排卵検査薬の使い方!正しいタイミングで妊娠しやすい時期を見極めよう!

【医師監修】排卵検査薬は、妊活には欠かせない検査薬です。排卵検査薬の使い方や注意点、購入方法などについて、ドクターの助言を交えて説明します。妊活を始める方は排卵検査薬を活用して正しいタイミングを知り、妊娠しやすい時期を見極めましょう。ぜひ参考にしてください。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 排卵検査薬とは?
  2. 排卵検査薬の使い方
  3. 排卵検査薬のベストな使い方は?
  4. 排卵検査薬の使い方で注意すること
  5. 排卵検査薬はどこで買う?
  6. 正しい使い方で妊娠にベストなタイミングを知ろう

排卵検査薬とは?

排卵検査薬とは、検査キットに尿を染み込ませて、尿に含まれる成分から排卵の兆候を予測するものです。排卵直前になると、黄体形成ホルモン(LH)という排卵を促すホルモンが急増します。これを検知することによって、排卵日を予測することができます。

日本製の排卵検査薬では「ドゥーテスト」「ハイテスターH」「チェックワンH」、海外製では「ワンステップ」「クリアブルー」などの商品が知られています。自分に合ったものを見つけて、妊活に役立てましょう。

(クリアブルーなど排卵検査薬については以下の記事も参考にしてください)

排卵検査薬で妊娠しやすいタイミングを知ろう!いつから使う?陽性が出たら?

排卵検査薬の使い方

排卵検査薬の具体的な使い方について紹介します。排卵検査薬メーカーによっては多少細かな使い方が変わってくる場合もあるため、商品の説明書やHPもきちんとチェックするようにしましょう。また、検査結果の見方を画像で解説してくれるHPもあります。ぜひ有効活用しましょう。

排卵検査薬の基本的な使い方

排卵検査薬の基本的な使い方を画像を基に紹介します。画像はワンステップという排卵検査薬です。ワンステップではまず、清潔な入れ物に尿を採り、排卵検査薬をMAXの線までしっかりと浸します。時間は約3~5秒です。ティッシュやペーパータオルなどの乾燥した平らな場所に置き、5分以内に反応をチェックしましょう。

ワンステップの場合は、検査が正しく行われたことを示すコントロールラインと、結果を示すテスト結果ラインの両方に反応が出ていれば陽性です。コントロールラインのみであれば陰性ということになります。どちらも出ていない場合は、正しく検査できていなかった可能性があるでしょう。

女性(妊活経験有)

35歳

排卵検査薬だけでは排卵日の特定や、排卵済みを把握するのは難しいです。基礎体温と併用した方がわかりやすいです。妊娠検査薬とは違い、少なからずコントロールラインが出るのでその濃さで見分けるのは至難の技だと思います。

スティックタイプの使い方

スティックタイプの使い方は次のようになります。スティックタイプは直接尿かけて検査することができます。画像はクリアブルーという商品です。クリアブルーは妊娠検査薬も人気の商品です。

排卵検査薬の尿を吸収させる部分に、3秒ほど尿をかけます。その後、吸収する部分を下に向けたままふたを閉めて、水平な場所に置きましょう。1分後に結果を確認することができます。クリアブルーデジタルは顔のマークが出ていれば陽性です。

クリアブルーもワンステップなどの紙タイプと同じように、採取した尿に吸収させる部分を浸しても大丈夫です。その場合は5秒ほど浸すようにしましょう。

毎日同じ時間帯に使用する

毎日同じ時間帯に使用しましょう。時間は10~20時の間で同じ時間に排卵検査薬を使います。異なる時間だと正しい予測ができません。また、朝起きて一番の尿は採取しないようにしましょう。濃度が濃く、正しい結果が得られません。

続けて排卵検査薬を使うことと同時に、おりものの変化にも着目してみましょう。排卵日直前はさらっとしていますが、排卵後には粘り気のある状態になります。継続して注意しましょう。

確実に調べたいなら1日2回の検査が必要

排卵日を確実に調べたいなら1日2回の検査が必要です。検査時間を10~12時間間隔をあけて、1日2回排卵検査薬を使用してみましょう。例えば、朝10時と夜20時などです。1日に2回調べることで、LHサージ(黄体形成ホルモンが急増すること)を確実に把握することができます。

基礎体温計もセットが賢い使い方

基礎体温計もセットが賢い使い方です。妊活において基礎体温計は必須アイテムです。基礎体温は、排卵直前に下がり、排卵後に上がるとされています。排卵検査薬と併用することで、さらに排卵日予測の確実性が増すでしょう。