基礎体温がガタガタ…!原因や改善する方法は?ガタガタでも妊娠できる?
【医師監修】妊活中の多くの女性が基礎体温を測定しています。「基礎体温がガタガタで自分は妊娠できるの?」「基礎体温のガタガタを整える方法が分からない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は、基礎体温が不安定になる原因やその改善法などについてご説明します。
リエ先生
産婦人科医
基礎体温が一相性でも、前月や翌月は二相性になっているということはよくあります。月経周期はストレス等の影響を受けやすいため、まずは2,3か月基礎体温を測ってましょう。
基礎体温がガタガタになる原因【身体の冷え】
身体の冷えによって卵巣や子宮への血液が不足すると、機能が低下して生理不順が起こりやすくなります。この状態が慢性化した場合、不妊の原因にもなりかねません。また、身体が冷えると「基礎体温が全体的に低い」「高温期に基礎体温が上がりきらない」といった問題も起こります。こういった場合、妊娠初期であってもそれに気付くことは非常に困難です。
基礎体温がガタガタになる原因【自律神経の乱れ】
自律神経が乱れることで、基礎体温が安定しなくなるケースも多くみられます。自律神経が乱れると血行不良や体の冷えに繋がり、低体温になりがちです。また、自律神経の乱れによって女性ホルモンの分泌が不十分になり「無排卵月経」「生理不順」といった不調に陥っている方も少なくありません。
基礎体温がガタガタになる原因【プロラクチン値が高い】
「プロラクチン」は脳下垂体前葉から分泌されるホルモンで、主に「乳汁の分泌」「排卵の抑制」「妊娠の維持」といった作用を持っています。プロラクチン値が高くなると、排卵が抑制されるために基礎体温がガタガタになってしまうこともあるので注意が必要です。
また、プロラクチン値が高くなりすぎると「高プロラクチン血症」を引き起こします。症状には「生理が年に数回しかこない」「排卵が起こらない」といったものがあり、最終的には不妊の状態を招くこともある病気です。妊娠を希望している場合は、早急に治療しなければなりません。
基礎体温がガタガタになる原因【基礎体温が正しく計測できていない】
基礎体温が正しく計測できていない場合にも、基礎体温のグラフがガタガタになることがあります。基礎体温を正しく計測するためには「できるだけ毎日同じ時間に測る」「起床後身体を動かす前に測る」といったことに注意しましょう。また、婦人体温計は舌の裏側に当ててしっかりくわえ、計測中に外れないように気を付けてくださいね。(※3)
リエ先生
産婦人科医
基礎体温は測り方を誤るときちんとしたグラフになりません。測り方が正しいにも関わらず、グラフに低温相と高温相がない場合には無排卵が考えられます。
(基礎体温の計測については以下の記事も参考にしてみてください)
基礎体温のガタガタを整えるには
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