がることなく10日以上続いていること。低温期から高温期には3日以内に移っていくこと。低温期より高温期の基礎体温が0.3℃以上高いこと。以上の条件がクリアできていれば、正常の範囲であるといえます。
カズヤ先生
産婦人科
高温相が短い場合は、黄体機能不全の可能性もあります。
これは、排卵後の黄体から放出されるプロゲステロンの分泌期間が短いために起こるもので、着床不全などの原因にもなります。
場合によっては黄体ホルモン剤の補充が必要なときもあります。
理想的な基礎体温
基礎体温表って、体質を見るのに、結構役立ちます。理想的な形は↓こんな感じです。低温期と高温期の二層に分かれていて、低温期から高温期への移行期間が長くても3日以内、生理の初日に体温が下がる、等々いくつかポイントがあります。 pic.twitter.com/NPWCj6SiRT
— 漢方草庵 泰山堂 (@taizantaizan) September 14, 2017
このようにグラフで見て二相となっている体温表は正常で理想的な基礎体温です。グラフを目安にすれば排卵期を予測しやすく妊娠できる可能性が上がります。多少のずれがあったとしてもおおよその形が正常なグラフに似ていれば問題ありません。
基礎体温の平均をグラフでみる意味
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