赤ちゃん・新生児がミルクや母乳を吐いてしまう!原因と対処法は?
【医師監修】赤ちゃん・新生児がミルクを嘔吐してしまったら不安になりますよね。でも、ほとんどの嘔吐は心配することではありません。ここでは、赤ちゃん・新生児がミルクを吐く原因、吐き戻しによる病気の可能性、吐くことの対処法や吐き戻しの予防などについてご紹介したいと思います。
3.吐き戻しの対処法【感染症】
嘔吐物には、感染源である病原菌が含まれている場合もあります。感染症対策のため、吐いたものを片付ける時には必ず使い捨てのビニール手袋やエプロンを身に着けて、感染症を防ぎましょう。
また、嘔吐物がついた衣類はすぐに塩素系の洗剤や消毒液で予洗い・つけおきをして洗濯してください。嘔吐物がついた場所が床などの場合は、アルコールでしっかりと消毒をしましょう。
保田 典子
小児科医
ノロウイルスやロタウイルスなどの感染性胃腸炎をアルコールで完全に消毒することはできません。次亜塩素酸水などの塩素系で掃除しましょう。
4.吐き戻しの対処法【嘔吐物が手についてしまったら?】
赤ちゃんの嘔吐物が手についてしまったら、感染症対策のためにすぐに石鹸で手を洗いましょう。手を洗う時には、指と指の間、指と爪の間、手首まで丁寧に洗ってください。
5.吐き戻しの対処法【嘔吐物が普段と違う】
もし嘔吐物が黄色や茶色、緑色であるなど、普段と違う色の場合には、腸閉塞などの病気の可能性が高いです(※3)。こういった時は赤ちゃんの症状がおさまるまで無理に動かさず、体調が落ち着いたらすぐに病院で診察を受けてください。
6.吐き戻しの対処法【口や喉を確認】
もし嘔吐物が口や喉につまってしまったら、最悪の場合は窒息して死亡してしまいます。窒息対策のためにも、赤ちゃんが吐いた後は口の中や喉の奥に嘔吐物が残っていないかしっかりと確認してください。
赤ちゃん・新生児が吐くのを防ぐためには
ここでは、赤ちゃんが吐いてしまわないための対策をご紹介します。個人差もあるので、全ての赤ちゃんに当てはまるわけではありませんが、嘔吐を防ぐ対策として参考にしてみて下さい。
1.ミルクの吐き戻しを防ぐ【量の調整】
赤ちゃんの胃や腸はまだ未発達です。そのため、ミルクや母乳の量を調節するだけで赤ちゃんが吐き戻す回数が減ることも多いです。母乳の場合、授乳量が分かりにくいため授乳時間を目安にすると良いでしょう。
ミルクの場合は、赤ちゃんの年齢や体重によって既定の分量を飲ませ、飲み終わった後もまだ赤ちゃんがミルクを欲しがるようであれば、少しずつ追加してミルクを与えるようにしましょう。
保田 典子
小児科医
量の調整で赤ちゃんがミルクを吐かなくなるケースは多いですが、それだとミルクが足りなくて泣いてしまう場合もあります。吐くパターンが分かり、慣れてきたら「吐くけど満足するまで飲ませてあげる」という選択肢もありますよ。
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