赤ちゃん・新生児がミルクや母乳を吐いてしまう!原因と対処法は?
【医師監修】赤ちゃん・新生児がミルクを嘔吐してしまったら不安になりますよね。でも、ほとんどの嘔吐は心配することではありません。ここでは、赤ちゃん・新生児がミルクを吐く原因、吐き戻しによる病気の可能性、吐くことの対処法や吐き戻しの予防などについてご紹介したいと思います。
3.赤ちゃん・新生児が吐く原因【ゲップ】
大人と赤ちゃんは、口の構造も異なっています。新生児は、空気の通り道とつながっている喉頭(こうとう)という部分が大人より高い位置にあり、気管と食道が分離されています。そのため、赤ちゃんはミルクを飲みながら息をすることができ、赤ちゃんがミルクや母乳を長い間飲み続けることができるのです。
しかし、ミルクと一緒に空気もたくさん吸ってしまうので、ミルクを飲み終わった後はゲップをさせてあげなくてはいけません。ゲップをしたと同時にミルクを吐いてしまうのもよく起こる嘔吐です。
4.赤ちゃん・新生児が吐く原因【体勢】
赤ちゃんの胃は大人と大きく異なり、胃の入口部分が締まっていません。そのため、授乳後すぐに新生児を横にして寝かせたり体を急激に動かしたりすると、胃に負荷がかかり、母乳・ミルクを吐き戻すことが多いです。
赤ちゃん・新生児が噴水のようにミルクを吐き戻したら?
赤ちゃんが吐くことはよくあることなので、それほど心配する必要はありません。しかし、何度も続けて吐いたり勢いよくミルクを吐いたりした時は、病気が原因で嘔吐している可能性も考えられます。
1.噴水のように嘔吐【状態】
赤ちゃんが「噴水のように吐く」という表現を目にする機会が多いと思いますが、「噴水のように」とは具体的にどのような状態なのでしょうか。「噴水のように」とは、例えばシンガポールにあるマーライオンのような感じで勢いよくドバーっと吐くことを意味します。
2.噴水のように嘔吐【幽門狭窄症とは】
幽門狭窄症(ゆうもんきょうさくしょう)とは、生後2週間~2ヶ月の間の新生児がなる期間限定型の病気です。男の子に多く、300~900人に1人が発症すると言われています。第一子がかかりやすいという特徴もありますが、女の子や第二子以降の新生児でも全くかからないというわけではありません。(※1)(※2)
幽門狭窄症を発症すると、胃の出口である幽門という部分が狭くなり、母乳やミルクが胃から腸にうまく流れていかなくなります。そのため胃から口に母乳やミルクが逆流しやすくなるので、母乳やミルクを噴水のように勢いよく口から吐き出してしまうのです。
3.噴水のように嘔吐【幽門狭窄症の原因】
残念ながら、幽門狭窄症の原因はまだよく分かっていません。「胃が損傷を受け、幽門に傷がつくことで異常に厚くなってしまうことが原因では」など、いろいろな説が唱えられている状態です。
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