赤ちゃんが寄り目になる・白目をむく原因は?斜視の種類では注意が必要!
新生児や赤ちゃんをお世話にしていると、寄り目になっていたり、白目をむいていてビックリすることがあります。ここでは、新生児や赤ちゃんの寄り目や白目の原因や、病気や障害の可能性、いつまで様子を見るべきかについてご紹介します。
赤ちゃんの白目の様子がいつもと違う気がする…不安になった時は、まず症状をしっかりチェックし緊急性があるかを判断しましょう。
新生児の瞳が青白く見える場合
白目は強膜という膜に覆われています。新生児はこの膜が薄く、内側にあるブドウ膜という膜が透けて見える場合があるでしょう。この場合、赤ちゃんの瞳が青白く見えることがあります。いつまで青白く見えるかは個人差が大きいので、成長を見守りましょう。ただし先天的な異常により強膜が薄い場合もあるため、気になるときは乳児検診の際に相談しましょう。
新生児の白目に充血や黒い斑点のような物が見える場合
こちらも白目の下にある脈絡膜という膜の色素が透けて見えているだけなので心配はありません。また意外かもしれませんが、白目にもほくろができます。視力に影響が出るようなことはないのでほくろだった場合も心配はありません。
新生児の白目が黄色っぽく見える場合
新生児の白目が黄色く見えるのは「生理的黄疸」「母乳性黄疸」のどちらかが考えられます。「生理的黄疸」は生後2日~10日ぐらいまで続くことがありますが、新生児の9割以上におこる症状なのでほとんど心配はありません。黄疸の数値が高い場合は、紫外線療法などの治療が行われる場合があります。
「母乳性黄疸」は完全母乳の赤ちゃんに多く見られる症状で、生後10日を過ぎても黄疸の症状が続くでしょう。1ヶ月ほどで落ち着く場合が多いです。いつまでも症状が続く場合は、1ヶ月健診で医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。(※2)
(新生児黄疸については以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃんの寄り目や白目は、まずは様子を見ましょう
赤ちゃんの寄り目や白目についてご紹介してきましたが、心配のいらない場合がほとんどです。成長するにつれて気にならなくなっていくでしょう。慣れない育児で心配なことも多くなりますが、赤ちゃんが元気な様子ならまずは落ち着いて様子を見るようにしましょう。
ただし硬直や反り返りが伴ったりあきらかに様子がおかしい場合は、早めに受診をして適切な治療を受けるようにしてください。
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