赤ちゃんが泣きやまない!対処はどうしたら良い?病気が原因の場合も?

【医師監修】赤ちゃんは泣くのが仕事です。特に新生児はよく泣きます。泣くことは元気な証拠です。しかし、時には泣きやまない赤ちゃんを見て途方にくれることもあるのではないでしょうか?今回は新生児が泣きやまない原因とその対処法、病気の可能性などを説明していきます。

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専門家監修
マキ先生
国立大学医学部卒業。11年目の小児科医。現在は子供を3人育てながらフルタイム勤務医をしています。日々、頑張るママたちや子供たちの心に寄り添える診療を心がけています。 本職の都合上、・・・
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Contents
目次
  1. 新生児の赤ちゃんが泣きやまない!
  2. 新生児の赤ちゃんが泣きやまない原因は?
  3. 新生児の赤ちゃんが泣く、泣きやまない理由
  4. 新生児の赤ちゃんが泣くのは病気かも?!
  5. 泣く赤ちゃんを放置するとどうなる?
  6. 泣く赤ちゃんを無理に泣きやませようとしたら?
  7. 新生児の赤ちゃんが泣く時は落ち着いて
  8. 新生児が泣く理由をあまり追求しないことも大切

新生児の赤ちゃんが泣きやまない理由【汗をかいている】

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ体温調節機能が未熟です。部屋の温度が高すぎたり低すぎたりすると不快に感じて泣くことがあります。暑さや、それによる汗が不快で泣きやまないこともあります。赤ちゃんは体温が高いので、過剰に厚着させることはやめましょう。「大人と同じくらい」か「一枚薄着」が基本です。

部屋の中では、クーラーや扇風機が直接あたらないように気をつけましょう。部屋の温度は、夏は25〜27度、冬は20〜23度を目安です。仰向けになると背中に汗が溜まって、その不快さから、寝ないこともあります。背中にガーゼなどを敷いておくと効果的です。

新生児の赤ちゃんが泣きやまない理由【お腹が張っている】

新生児はげっぷやおならを上手に出すことができません。授乳後にげっぷを出せるように背中を軽く叩いてあげるのが基本ですが、赤ちゃんによっては、うまく出せません。腸の動きがまだ弱い赤ちゃんは、ガスがお腹にたまってしまうと、気持ち悪くて泣くことがあります。こんな時はお腹がパンパンに張っていることが多いです。軽く触って確認してみましょう。

お腹が不快で泣き出してしまった時には、ガスを出すためのマッサージをしてあげるのがおすすめです。赤ちゃんを寝かせたまま両足をもち足をお腹にくっつけるように屈伸運動をしてあげます。そうすると腸が動きガスが出やすくなります。または赤ちゃんのお腹の上で「の」の字マッサージをしてあげると良いでしょう。

新生児の赤ちゃんが泣きやまない理由【寂しい】

赤ちゃんは、10か月間ママのお腹の中でママの鼓動を感じながら過ごします。生まれてくると赤ちゃんの周りの環境はがらりと変わってしまいます。今まで子宮の中でママと密着して過ごしていたのが、お腹の中ほどママのぬくもりも感じれません。そうすると不安になり泣き出してしまうことがあるようです。

「お腹も空いていない」「うんちもおしっこもしていない」のに寝ない、泣き止まない。そんな時は、「寂しさ」が原因であることが多いです。ママやパパがたくさん抱っこして安心させてあげましょう。

ずっと抱っこしているのは、ママも疲れます。もし、ママも眠れなくて辛かったら、おくるみで赤ちゃんを包んで抱っこしてみてください。おくるみにママのぬくもりや匂いがうつっていると、寝た後にベットに置いても泣かずに寝てくれることがあります。赤ちゃんを抱いたまま寝てみるのもいいでしょう。

新生児の赤ちゃんが泣きやまない理由【黄昏泣き】

夕方の時間帯になるとぐずぐず泣き出す新生児もいます。これを「黄昏(たそがれ)泣き」と言います。別名「3ヶ月コリック」「夕暮れ泣き」とも言われ、生後3ヶ月頃に起こることが多いです。毎日夕方になるとぐずぐずしだすなと感じたら、この黄昏泣きの可能性が高いでしょう。

黄昏泣きの原因は解明されていません。忙しい夕方に泣かれては、ママも困ってしまいます。「黄昏泣きが始まった」と感じたら、夕飯の下ごしらえなどは日中のうちにしてしまいましょう。夕方の黄昏泣きで、家事はおろか赤ちゃんをお風呂に入れることすらできないなんてこともあります。

そんな時はお風呂も日中のうちに入れてしまうといいでしょう。早め早めに行動することでイライラをなるべく減らしながら赤ちゃんのお世話ができるようになります。

新生児の赤ちゃんが泣くのは病気かも?!