排卵日前後のイライラの原因と対処法!毎月だとPMSの可能性も?

【医師監修】なんだかイライラするなと思った時、排卵日前後だったことはありませんか?排卵とイライラにどんな関係があるのでしょう。またそのイライラや不調はPMSの可能性もあるかもしれません。今回は排卵日前後におこるイライラや不調、PMSとの関係を解説します。

専門家監修 | 内科医 増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。...
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。2018年4月までカリブ海の病院にて診療に当たっていましたが、現在は子育てに専念するためNYにて主婦をしています。自分が子供を産んだ経験も踏まえたアドバイスを心がけています。

目次

  1. イライラすると思ったら排卵日だった!
  2. そもそも排卵とは?
  3. 排卵日前後のイライラや不快な症状を改善するには?
  4. 排卵の目安にしよう!
  5. そのイライラはPMS(月経前症候群)の可能性も!
  6. イライラしてもポジティブに!

イライラすると思ったら排卵日だった!

生理前に頭痛やイライラなどの不快な症状が起こる女性は多いですが、生理前ではないのに不快な症状が出る時、実は排卵日前後ではないですか?定期的に頭痛やイライラが起こる方は、メモしたり、カレンダーに印をつけたりして不調の管理をしてみると意外にもペースがあるかもしれません。

そもそも排卵とは?

「排卵」とは卵子が卵巣から飛び出すことを言います。飛び出したその日が「排卵日」です。その飛び出した卵子が精子と受精することなく、子宮内膜へ移動後着床をしないと子宮内膜が剥がれて体外へ出ます。これが「生理」です。

では排卵は一体いつしているのでしょうか?また、体の中では何が起こっているのでしょうか?なぜ排卵日前後に不調がでるのでしょうか?自分の体に起こっている排卵という現象をしっかり理解しましょう。

排卵日っていつ?

一般的な考え方として浸透しているオギノ理論の計算方法では、次の生理の14日前頃に排卵をすると言われています。しかし、これではそれぞれの生理周期によって排卵日の予測が変わりますし、排卵期の自覚症状がない方や生理不順の方は生理が来てから排卵日の自覚をすることになってしまいます。

そこで、確かな排卵日をする方法としては基礎体温が有効だと考えられています。基礎体温は、生理から「低温期」に入り、一度ガクッと体温が下がります。その時が排卵日と言われ、そこから今度は体温が上がっていき「高温期」へ移行し、また下がると生理が始まることの繰り返しです。

2~3ヶ月繰り返し基礎体温を付けると低温期から高温期へ変わるタイミングを予測することができるようになり、排卵日を把握しやすくなります。(※1)

イライラするのは排卵日前後かも!

基礎体温を付けている人はイライラや頭痛などの不快な症状も体温表にメモしてみると、意外と排卵日前後に不調が偏っていることがあります。基礎体温を付けていない人も、不調があった日と生理開始日をメモし照らし合わせてみると、不調が生理開始より2週間前頃に起こっていたら、排卵による不調だったとわかります。

排卵日前後にイライラする以外の不調

排卵日前後に「イライラする」以外の不調として下記のような症状が現れることがあります。

●頭痛
●下腹部痛
●胸の張り
●腰痛
●下痢

他にも涙もろくなる、吐き気など人によって様々な症状が出ます。

増田陽子

内科医

急激に甘い物や油っこいものなど特定の物が食べたくなる人も多くなります。

排卵日前後に現れるイライラや不調の原因

女性は「月経期」「卵胞期」「排卵期」「黄体期」の4つ期間を生理周期中に迎えます。卵胞期にははエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が次第に増え、ピークになると「排卵」が起こります。排卵後は黄体期に入り、今度はプロゲステロン(黄体ホルモン)がたくさん分泌されます。

排卵日前後にイライラしたり不調になるの原因は完全には分かっていませんが、こうしたエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの分泌バランスの変動が主な原因とされています。

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